2012年12月31日
-新聞記事より-
悪質な運転による死傷事故の厳罰化を議論している法制審議会は、
飲酒や薬物、病気などによる発作が原因の事故について、1月以降、
新たに罰則を設ける方向で検討を始める。
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自動車運転過失致死傷罪と、平成13年の刑法改正(刑法第208条の2)
により追加された危険運転致死傷罪は、それぞれの最高刑が懲役7年、
20年と量刑にかい離が大きいうえ、危険運転の定義は5類型され、
その適用の是非を争う場合も少なくない。
報道などでも、その理不尽な判決に憤りさえ感じることもあるが、
法改正で厳罰化することにより、被害者やその家族の心情は、
少なからず救われることだろう。
危険運転致死傷罪制定以降、飲酒運転による死亡事故は激減したというが、
悪質運転事故に対する罰則強化は、事故の抑止につながるのだろうか?
その刑罰を恐れ、事故現場から立ち去る者も増えるかも知れない。
社会情勢が変化し、今では誰でも容易に車の運転をすることが出来る。
しかしハンドルを握るその手には、常に自分と周囲の人々、その家族の
人生の重みを感じなければならない。
Posted at 2012/12/31 16:23:10 | |
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