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画像出典:東宝
整備手帳にも上げた,
R2のワイパー交換の顛末をまとめてみます.
20年使ってきた我が家のR2,今回の車検を契機に,サビだらけのワイパー交換をお願したのですが,戻ってきた姿を見て
「なんじゃ,こりゃ~!?」
当然,これじゃ納得できないことを指摘したのですが,
店:「はい,アームのみを交換しています」
客:「え,ワイパー全体の交換をお願いしたはずですが」
店:「いや,ワイパーブレードはご用命いただいていないので,交換していません」
はて???
ブレードはそのままで良いなんて,言うはずないんだが....
改めてその点を確認すると,
店:「お客様には確認しましたが,ブレードの交換は不要とのことでしたので,アームのみ交換させていただきました」
この回答,自分には,「言われたとおりにやったのに,なんで今さら文句言うかなあ」と聞こえました.
普段は温厚だと自負していますが,この時は血圧が急上昇するのを感じました.
画像出典:Golden Harvest
ゴルァ,お前ら自分とこの製品に愛着は無いんかっ??
こんなサビ混じりの状態で修理完了って,どのツラ下げて言うてんねん!
言われたことしかでけへんのやったら,高いカネ出して,ディーラーになんか頼めへんわ!
ちょっと興奮していたのでよく覚えていないのですが,こんな意味のことを,もっとジェントルに,もっと大人の言葉で言ったのだと思います,多分.
言った言わないの世界なので,作業依頼時のやり取りの内容を追求するのは不毛だと思いますが,冷静になって考えると,ディーラーが言った内容は事実だったのかも,と思っています.
ただお互いに不幸だったのは,今回のこちらの対応者が,クルマの持ち主であるカミさんだったこと.
カミさんは,アームだブレードだなんて言われても,ワイパーの構成部品など理解していません.
とにかくこちらとしては,サビてるワイパーを交換してほしいとは伝えたので,細かいことは聞いていなかった可能性があります.
(アームをワイパー全体,ブレードを替えゴム,と勘違いしていたとすると,話の筋は通ります)
で,その後で提示された見積もりを見ても,印刷された「アームアセンブリ」をワイパー一式だと思い込み,その内容で依頼した.
ここまでなら単なるユーザの不注意であり,モンスターカスタマの典型なのは重々承知していますが,こっちが本当に言いたいのはその先.
ユーザ目線で仕事してくれよ!
ユーザがディーラーに望むのは,
ユーザの言葉とメーカの言葉の通訳です.
それができないのなら,ディーラに頼む意味がありません.
今回の事例でいえば,ユーザがワイパーアームの交換だけで良いと言っても,
「それですと,サビている部品が残りますが,それでもよろしいですか?」
の一言がほしかったということ.
自社製品に愛着があるのなら,サビが残ったまま納品するのは我慢できないと思うのです.
また,さすがにこう言われたら,カミさんも不安に思ったことでしょう.
ユーザに言われたとおりの作業をするだけでは単なるDIY代行であり,ディーラとしてあまりにも寂しすぎます.
・ユーザの真の要求は,それで実現できるのか.
・目的と手段を取り違えていないか.
それなりの料金を取るのですから,プロとしての矜持を持っていただきたいものです.
え,そもそもその発想が,モンスターカスタマそのもの?!(汗
まあその後で,奇麗になったクルマで美味しいものをいただけたので,満足満足♪
「ヤなことは,引きずらない!」が信条なのでした.
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自動車 | クルマ
Posted at
2024/05/24 23:01:43