
喫茶店で一息つく。
選択した喫茶店が、寒さに負けて入ったところなので
特筆するべき点は見つからず。
残念ながらここでのお勧めフラグは立たず。
その後、上野まで更に歩を進める。
上野への途中、不忍の池をかすめて歩く。
何気なく通った記憶がある池であるが、
その日の姿はまったく別の姿を見せていた。
ところどころ湖面が凍っており、その上をカモが
楽しそうに歩いている。
東京とは思えない長い影を作り出す陽の光のしたで、
一直線に伸びた茶色いハスの茎が、
意思をもって直立しているように感じられる。
暖かい光を、可能な限り近くで浴びたいかのように・・。
何年振りかに徘徊する上野は、
駅からしてその様子が変化していた。
アメ横は相変わらずであるが、
北海道の市場を知るものとしては、
それほどのものめずらしさを感じず。
逆に、怪しげな洋服を売っている店が、
中国の路地に無数に出店されていた露店に近いものを感じ、
なんとも言えない懐かしさを感じたのが不思議ではあった。
上野駅に来ると思い出すのが、
前の車(テラノ)が車上荒しにあった事である。
温泉を予約した日の数日前に、後部座席の窓ガラスが割られ
車の中が物色された。
ナビとカーステを引き剥がして持ち去ろうとした形跡があったのであるが、
結局断念したらしく、車内はめちゃくちゃであった。
結局は数枚のCDと12連装チェンジャーのマガジンをCDごと持ち去られた程度の被害で済んだが、
車の修理に10日程度取られててしまった。
その際に、仕方なく電車を使って群馬方面に旅立った時に使った駅として古い上野駅の印象が私の脳裏に焼き付いているのであった。
私が乗る車を代えたのと同じく、近代的な様相を手に入れた上野駅。
過去の嫌な思い出は忘れる時期を迎えたのかも知れない。
そんなことを考えながら、帰路につくのであった。
Posted at 2006/01/30 22:57:50 | |
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