2012年12月13日
私の父はミラ・バン・5MT車に乗っている。
裕福ではないが、生活に困っているわけでもない。
値段や維持費の安さも理由のひとつだが、
ただ単にMT車に乗りたくて、この車を選んだそうだ。
16歳で軽自動車免許を取得し、その後現在まで、
ただの一度も、AT車を運転したことがないのである。
車検時の代車すら求めない。まずMT車が来ないからだ。
私の所有車でさえ、AT車の場合は運転しようとしない。
AT車を毛嫌いしているわけではないのだが、
あえてそれを選択はしない。
現車の前は約18年間、私のお下がりのミラターボXX・5MTに乗っていた。
けっこうお気に入りだったが、さすがに部品の調達も困難になり、
2度目の燃料ポンプ故障を期に、現車に買い換えた。
父曰く、「車は絶対にMTだ!」などと、特に固執しているのではなく、
ただ昔から有るものを、昔と同じ方法で運転しているだけだという。
特に時流に乗らずとも、人は日々の営みを続けることが出来る。
そんな当たり前のことを、あらためて父から教えられた気がした。
Posted at 2012/12/13 21:36:27 | |
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車の話題 | 日記
2012年12月12日
先日、スーパーへ買い物に行ったときのことである。
買い物を済ませて自車の元へ戻ると、隣枠にはマツダCX-5。
最近ちょくちょく見掛けるが、すぐ近くで見るのは初めてだ。
暫く眺めていると、オーナー氏が戻ってきてエンジンを掛けた。
少し重めの始動音は、間違いなく「ディーゼル」だ。
噂には聞いていたが、始動時の黒煙も見当たらなければ、
ディーゼル特有のガラガラ音も気にならない。
オーナー氏に「やっぱりイイですか?」と聞くと、
「いいですよ、かなり。」と返ってきた。
以前所有していた4気筒DT(4D56)とは比べ物にならないほど静かで、
これが今のディーゼルSUVなのかと、感心した。
後の愛車、6気筒D(1HZ)もガラガラ音が小さかったが、
やはり最新型のエンジンは静かだ。
ただ、私自身は、ディーゼル特有の音も振動も嫌いではない。
その排気ガスの臭いですら、嫌な気はしない。
かつての、あの四角張った、無骨なXC-4WDには、
少々荒っぽいエンジンも、それがまたひとつの「味」だった。
大きなエンジン音や振動は、逆に、力強くさえ感じた。
時代は変化した。自動車業界もしかりだ。
総量規制により、XCディーゼル車は急速に姿を消し、
SUVと呼ばれるジャンルに取って代わられ、
今では殆ど見掛けることが無くなった。
今後、ディーゼル車は「クリーンエネルギー自動車」として、
国内外各社で切磋琢磨していくことだろうが、
もうあの頃のように、XC-4WD車が街にあふれることはないだろう。
出来ることならもう一度、あの雄姿にふれてみたいものだ。
Posted at 2012/12/12 18:12:29 | |
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車の話題 | クルマ
2012年12月11日
昨日のTV報道より

先月、奈良市内で駐輪場の自転車が燃えるなど6件の連続不審火があり、
警察官がこれらの放火に関わった疑いがあることが、警察への取材で判明。
【ニュース映像へのリンク】
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TVに映し出された、無残に焼け焦げた被害車輌は、初代ホンダ・シティだ。
1981年・本田技研工業から発売開始された、通称「トールボーイ」、
その背の高いユニークなデザインで、一躍人気車種となった。
丸いヘッドライトは、ちょっとVW・ゴルフ(初代)に似ていて、愛嬌があった。
私も、先輩の赤いシティに乗せてもらった思い出がある。
軽自動車並みのボディーサイズだったが、とにかく元気良く走った。
後に、ターボ車をインタークーラーで武装し、大きく張り出した、
独特のフェンダー形状の、通称「ブルドッグ」や、
天井吊り下げスピーカーユニット付きの「マンハッタンサウンド」、
果ては、オープン仕様のカブリオレまで追加された人気車だ。
「ホンダ ホンダ」と連呼する、CMソングも話題になった。
被害車両はノーマルボディー車だが、30年近く現役だった名車の末路が、
まさかの放火被害などと、誰も予想しなかっただろう。
なぜシティが被害に遭ったのだろうか?ボディーカバーが狙われたのか?
