今回宿泊した、一泊45ユーロのホテルですが、部屋はせまかったものの夕食は地元の料理でとても美味しく、また早朝からプールで30分ほど泳ぐことができ、とても満足致しました。
実は会計の時に、「お客さん、夕食で赤ワイン(500ml)飲まれましたよね。こちらは別料金となります」と言われ、ハウスワインにしては美味しかったですし、まあそれは覚悟していましたので「おいくらですか?」と聞いたところ、「追加で3ユーロ(約300円)頂きます」と。
さっ、さんびゃくえんですよ奥さん!ミラノでしたら、ここまで美味しくないワインで、およそ倍は取られているでしょう。
こんな素敵な宿ですので、また秋にでも来ようと思っています。
さて、その宿(D地点)を朝8時には出発し、昨日通った街道を戻るようにしてポンテ・ディ・レーニョ(木の橋)という町まで向かいました。
昨日通ったばかりですが、景色の良いところは時間帯によって変わる表情を楽しめますので、飽きることがありません。
朝日のあたる美しい山々を堪能しつつ、約十キロほど峠道を登り、ポンテ・ディ・レーニョのひとつ前にある峠の町、パッソ・デル・トナーレに到着するとなんとそこには...
「おえっ、みんな見てみろよっ、昨日のクラシックカー野郎どもがいるじゃねーか!」(誰も同乗してませんが...)
これは見るしかないだろうと、ちょっと遠くに500を停めて(間違っても混ざったらいかんだろうと、笑)早速見学をすることに。
左奥に見えるのが私の500です(小心者、笑)。
くっ、くるじ~い(笑)、わんちゃんは飼い主に似ると言いますが...車も?(笑)
初ディーノ君でした。
いや~、クラシックカーはいいですね!!、乗ってる方々もとても自然体で、肩肘張ることなく楽しんでいらっしゃる姿が、見ていてとても心地よかったですね。(おなかの張ってるご婦人はいらっしゃいましたが、笑)
なんて時間を忘れ楽しいでおりましたが、ふと私の愛車に目をやるとちょっと大変な事態が。
うぉー、私の500がクラシックカーに挟まれてる-----------っつ!!
見学している間も、続々とクラシックカーが登場し、私の駐車した辺りまでびっしり。
「ちょっと~、この500、そこ停めちゃう?」なんて陰で言われそう....
しかしながら、なにか有名人たちに挟まれているようでひじょーに嬉しい-------っつ!
また、グリーンのアルファロメオ、かっこうぃ--------!
こんなチャンスもそうないだろうと、アルファーのオーナーに「かっこいいねー、隣の500、私のなんだけど写真撮ってくれる?」とずうずうしくもカメラを渡し、撮ってもらったのがこの一枚。
間に立っているのはコスパな私です。よく考えますと、わが愛車500と一緒に撮ったのはこれが初めてです。
あ、なんのイベントか聞くのを忘れましたが、今調べましたところ、ASI - Automotoclub storico italiano (イタリアクラシックカー協会と訳せばいいかな)の1支部で、ブレーシアにある、Musica Watch Veteran Car Clubというところが主宰したイベントのようです。
「俺もこれでこのクラブの仲間だぜ」的な大きな勘違いをし、非常に気分を良くしながらこの地を後にしまして、ポンテ・ディ・レーニョ経由でイタリアのリゾート地、ボルミオを目指しました。
ところで皆さんは、地図でドライブルートを選ぶときに意識することってありますか?これは昔バイクに乗っていた頃からの私の癖?なのですが、地図上で「細い道」を選んでしまうのです。大きい幹線道路などはそこそこ走りやすいですし、スタンドの心配もないのですが、風景に満足できないことが多々あったからです。
このポンテ・ディ・レーニョ~ボルミオルートも「Google Map」で細かったので選んだのですが、実は「細すぎ」たのです(笑)。画像が無くこの車道の狭さをお伝えできないのが残念なのですが(動画がるのでいずれアップします)、私の500とバイクがすれ違うのもぎりぎりのような所もありありました。横はすばらしい「崖」ですので、落ちたら「Ciao(バイバイ) !」です(笑)。この時に思いましたが、欧州の峠道を堪能するには間違いなくバイク(自転車含む)か小型車ですね。小さな500で良かった~(笑)。
峠の頂上からの眺めです。左の奥に崖崩れ防止のトンネルが見えるかと思いますが、そのトンネルの先が非常に細かったか所です。
頂上はバイクだらけ、自転車で上ってくる強者もわんさかいました。実はこの峠、ジーロディタリアでよく使われているそうです。看板を見て頂くとお分かりになるかと思いますが、標高「2652m」!
看板の「PASSO GAVIA」でググると画像なども出てきますよ。
目の前の集団はアフリカツインのオーナーズクラブですね。
頂上の喫茶店にはジーロディタリアの記事が。ここまで自転車で上がってきた写真のお二人、チョコレートケーキ食べてました(笑)。
さてさて、この峠を後にしてリゾート地ボルミオを通過、今回2度目の「細い道」となりましたが、こちらは先程の峠よりも道幅は広く、快適なドライブでした。
この後、リヴィーニョという町を通り過ぎるといったんスイスに入ることになります。
スイスに入りますとある鉄道と並走することになるのですが、実はこの鉄道、ベルニナエクスプレスといい世界遺産に指定されているのです。鉄ちゃんの私としては、今乗りたい鉄道N01ですね。
この湖はイタリア語でLago Bianco、「白い湖」といいます。名の通り白濁色の湖ですね。
これが噂の「ベルニナエクスプレス」、そういえば、寺尾聡が「ハバナエクスプレス」という歌を歌っていましたが、恐らく関係はないと思います(そっとしておいてください、笑)。
ということで今回のツアーは終わりとなります。
来週末、もし時間が取れればカリオストロツアー第二弾に出かけようと思っています。
それではまた、Ciao Ciao !
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2012/07/14 22:36:23