うー、昨日はビールとワインを飲みながら午前0時半までどんちゃん騒ぎでした・・・。
楽しかったけど疲れました(笑)。
さて昨日ですが、朝から担当代理にメールを打って、午前10時まで打ち合わせが続いているため電話に出ることができないのでそれ以降にマネージャーに電話してくれと伝えて欲しいと連絡し、それから出勤しました。
この日の午前中の打ち合わせは、最初の打ち合わせが午前7時半から午前9時まで、その後午前9時半から午前10時まで別の打ち合わせとなっていました。
最初の打ち合わせが終わり、オフィスに戻ってきたのが午前9時15分くらいです。
オフィスに戻ると、秘書がポルシェから電話があって電話を掛け直して欲しいと言っていたと伝言を伝えてきました。
メモに書いてある名前を見て担当代理だと勘違いした私は、何かまたあったのかと思いメモに書いてある番号にすぐさま電話しました。
電話は昨日とは打って変わってすぐに繋がり、担当代理の声と思われる声が聞こえてきました。
私:「えっと、uraranです。」
相手:「おー、uraran。xxxです。やっと話ができましたね。」
私:「いやー、昨日も電話をもらったんだけど、忙しくて出れなくて申し訳なかったです。」
相手:「いや、私もまた午後に改めで電話差し上げようと思ってたのですが、忙しくて連絡できず申し訳ありません。」
あれ?何かちょっと変だぞ。
と、ここで気付く私。
私:「あのー、すみませんが、もしかしてxxxx (担当代理)のボスのマネージャーさんですか?」
相手:「そうです。Brand Managerのxxxです。」
同じような名前の綴りで似たような発音ですが、よくメモを見ると1文字違いの違う名前だったようです。
私:「あ、それは失礼しました。確かにようやくお話出来ましたね。何度も電話させてしまって申し訳ありません。」
マネージャー:「いや、忙しいのはいいことですよ。」
マネージャー:「ところで、xxxxから聞いたと思いますが・・・。」
お、来たか。
(意味もなく背筋が伸び、姿勢が良くなる私。)
私:「はい、レーシングイエローの糸が見つかったと聞いています。どうもありがとうございました。」
マネージャー:「いやあ、ドイツからしか情報が入らないので、いろいろと情報が変わってしまい申し訳有りませんでした。」
私:「いえいえ、見つかったことを連絡してくれたことには非常に感謝してます。」
↑
これは本心。
わざわざ報告しないで放っておけばオリジナルオーダーより高くなった911を売れたのに、それをわざわざ伝えてくれたのですからそこは本当に感謝なのです。
マネージャー:「とんでもありません。今回は本当に情報が度々変更になり、ご迷惑をおかけしました。」
マネージャー:「ところでオリジナルに戻すことも可能なわけですが、どうなさいますか?」
私:「あ、それでしたら昨日すでにオリジナルの契約書に手書きでマークアップしたものをxxxxにメールで送ってます。結論から言うと、黒内装にレーシングイエローのステッチを入れるというオリジナルに戻して、そのオリジナルからホイールの塗装色だけを黒からプラチナに変更したいのです。」
マネージャー:「あー、これですね。xxxxが私に転送してくれていました。」
マネージャー:「ふむふむ。分かりました。ではこれで改めて契約書を書き換えてそちらにお送りします。」
私:「ありがとうございます。」
私:「ところでこのステッチの件でいろいろと変更を加えたことが、生産月に影響しませんか?納車が遅れたりしませんか?」
マネージャー:「オプションの変更はたまに生産月の遅れに繋がることがありますが、今回はまだ大丈夫だと思いますよ。とにかく担当にそこはきちんと確認させますからご安心ください。」
私:「よかった。日本に帰任する前に納車されなかったらどうしようかと思ってました。」
マネージャー:「大丈夫ですよ。ところで日本に持ち帰る手続きはもう検討され始めていますか?」
とここから、日本に持ち帰るにあたっての彼の心配の説明がはじまり、こういうところを確認した方がいいですよ、ああいうところを確認した方がいいですよと、日本側でチェックすべきところをアドバイスしてくれました。
そして・・・。
マネージャー:「いや、本当に今回はいろいろとご迷惑をおかけしました。またラマダン中にお客様をお呼びしてスナックなどを振る舞うイベントを企画していますので、是非お顔を出して下さい。」
私:「いえいえ、こちらこそいろいろとありがとうございました。今度PCに伺った際には改めてあいさつさせていただきますので、これからも何かあった時にはサポートやアドバイスをよろしくお願いします。」
マネージャー:「もちろんです。こちらこそ今後ともよろしくお願いします。」
私:「じゃあ納車時期の話、よろしく確認のほどお願いします。」
マネージャー:「確認させます。大丈夫ですよ。インシャーラ。」
と言うことで、電話での会話が終了。
なんと
昨日のエントリーで言うところの、1番と言う結果になりました。
いやしかし、この対応の丁寧さは一体なんなんでしょう?
驚いたと同時に少し感動してしまいました。
私から言わせると、わざわざマネージャークラスが直々に電話して説明するほどのことでもないと思うのですが・・・。
これがこの国の金持ちに対しての対応として叩き込まれたポルシェの顧客サービスなのでしょうか?
車を購入したとは言え一見さんの日本人の私に対してもこのような対応を取ってくれると言うのは、本当に徹底しているなと思いました。
さて、感動したのは確かですが、不安が完全に一掃されたわけではありません。
何せまだ契約の変更が残っているし、納車時期への影響の確認も残っているわけですから。
そして何よりも、最後の言葉が『インシャーラ』だし・・・(苦笑)。
と言うことで、最後まで気を抜かずに来週もまた確認を続けていくつもりです。
(おまけ1)
その日の午後・・・。
オフィスワークをしていると、電話がなりました。
どうもPCからのようです。
私:「ハロー。uraranです。」
相手:「Hi、uraran。xxx (マネージャー)だよ。」
私:「あー、今朝はありがとうございました。」
マネージャー:「いえいえ、こちらこそ。」
マネージャー:「ところで受け取った契約書の変更版なのですがひとつ問題がありまして。。。」
なぬ???
マネージャー:「いえ、フロアマットですが、今のオーダーでは黒のフロアマットに黄色の革で縁取りとなっているのですが、この黄色の革がありません。」
あー、その手のはなしか・・・。
車の内装の話から考えると大したことないや。
マネージャー:「そこで私の経験からのオススメなんですが、黒のフロアマットに黒の革の縁取りで、その黒の革の縁取りの箇所の糸を黄色にすると言うのはいかがですか?以前見たことがありますが、綺麗ですよ。」
あー、確かに。
私:「それいいですね。ではそれでお願いします。」
マネージャー:「了解しました。では、それで契約書の変更版を作成します。」
確かにその方が内装にもマッチするかも。
しかし、最後まで丁寧に扱ってくれて全く持って恐縮です。
(おまけ2)
家に帰って調べてみたら、このマネージャーさん、先日のBoxterの発表会の時に会って少し話しをした方でした(名刺で確認)。
発表会の日、プレス用の写真を撮るので少し車から離れてくれませんか?と言われたのですが、写真を撮り終わったあとに別のBoxterを見ていた私のところに先ほどは大変失礼しましたとあいさつ来てくれて、しばらくポルシェ談義をした方でした。