外見、小さい車だったから、燃やしてもいいと思ったのか?
高級車に火をつけるのは気が咎めたのか?
しかしどんな旧車でも、小さくても、誰かの「愛車」には変わりはない。
大切に乗り続けていたオーナーの、その心の傷は計り知れない。
理不尽な犯罪被害に遭われたオーナー様、心からお悔やみ申し上げます。
* 被害に遭われたオーナー様の心情に配慮し、写真は加工処理しています。
Posted at 2012/12/11 17:31:47 | |
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車の話題 | ニュース
2012年12月07日
我が家の近所では、86(またはBRZ)をあまり見掛けない。
メーカー発表によると、86は相当な販売台数なのだが.....
マイナー車(私見)であるソニカのほうが目に着く。
やはり「保守王国」と言われる土地柄だろうか?
やたらHV車は走り回っているのに、なぜ86は見掛けないのか?
販売終了後10年以上経過した、34GT-Rのほうが多いような.....
白と赤、何度か見掛けたが、おそらく同じ車。
BRZに関しては、未だ見たことがない。(展示車を除く)
FA20エンジンもかなりの完成度で、ハンドリングも秀逸だそうだが、
そんな格別な車が、どうして私の周囲に存在しないのか?
例えば今から25年ほど前、その当時をご存じの方は思い出して欲しい。
街がシビックやCR-Xで溢れたことがあった。(大袈裟か?)
シルビアやプレリュード、パジェロやハイラックス・サーフ、テラノ、
車種や形状は違えど、皆が先を競って新型を購入し乗り回し、
またそれを見るのも楽しみのひとつだった。
「若者の車離れ」が深刻だと言われ始めて久しいが、
ひょっとして、日本人の「車離れ」が始まっているのでは?
軽自動車や、高級車は有る程度の販売台数は見込めても、
本来一番売れて欲しいクラスの車の需要が落ち込んでいるのだろう。
86(BRZ)に限ったことではないが、こういうし好性の強い車を、
いざ購入するとなると、「何か」がそれをためらわせる。
それは大型化した車体なのか、高額化した車両価格なのか、
それとも今の経済事情が関係しているのだろうか。
いずれにせよ、メーカーと消費者ニーズとのギャップは明らかだ。
軽自動車界もしかりだ。箱形ばかりで、個性がない。
CVTやATも、運転が楽チンで助かるが、面白みがない。
ターボ&MTで駆る楽しみを味わえる車がめっきり減ってしまったことは、
私の世代にとっては、何とも悲しく思うと共に、先を憂う。
Posted at 2012/12/07 23:52:52 | |
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車の話題 | 日記
2012年12月06日
その昔、街中を走る自動車のほとんどが、手動で変速するMT車だった。
窓も手動で、パワーステアリングなどといったものも装備されていなかった。
それがいまや、MT車は絶滅しつつあり、よほど特殊なグレードでない限り、
パワーウインドウ&ステアリングも装備されている。
ドアロックに関してもそうだ。
集中ドアロックでも驚いていた時代もあったのが、
キーレスやスマートキーが当たり前になっている。
車に近付いてもロックが解除できず、故障と勘違いする。
キーレスすら無い社有車に、とまどっている若い社員もいるらしい。
TVを見ても、CMでの謳い文句は「低燃費」「快適」「税金免除」などで、
馬力やトルクを競うような演出は見られない。
それが時代に潮流だろうか。
車自体のパフォーマンスと関係ない部分が一人歩きしているのではないか。
それはまるで、新機能を売り物にする家電品の様だ。
Posted at 2012/12/06 20:36:26 | |
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車の話題 | 日記