ATS-Pについて

ATS-P(えーてぃーえす-パターン)とは

鉄道用保安装置のひとつでJR東日本、JR西日本、山形新幹線、秋田新幹線で使われています。


※地上子とは:線路と線路の間に設置されている白い箱(ほとんどが長方形)

※車上子とは:電車の先頭車両の下部(運転台の真下)に付いている


　地上子の電磁波を受けて
列車の車上装置が信号機の手前で停止できる上限速度のパターンを自動的に算出します。

パターンを超過すると運転室で『チン！』となって運転台表示器の[パターン接近]が点灯する。

それでも減速しなければまた『チン！』となって今度は[ブレーキ動作]が点灯し
常用ブレーキ最大で動作し信号機手前で停車します。

信号機の近くには地上子が信号機に向かって3つ並んでおり
信号機が[青]に変化すると次の地上子で解除されます。

速度制限を超過すると運転室で『チン！』となって[パターン接近]が点灯と同時に常用ブレーキの最大で動作し指定速度以下になると解除されます。

ATS-Pは速度管理が厳密であるため列車の間隔を詰めることができ
運転本数を増やせるという利点があります。