2012年12月11日
昨日のTV報道より

先月、奈良市内で駐輪場の自転車が燃えるなど6件の連続不審火があり、
警察官がこれらの放火に関わった疑いがあることが、警察への取材で判明。
【ニュース映像へのリンク】
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TVに映し出された、無残に焼け焦げた被害車輌は、初代ホンダ・シティだ。
1981年・本田技研工業から発売開始された、通称「トールボーイ」、
その背の高いユニークなデザインで、一躍人気車種となった。
丸いヘッドライトは、ちょっとVW・ゴルフ(初代)に似ていて、愛嬌があった。
私も、先輩の赤いシティに乗せてもらった思い出がある。
軽自動車並みのボディーサイズだったが、とにかく元気良く走った。
後に、ターボ車をインタークーラーで武装し、大きく張り出した、
独特のフェンダー形状の、通称「ブルドッグ」や、
天井吊り下げスピーカーユニット付きの「マンハッタンサウンド」、
果ては、オープン仕様のカブリオレまで追加された人気車だ。
「ホンダ ホンダ」と連呼する、CMソングも話題になった。
被害車両はノーマルボディー車だが、30年近く現役だった名車の末路が、
まさかの放火被害などと、誰も予想しなかっただろう。
なぜシティが被害に遭ったのだろうか?ボディーカバーが狙われたのか?
外見、小さい車だったから、燃やしてもいいと思ったのか?
高級車に火をつけるのは気が咎めたのか?
しかしどんな旧車でも、小さくても、誰かの「愛車」には変わりはない。
大切に乗り続けていたオーナーの、その心の傷は計り知れない。
理不尽な犯罪被害に遭われたオーナー様、心からお悔やみ申し上げます。
* 被害に遭われたオーナー様の心情に配慮し、写真は加工処理しています。
Posted at 2012/12/11 17:31:47 | |
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