2012年11月29日
先日見かけたその車は、明らかに挙動が不審だった。
危険なので十分な車間を空け、後ろを走っていくと、
赤信号で停車した。
「やっぱり」と、思わず口を衝いて出た。
そのドライバーは携帯電話で通話中だった。
ルームミラーは明後日の方向を向いていたのでハッキリとは分からなかったが、
サイドミラーに映る容姿は、40歳前後の女性だった。
あまり広くない県道で、途中通学路もあり、ちょうど児童が下校している時間帯、
それでも通話はやめない。
約15分、ずっと話しっぱなしだった。
その後別の道路を走っていると、今度は後ろから来る車の挙動がおかしい。
また、携帯電話で通話中の車だ。
名前は伏せておくが、車体には「○○介護サービス」の文字が書かれていた。
ニコニコしている表情から、業務に必要な通話ではなさそうだった。
20歳代だろうか、今風な化粧をした若い女性だった。
どちらのドライバーも、信号待ちからの発進が異常に遅いうえ、なかなか加速しない。
中央に寄ったり、対向車が来ると歩道側に寄ったりで、ふらふらとして、まっすぐ走らない。
AT車が増えて片手が自由になると、つい携帯電話に手が伸びるのだろうか、
通話ならまだしも、スマホでメール操作をしていると思われるドライバーまでいる。
さらに、信号待ちをしていると、交差点を曲がってくる運送業者のドライバー、
左肩に携帯電話を挟んだまま、ニヤニヤしながら両手でハンドルを回している。
停車さえすれば、どこで通話しても構わないと勘違いしているドライバーもいる。
歩道を占拠して、悠々としゃべり続けるドライバーや、見通しの悪いカーブや、
道幅が狭い道路の脇に停め、渋滞を引き起こしているドライバーもいる。
携帯電話が普及して、いつでもどこでも通話が出来るようになり、便利になった。
しかしそれを使う「人」がルールを守らなければ、車を「走る凶器」へと変えてしまう。
連日、陰惨な交通事故のニュースが流れても、なぜこういったドライバーは無くならないのだろう。
禁止されると、かえってその行為をやってみたくなる、それが人のサガなのだろうか。
Posted at 2012/11/29 21:27:27 | |
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安全運転 | 日記