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2013年10月12日 イイね!

BMW X1 sDrive18i M-Sportのサマリー

BMW X1 sDrive18i M-Sportのサマリー世界的にいつの間にか始まってた小型SUVのブーム。
ユーノスロードスター時代のZ3みたいに
このブームでBMWが世に送り出したのがX1。
世間的に見ればオフロードも走破できるSUVですが、
実際にはX1ってワゴンとSUVのクロスオーバーで、
3シリーズのツーリングをちょっとハイトにして
SUVっぽい雰囲気をふりかけたようなモデル。
言うまでもないですが、BMWではSAVと呼んでます。

X1の商談時に、競合車種として候補にあったのは320iツーリング。
というか、営業さんからまず提案のあったのが3シリーズのほうだったんです。

なぜ熟成されまくったE91にしなかったのかというと、
X1のほうが車高が高いぶん、まだ当時1歳だった次男を乗せ降ろしする時に便利なのと、
モデル的に新しいX1のほうがリセールバリューが期待できたこと。
そして何より、そのオトコマエすぎるフロントフェイスが気に入ったのです。

家族で出かけることの多い我が家としては、自分しか乗らないZ4クーペと
国産コンパクトカーの2台持ちは維持費的に辛いものがありましたし、
満足感は高いものの、高いからこそ無駄なことしてるな・・と痛感でしたのです。
そこでX1の登場によって、初めて自分も家族も満足して使えるBMWが出てくれた♪
と思ったのですよ。


そんなわけでデザインの評価から入りましょう。
BMW全モデルの中でもフロントフェイスは最高にカッコイイと思います。
先代Z4もカッコイイんですが、方向性がかなり違ってて、
X1には正統派な格好良さがあると思います。
リアから見てもカッコイイです。
ライン状に光るワイドでニラミの効いたテールランプもお気に入り。

ボンネットのプレスラインがフロントウインドウの手前で左右に広がり、
サイドは鋭いエッジと、ふくよかな曲面で構成されており、
さりげに逆バンクなリアハッチと相まって、独特のデザイン哲学を見せます。
何より目つきがイイ!
乳白色のアイラインを持ち、猛禽類のような鋭くも奥ゆかしいフォルムに、
電球色で真円を描く生物的な姿を連想させるコロナリング。
永野護がBMWをデザインしたのか!?と思うほどです。

逆にサイドから見た時がBMWらしいロングノーズとはいえ
やはりどことなくアンバランスさを感じます。
これを個性と見るか?が評価の分かれどころだと思いますね。
そして車高があって、ホイールハウスとの隙間も大きいため、
18インチのホイールが全然大きく見えません。


インテリアはBMWらしいオーソドックスな造り。
可もなく不可もなしという印象。
E90ベースとはいえ、同じ車名に1がつく1シリーズ(E87)よりも遙かに広い室内は
子供2人を含む家族4人で使っても何の不便も不満もありません。
セダンと違って、リアシートがリクライニングできるのは
後部座席を使う人には快適なのではないでしょうか。

SAVとしては格別にドライビングポジションが低くて、
セダンよりもちょっと高いかな?ってレベル。
先日、ギャラン・フォルティスのスポーツバックが前を走ってましたが、
ほぼ同じようなサイズとポジションであると思いました。

マトモに使えるカップホルダーが実質1個なのは予想はしてましたが、かなり不便です。
特にこの1年ほど家族でスターバックスのドライブスルーやセブンイレブンのセブンカフェなど
カップに入ったドリンクをよく利用してたので、なおさらです。
ドアポケットにあるドリンクホルダーは斜めなので、蓋のあるペットボトルくらいしか使えませんし、
乗り降りする時に目に付きやすく便利な位置と角度なので、
僕はサングラスやキーホルダーケースを入れるのに使ってました。
もしも自分が機動戦士ならば、ここにビームサーベルを入れると思います。

