2013年01月02日
昨年11月27日[子供の安全を守ることは、大人の責任]にも書いた通り、
父は交通ボランティア、「緑のおじさん」を昨年引退したのだが、
その後もいまだに数人の小学生が父の元を訪れるという。
年末に訪れた子供らに聞くと、皆がタコ揚げをしたことがならしく、
割り箸とスーパーのレジ袋で「超簡単タコ」を作ってやったそうだ。

レジ袋の底と持ち手の部分を切り取った後、切り広げ、
ボンドを塗った割り箸を平行に貼り付け、タコの形に切る。
糸を通す部分をセロハンテープで補強して、糸を張れば出来上がりだ。
張る糸の長さは、割り箸の間隔と同じ程度が丁度いい。
ひとつ見本を作ると、子供らはそれを真似てあっという間に作り上げ、
AやらBやらと、近所のスーパーのマーク入りタコが出来上がった。
私も小学生の頃、父から教わりながら作ったが、割り箸ではなく、
竹ひごを使用して、新聞紙程の大きさのものを作っていた。
竹ひごも、野菜の杖などに使っていた竹を割って作った。
後々それは、当時流行していた「ゲイラカイト」が相当高価で、
それを私に買い与える余裕がなかったことが理由だと知った。
しかし私はそんな事などは知らず、自分で作った超簡単タコで、
目玉模様のゲイラカイトと互角に高さを競い合っていた。
ゲイラカイトを買ってもらえないことを、卑屈に思ったことはなかった。
昔は親や近所の大人に教わり、自分で手作りするのが当たり前で、
店に並ぶ既製品の凧を買えるのは、裕福な家の子供だけだったそうだが、
誰もひがんだりはしなかったそうだ。
父曰く、最近の子供は凧揚げなどでは喜ばないと思っていたが、
意外にも、嬉しそうに皆が家に持ち帰ったという。
年長者とは、ある意味庶民文化の継承者であり、それを我々も受け継ぎ、
さらに後世に伝える義務があるのかも知れない。
Posted at 2013/01/02 19:16:32 | |
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懐かしい話題 | 日記
2013年01月01日
新年、平成25年が始まった。
政治にしろ経済にしろ、昨年からの課題は多いが、
そんな事など我関せずと、時は流れ、そして去ってゆく。
話は変わるが、初夢に見ると縁起がよいとされているものは、
以下の六種類だそうだ。
一 富士(ふじ)
二 鷹(たか)
三 茄子(なすび)
四 扇(おうぎ)
五 煙草(たばこ)
六 座頭(ざとう)
それぞれに起源は諸説あるそうだが、新年を思う気持ちに、
今も昔も変わりはないことだろう。
大それた事は望まず、つつましくとも幸福だと感じる、
そんな生活を日々送れるような世界であって欲しい。
Posted at 2013/01/01 18:16:21 | |
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懐かしい話題 | 日記
2012年12月31日
-新聞記事より-
悪質な運転による死傷事故の厳罰化を議論している法制審議会は、
飲酒や薬物、病気などによる発作が原因の事故について、1月以降、
新たに罰則を設ける方向で検討を始める。
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自動車運転過失致死傷罪と、平成13年の刑法改正(刑法第208条の2)
により追加された危険運転致死傷罪は、それぞれの最高刑が懲役7年、
20年と量刑にかい離が大きいうえ、危険運転の定義は5類型され、
その適用の是非を争う場合も少なくない。
報道などでも、その理不尽な判決に憤りさえ感じることもあるが、
法改正で厳罰化することにより、被害者やその家族の心情は、
少なからず救われることだろう。
危険運転致死傷罪制定以降、飲酒運転による死亡事故は激減したというが、
悪質運転事故に対する罰則強化は、事故の抑止につながるのだろうか?
