IMAのECUが後期型だったということは（初代ZE1型インサイト青）

ヤフオクで手に入れた、後期型「AAA-」の5速MTという稀少車。
新車販売台数が50台前後、100台は出ていないはず、という情報も。
この個体は、本当にそんな稀少車なのか？
IMAバッテリーのECUを確かめてみることにしました。

後ろのハッチを開けて、カーペットを剥がす。
必要な工具は、10mmのソケットと、トルクス T30。
板ラチェでもいいけど、こういう時の私の第1選択は、六角ビットの電動インパクト。
MAKITAのペン型です。

IMAバッテリー全体を覆っている金属板を外すと、運転席側にECU本体が2つ。
バッテリーECUと、モーターECU。
ここに印字されている部品番号で判断できます。
2つのECUを取り外すまでもない。
この状態で、目視で確認できます。

取り外す必要がないのは、末尾3ケタだけ見えれば十分だから。
末尾「-J00」
これは、後期「AAA-ZE1」用です。
（5速MT車もCVT車も共通）

末尾「-080」
これは、後期「AAA-ZE1」の、5速MT用です。
なんとなんと、本当に稀少な「後期の5MT」でした。
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すると、ここで疑問が1つ。
中期や後期のIMAのECUは、IMAバッテリーをダメにしない、交換不要。
そう聞いてます。
そして、この個体の車検証は後期で、IMAのECUも後期だった。
ところが、IMAバッテリーの警告灯が光っている。
どういうことだろう？
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おそらく、ですけど。
前オーナーさんは、初代ZE1型インサイトを何台か所有されていた。
それらの（おそらく前期型の）IMAバッテリーがダメになったので、この後期のIMAバッテリーと交換した。
この仔は、車体は後期だし、IMAのECUも後期だけど、初期型で使われてダメになったIMAバッテリーが積まれてるんじゃないの？
……と、想像してみました。
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いや、非難とか批判とかじゃないです。
本当に初期型で使ってダメになったIMAバッテリーと載せ換えていたとしても、それを悪く言うつもりはないです。
次々と生産完了になって、手に入るもので何とかしなくちゃいけなくなってる状況だし。
そもそも、証拠がない、勝手な想像だし。
いちばん恐れていたのは「IMAのECUが2個とも、前期型に交換されていた」という事態。
そうじゃなくて、きちんと後期型のままなのを確認できたので、安心しました。
IMAバッテリーなら、また岐阜の名人に交換してもらえば済むことだから大丈夫。
それっきり、交換不要でいけるはずだから。
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まぁ、でも結局は、5速MTだからなぁ。
これはそう遠くない将来、手放すかもしれない。
急ぐ必要はない。
コンディションさえ維持できれば、時間が経てば経つほど、希少価値は上がっていく……よね？
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初代ZE1型インサイト青
2024年4月25日（木）
・IMAのECUが両方とも後期型なのを確認