車内の使い勝手自体は良好で、そんなに使わない過保護機能を大々的に
アピールする国産車のような機能はありませんが
3シリーズ・ツーリングと違って、リアハッチ開口部の間口がかなり広いので
子供用自転車などの大きな荷物の積み降ろしも非常に快適です。
シガーソケットも計4個あります。
浅いので薄いもの限定ですけど、アンダーラゲッジもあって、仕切りがあるのは便利。
ラゲッジボードにも固定用のゴムバンドが付属してます。


走行性能は2日に渡る試乗時に満足してたはずなのに、
イザ所有してみるとパワーの面に於いてかなりの不満が出てきました。
ゼロ発進からスムースに加速して、そのへんは問題ないのですが、
上り坂や高速の合流などの中間加速は本当に頼りにならず、
現在日本国内で市販されているBMWラインナップの中で
最も遅いモデルであることが自身を持って断言できるレベルです。
「敢えて言おう、量産型ザクではなく、旧ザクであると!」

やはり1シリーズや3シリーズよりも縦方向へ大柄になって車重も嵩んだ弊害か
よりパワーを必要とするため燃費はあまり思わしくありませんでした。
高速ではまずまずの数値ですけど、夏場などエアコン使用時の市街地走行では
時代に逆行しているような気になってしまいます。
特にX1以前に乗っていたのが燃費に優れる国産コンパクトカーや
軽だったことも大きく影響しています。
数値的にもコンパクトな2シータ-とはいえ、3LのZ4クーペよりも低いレベル。
この点が最大の問題となって、今回の買い換えへと繋がってしまったのです。

逆にコーナリング性能は全く不満がなく、車高も上がってるはずなのに
セダンやハッチバックと同じようにロール感を伴わずにコーナーをトレースできるのは
まさにBMWマジックと言っても良いと思えるところ。
ただし、M-Sprtsのサスや18インチのホイール&タイヤのおかげで
路面のギャップなども素直に拾ってくれますし、決して接待向きの乗り心地ではありません。
イヤ、むしろコレがないとBMWとは言えないかもと思えるほどにBMW中毒なんですけどね。


買ったX1が18iではなく、同じ2Lでもターボ付きでパワーも燃費も高い20iだったら
それらの問題は全然気にならずに乗り続けることができていたのでしょうか?
ま、それは実際に20iに乗ってないからわからないのですが、
もし乗っていたとしても今回の320dはパワーも燃費も衝撃的過ぎました。
お気に入りだった乗せ降ろしのしやすい車高も、次男が3歳となって
今では自力で登り降りするので、逆に低いほうが良いのかもしれません。


ともあれX1という車は2年しか乗ってあげられなかったけれども、僕にとっては
(パワーや燃費は低くても)乗っていて楽しく、
(小回りは利かないけれども)コンパクトで、
(ちょっとズングリしてるけれども)最高にオトコマエなお気に入りの1台でした。

「走る」(滑る)
「見事に」(転ぶ)
・・のような表現があったことをお詫びいたします。
あぁ・・走りに歓びがなければBMWじゃないのさ~♪

最後に無粋なお金のハナシですが、
購入価格から下取り価格を引いた差額をこの2年の走行距離で割る数値を算出してみました。
そしたら走行1kmあたりほぼ1万円を投じていることになります。
なんとも勿体ないことをしているように思えますが、それでも後悔はないほどにX1が好きです。

そんなX1とも明日お別れになってしまうので、今日は思いっきりこの2年を振り返って
ジメジメと別れを惜しもうと思います。
そして明日は笑顔でX1を送りだそうと思うのです。
Posted at 2013/10/12 21:15:21 | コメント(4) | トラックバック(0) | X1 M-Sport | クルマ

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「気付けばこの1年でGSX250Rの走行距離が3000kmほどしか伸びてない!やっぱりツーリングに使わず通勤に徹するとこうなるのか…。この内600kmチョイだってこの1ヶ月くらいで走ったツーリングぶんだし。」
何シテル?   11/28 23:53
2005年5月 黄色いZ3ロードスターから始まった BMWライフとみんカラ活動。 118i(E87) → Z4クーペ(E86) → X1 M-sport...
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