2012年12月02日
先日、父を病院へ連れて行ったときのことである。
父は前日の夜から下痢と嘔吐を繰り返していた。
車に乗せても、バケツに頭を突っ込んで、吐いていた。
救急車を呼ぶ程の事でもないので、行きつけの病院へと向かった。
しかし、こんな時に限って現れるのが、ノロノロドライバーだ。
制限速度50km/hの県道を、30km/hで走るT車の新型プ○ウス。
乗員4人が、わいわいと楽しそうに会話している様だった。
普段なら相手にしないのだが、この日は少し急いでいた。
パッシングで合図して、道を譲って貰おうとしたが、
どうも会話に夢中で、ルームミラーを見ていない様子だった。
無理に追い越しても仕方ないので、諦めて後を着いていくと、
やがて赤信号で停まった。
するとそのドライバーが車を降りてこちらへ向かってきた。
そして私に向かって、こう言った。
「おい!にいちゃん!」
高齢の男性だ。
さっきの「パッシング」の文句を言われるのかと、
窓を少しだけ開けて彼の方を凝視した。
そしてその男性は私の車の横に立ち、窓ガラスを軽く叩きながら、
「ナビの使い方分かるか?」
「なんか、さっきからさわってるけど、動かないんや」
安心したが、ちょっと拍子抜けした。
ノロノロ運転の原因は、それだったようだ。
走行中、ナビの操作が制限されていることを知らないようである。
やはり挙動のおかしな車には、何か理由がある。
こちらの状況を説明し、お手伝いはお断りして、道を譲ってもらった。
幸い父は単なる風邪で、今流行の「ノロ」ではなかったが、
病院へ行く途中で、別の「ノロ」と出会ってしまった。
こちらの方がたちが悪いかも知れないと思った。
* 公道でむやみに車外に出ることは危険です。絶対にやめましょう。
* 制限速度は守りましょう。超低速走行もやめましょう。
* パッシングなどの「不躾」な行為も、出来るだけやめましょう。(自戒)
Posted at 2012/12/02 21:39:12 | |
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安全運転 | 日記