
今日三菱ディーラーからTELあって、「SSTの試乗車が準備できたのでいかがですか?」とのこと。
早速昼から試乗に行ってきましたので、試乗インプレッションを!
[運転する前の全体チェック]
試乗車は青色で、ナビ/キーフリー付き車でした。本日試乗車としておろされた新車です。
不覚にもビルシュタイン装着車かどうかの確認を忘れてしまいました・・・
まずシートに座ると非常にシートポジションが高く感じます。
これは今のCT9Aのノーマル時も同じように感じたので、おそらく車高とシートレールの高さの問題かと思います。
内装に関してはみなさんチープだという意見が多いですが、自分的にはCT9Aに比べると非常にシックな感じで落ち着いていると思います。
キーフリー車ですので当然キーをさす必要もなく、イグニッションのツマミを回すだけでエンジンがかかります。これはとても便利です☆
エンジン音も排気音も静かですね。これはスポーツマフラー好きには物足りないかもしれませんね。ノーマルマフラーの音に慣れたので、この静かな排気音でも自分は全然OKです。
[SSTノーマルモード]
では本命のSSTです。ATシフトノブの下のプルリングを引っ張り上げてまずはDレンジへ入れて発進します。(このATのシフトを動かす操作時も剛性感があり、ガタもなく非常にいい感じです。)
当然最初はSSTはノーマルモードです。ブレーキを離すとちょっと遅れてクリープが始まります。そこからアクセルを開けると違和感なく非常にスムーズに発進できます。
クラッチが繋がったのを確認すると更に少しアクセルを開けましたが、非常に動きがにぶい・・・
これは完全に車重が効いています。CT9Aの方がこの辺ははるかに軽快です。
この時点でかなり期待はずれ感が漂いました(悲)
また変速に関してもDSGは低回転でもスムーズにどんどんシフトアップしていきのに対し、SSTは若干街中で使う低回転域の変速は苦手な感じです。
6速に到達するまでかなり時間がかかります。これは街乗り向けはDSGの勝ちですね。
まぁこれはVWのエンジンは超ロングストロークで圧縮比も高いので、ごく低回転域のトルク特性に優れているからだと思います。今回からランエボのエンジンはボアとストロークが同じになりましたね。
[動力性能]
渋滞している国道を左折して前が空いたので4000rpmあたりまで踏み込んでみましたが、動き出してからのトルク感はすごいですね!
中間トルクがモリモリです。はっきり言ってECU交換+パイピング交換+排気系交換しているエボ8より全然トルクがあります。
よくよく考えてみるとMIVECのランエボは初めて乗るんですが、これがMIVECの威力でしょうか。鬼の中間トルクです!
ベストモータリングの結果から動力性能には期待してなかったんですが、動力性能に関しても文句ないですね。う~んやっぱり自分で試乗しないと分からないですね。
雑誌やネットだけの情報だけでは勘違いしてしまう点もありますね。(これもネットの情報になりますが・・・)
電子スロットルに対してもSST車だからかもしれないですが、違和感ありませんでした。
[SAWCと足回り/ブレーキ関係]
これは全く本領発揮させることできず・・・スイマセン。
1周15分くらいの試乗コースではそんなに攻めれないので、分かりませんでしたが、何箇所か4速くらいで回り込むコーナーありましたが、全く素直に曲がっていきます。
発進時に車重増をしっかり体感しましたが、不思議とコーナーでは重さを感じないですね。
かしこい電子制御のせいなのか??245のタイヤのおかげなのか??
駆動系の電子制御も違和感は全くなかったです。純正の足もすごく良く出来ています。
車高は高いですが、高速コーナーでも全く怖くないです。乗り心地も全然OKでよく出来ていると思います。
ブレーキも初期制動時からガッツリ効きます。やはり基本ATですので、初期制動をよくしてあるんでしょうか?
とにかく駆動系の電子制御も足回りもブレーキも全く不満ないです。
[ボディ剛性]
やはり噂通りボディ剛性すごいですね。インプレッサのような感じの剛性感です。
ユルユルのCT9Aとは全然違いますね!車重も増えましたが、その分ボディも進化してます。
[最後にSSTスポーツモード/スーパースポーツモード]
ネットでSSTの試乗の内容を見ていると、基本的に試乗車はノーマルモード縛りとされている場合が多いですが、今回はモードは好きに触って下さいと言われたので、遠慮なく試させてもらいました。
まずスポーツモードですが、ノーマルモードより確かに変速が速くなる感じです。
このスポーツモードでDSGより変速レスポンス速い感じで、ストレスなく変則できます。
そしてスーパースポーツモードにすると超絶レスポンスで変速してくれます。
パドルシフトのUPを引くと”コツッ”って感じで若干の変速ショックを伴いシフトアップしてくれます。
このショックが非常に心地いい感じです。決して嫌な”ガツン”という感じではありません。
シフトダウンに感じては全モード共通で、レスポンスが若干悪いのと半クラ時間が長い感じがします。(SSTが次のギヤをUP側で準備してたのにDOWN操作が入ったため、ギヤを変速しているからかもしれません。)
またシフトダウン時に自動でブリッピングしてくれますが、若干高めのブリッピングになってエンブレしたいのに若干加速気味になる傾向がありましたが、気になるレベルではないです。
[総合的にみて]
ランエボSSTは買いと思います。あの性能で375万は安いでしょう!
自分的には はっきり言ってもうMTは必要ないと言っても過言ではありません。
エンジンのパワーも十分です。エボ9MRと比べると車重の関係もあるので、加速そのものは負けるかもしれないですが、体感的には全く不満ないレベルです。
気になるDSGとの比較ですが、街乗りのDモードなら熟成されたDSGの勝ち。
マニュアル操作ならSST圧勝という感じです。それだけパドルシフト操作に対してSSTのレスポンスはいいです。
特にトルクバンドの4000rpm付近でシフトアップしていくとすごく気持ちいいです~♪
最小回転半径はCT9Aと同じですが、不思議なことにエボXはCT9Aより小回りきくようです。Uターンが非常に楽でした。ただしやはりボディの大きさは感じてしまいますね。
モデルチェンジ直後のランエボXでも完成度は非常に高いですが、これから次の2年後くらいのモデルで数段良くなると思います!
なんか新エンジンについてもエボXは抑え気味にしている感じがします。
ただアイドリングがばらつく件は今回の試乗車でも顕著に出ていましたね。
800~1200rpm付近でタコメーターが行ったりきたりしてました。
もしSSTに興味ある方は是非試乗に行くことをオススメします。
今後は世界的にみても、スポーツモデルに関係なく主流になるミッションですので!
GRBとエボX SSTどちらを買うかと言われたら、間違いなくエボX SSTにします。あとはデザインだけなんとかしてよ~って感じです(^^)