2012年12月12日
先日、スーパーへ買い物に行ったときのことである。
買い物を済ませて自車の元へ戻ると、隣枠にはマツダCX-5。
最近ちょくちょく見掛けるが、すぐ近くで見るのは初めてだ。
暫く眺めていると、オーナー氏が戻ってきてエンジンを掛けた。
少し重めの始動音は、間違いなく「ディーゼル」だ。
噂には聞いていたが、始動時の黒煙も見当たらなければ、
ディーゼル特有のガラガラ音も気にならない。
オーナー氏に「やっぱりイイですか?」と聞くと、
「いいですよ、かなり。」と返ってきた。
以前所有していた4気筒DT(4D56)とは比べ物にならないほど静かで、
これが今のディーゼルSUVなのかと、感心した。
後の愛車、6気筒D(1HZ)もガラガラ音が小さかったが、
やはり最新型のエンジンは静かだ。
ただ、私自身は、ディーゼル特有の音も振動も嫌いではない。
その排気ガスの臭いですら、嫌な気はしない。
かつての、あの四角張った、無骨なXC-4WDには、
少々荒っぽいエンジンも、それがまたひとつの「味」だった。
大きなエンジン音や振動は、逆に、力強くさえ感じた。
時代は変化した。自動車業界もしかりだ。
総量規制により、XCディーゼル車は急速に姿を消し、
SUVと呼ばれるジャンルに取って代わられ、
今では殆ど見掛けることが無くなった。
今後、ディーゼル車は「クリーンエネルギー自動車」として、
国内外各社で切磋琢磨していくことだろうが、
もうあの頃のように、XC-4WD車が街にあふれることはないだろう。
出来ることならもう一度、あの雄姿にふれてみたいものだ。
Posted at 2012/12/12 18:12:29 | |
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