2012年12月27日
たった二十数台の駐車場内で、なんとNAKEDを3台も発見した。
しかもマイナーチェンジ前の前期型ばかりだ。
黒のボディーに白のゼブラ模様を施したターボ車は、
車高が下げられ、グリルやライト周りをメッキ部品で加装され、
綺麗に磨き上げられていた。
白の一台は、車内の様子から、おそらく若い女性オーナーだろう。
薄いピンクのハンドルカバーが取り付けられていた。
カーキの一台は、少々汚れているものの、ホイルが換装され、
まだまだ十分現役で頑張っている様子だった。
NAKEDは、一見トールワゴン型軽乗用車風だが、
実のところ、そのコンセプトは大きく違っている。
見た目は背高に見えるが、全高は1550mm以内に抑えられ、
一般的な立体駐車場に入れることができる。
さらに最低地上高は180mmで、荒れた道路などでの走破性も高く、
カタログでは「4WD+ターボ+MT」で走破すると、
クロスカントリー車の様な使い方も提案されていた。
乗員のアイポイントを上げることにより、見晴らしが利き、
四隅の見切りも良く、取り回しがしやすい。
現行のトールワゴン型軽乗用車の運転席に座ると、
広い車内は、部屋に独りで居るような孤立感がするが、
NAKEDの場合は、ちょうどいい広さだ。
頭上スペースにも違和感がない。
我が家のNAKEDも、もう10年を経過するが、
経年劣化を除けば、それ以外、特に不満は無い。
外付けヒンジや凹凸のあるドアパネル、むき出しのネジなど、
デザインが無骨で、それが不人気だったという声もあるが、
果たしてそうだろうか?
ソニカもそうであるが、主力車の影に隠れた名車ではないか。
新MOVEが発表されたが、トヨタデザインが色濃くなった意匠だ。
洗練された最新の造形よりも、どこか力が抜けたような、
そんな愛嬌も車には必要だろう。
*所有者の承諾が得られなかったので、残念ながら写真の掲載はできません。
Posted at 2012/12/27 20:15:22 | |
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