その刑罰を恐れ、事故現場から立ち去る者も増えるかも知れない。
社会情勢が変化し、今では誰でも容易に車の運転をすることが出来る。
しかしハンドルを握るその手には、常に自分と周囲の人々、その家族の
人生の重みを感じなければならない。
Posted at 2012/12/31 16:23:10 | |
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安全運転 | ニュース
2012年12月29日
警視庁は、昨今増加傾向にある自転車による加害交通事故を減らすため、
有識者会議による安全講習制度などの見直しを検討しているという。
学校などで安全講習を受ける機会がある高校生以下を除くとされている。
一部の自治体や大学、企業ではすでに同様の講習が実施されているそうだが、
効果の程はどうであれ、安全運転の啓発にはなるだろう。
私も、主として自動車の安全運転中心だったが、同様の講習を受けたことがある。
具体的なケーススタディーを通して、車のハンドルを握る際の参考になった。
自治体等が行うとなれば、特に危険な道路や交差点を具体的に示すなど、
実生活に密着した指導が出来ることは、効果が大きいだろう。
以前ブログにも書いたが、現在の電動アシスト付自転車などは、
本気になれば、ほぼ原付に近い機動力(推進力)がある。
また、競技用に近い高性能な自転車もあり、
自転車はいまや交通弱者とは言えなくなっている。
さらに歩行者目線で見た自転車は、やはり脅威の存在である。
スマホ操作や通話、音楽を聴きながらの運転もよく見掛けるが、
やはり前方不注視になるだろうし、周囲を危険さらす愚行だ。
信号無視などに対する意識も、自転車の場合は低そうだ。
警視庁は、現在の自転車の安全教育を抜本的に見直すとともに、
効果的な取締りの方法を検討する方針だというが、
先ずは効果的な「抑止策」を検討してもらいたい。
私は中学高校と自転車通学をしていたが、交差点等では警察官や
学校の教師、そのOB、父兄などが安全指導を行っていた。
並列走行などを大声で注意され「鬱陶しいなぁ」と感じていたが、
今回も、最初はその程度でも構わないだろう。
警察官に呼び止められ、注意をされることは「鬱陶しい」事だと
感じさせることができれば、上出来だろう。
本来自転車は気軽で便利な移動手段である。
その本来の用途が阻害されるようであれば、本末転倒だ。
対自動車で考えると、自転車は交通弱者である。
自転車通行帯など、その対策無しに、この問題解決は困難だろう。
Posted at 2012/12/29 20:41:10 | |
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安全運転 | ニュース
2012年12月27日
たった二十数台の駐車場内で、なんとNAKEDを3台も発見した。
しかもマイナーチェンジ前の前期型ばかりだ。
黒のボディーに白のゼブラ模様を施したターボ車は、
車高が下げられ、グリルやライト周りをメッキ部品で加装され、
綺麗に磨き上げられていた。
白の一台は、車内の様子から、おそらく若い女性オーナーだろう。
薄いピンクのハンドルカバーが取り付けられていた。
カーキの一台は、少々汚れているものの、ホイルが換装され、
まだまだ十分現役で頑張っている様子だった。
NAKEDは、一見トールワゴン型軽乗用車風だが、
実のところ、そのコンセプトは大きく違っている。
見た目は背高に見えるが、全高は1550mm以内に抑えられ、
一般的な立体駐車場に入れることができる。
さらに最低地上高は180mmで、荒れた道路などでの走破性も高く、
カタログでは「4WD+ターボ+MT」で走破すると、
クロスカントリー車の様な使い方も提案されていた。
乗員のアイポイントを上げることにより、見晴らしが利き、
四隅の見切りも良く、取り回しがしやすい。
現行のトールワゴン型軽乗用車の運転席に座ると、
広い車内は、部屋に独りで居るような孤立感がするが、
NAKEDの場合は、ちょうどいい広さだ。
頭上スペースにも違和感がない。
我が家のNAKEDも、もう10年を経過するが、
経年劣化を除けば、それ以外、特に不満は無い。
外付けヒンジや凹凸のあるドアパネル、むき出しのネジなど、
デザインが無骨で、それが不人気だったという声もあるが、
果たしてそうだろうか?
ソニカもそうであるが、主力車の影に隠れた名車ではないか。
新MOVEが発表されたが、トヨタデザインが色濃くなった意匠だ。
洗練された最新の造形よりも、どこか力が抜けたような、
そんな愛嬌も車には必要だろう。
*所有者の承諾が得られなかったので、残念ながら写真の掲載はできません。
Posted at 2012/12/27 20:15:22 | |
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