2012年12月01日
(有)日本爽快軽自動車工業(本社:大阪市)は、メグロ(目黒製作所)・Z7用エンジンを搭載するモデル「スタミナ」を突如発表した。
Z7用エンジン(空冷4ストロークOHC・単気筒500cc)と、ロータリー・チェンジ式4速足動ミッションもそのまま搭載される。
これはカタログモデルではなく、たまたまZ7の中古車が見つかった場合のみ生産される超限定モデルである。
同社お客様相談係責任者(非常勤)によると、現在車の主流であるマルチシリンダーエンジンは吹け上がりもスムースで、車内も静かで非常に快適であるが、それとは真逆に単気筒エンジンは、下から突き上げるような振動と、旧来の水平対向エンジンのような車内に響きわたる排気音がコアなファンにはウケるのだという。さらに、4、3、2気筒は他社が採用しているため、なにか目新しいことをしたかった。と、付け加えている。
一般的に単気筒エンジンは、低回転粋でのトルクが大きく町乗りなどで扱いやすいうえ、部品点数が少なくフリクションロスが軽減され、環境への負担が少ないが、反面、ストロークが長くなり、ピストン重量も増えるため高回転域が苦手で高出力は望めない。
同社では高回転域をモーターによりアシストする独自の技術「加速装置」で、その両立を可能にしているという。
メグロ・Z7は生産年数が長く、白バイとして大量に採用されたこともあるが、現在では超貴重車で、そのエンジンを搭載する再販ソニカはマニア垂涎の一台になることは間違いなさそうだ。
一部の情報筋からは、オートレース用に生産されたメグロ1級単気筒MW型(空冷4ストロークDOHC・単気筒605cc)が搭載されるともささやかれ(ツイート)ている。 (虚言記者)
【参 考】
目黒製作所は、かつて日本に存在したオートバイメーカーで、「メグロ」の通称
でも知られている。
第二次大戦前からの日本メーカーとしては最も遅くまで活動していたが、戦後
川崎重工業に吸収された。
メグロ・Z7(1956年-1960年)は「スタミナ」の愛称が与えられたメグロ単気筒系
最後のモデルである。
Posted at 2012/12/01 23:10:08 | |
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