昨夜グラッパを大量摂取してしまい、ひじょーーーーーに頭が痛いミラネーゼでございます。ううっ、こんな時はどうすればいいのだ...
さて、本日はツアー2日目D地点シュヴィルからG地点パリまでの模様をお伝えいたします!が、この日は非常に内容の濃い一日となりましたので、本日は半日分をお伝えいたします。
昨日約900kmを走破した割には疲れもなく、朝6時にはバシッと目が覚め朝の新鮮な空気を吸いこもうと雨戸をあけると、外は雨....。昨日、雪の件で神頼みを致しておりますが、今日こそ神様にこの雨を何とかして貰わないと非常にまずい。今日はカリオストロの城ツアーでとても重要なポイント2ヶ所に向かう予定なのです!
神頼みの前に現状把握ということで、朝食を食べつつ何を言っているかわからないフランス語のニュースにかじりつき天気予報のコーナーになるまで待つこと15分、やっと私にも理解できる天気予報図が出てまいりました(笑)。「よしゃ、来いっ!」と勝ち馬投票券を握りしめレースを見守るオヤヂと化し天気予報図に見入りますと.....
「もらったーーーーっつ、北西から天候が回復!」
なんと、フランスほぼ全土1日中雨の予報なのですが、お昼ごろから私が向かう北フランスだけ天候が回復するではないですか!良かった~、次元(前回のツアーに登場)連れてこなくて(笑)。
善は急げと行きたいところですが、最初の目的地E地点までは160km程度、天候回復前に着いてしまってもいけませんので、9時頃に出発することに致しました。ちなみの本日の走行距離は凡そ550kmとなりますが、昨日に比べましたらコンビニに煙草を買いに行く程度です(笑)。
ホテルの部屋からの風景です。今回気付いたのですが、イタリアや南フランスは屋根がオレンジ色で北上するに従って屋根が徐々に黒くなっていくのです。このような変化を楽しめるのは陸路ならではですね。
ホテルを出発して数キロの住宅街です。
更に30分ぐらい走ったところの町、おっとここで問題です。上下ふたつの町に、ある違いがあるのですがそれはいったい何でしょうか??
お、ここでスーパーひとしくんが~(笑)
さて、正解はこちら!
じゃん、これ、電柱です!上の町はイタリアでもおなじみ電線を埋設した町、下は電柱で電線を引いた町なのです。しかし、何故このあたりは埋設ではないのかな。
この電柱のある街を過ぎますと田園風景の中をひたすら走ります。農道としても使われており大型トラクターなども走っておりましたが、彼らが泥を道に残していくお陰でカリオストロ号が大変なことに。後でその写真が出てまいりますが、ここまで車を汚したことは今までありません。
どことなく北海道の風景に似ていますね。
出発してから凡そ2時間で本日最初の目的地E地点に到着。前回のブログのコメントに「モン〇〇〇〇〇〇ル」などという聞いたこともない地名が散見されましたが、実はここに来たのでした!
おーーーーーーい、これじゃ分がんね!
な、なんだ、ちみは!
こ、これに乗っていくのか。お、俺を何処に連れて行こうというのだ!
カリオストロ城、からの~
モンサンミッッシェル! お見事、全員正解です(笑)!
カリオストロの城の有力候補として、前回のツアーで訪れたノイシュヴァンシュタイン城と双璧をなす
このモンサンミッシェル、これを見ずしてすでにノイシュヴァンシュタイン城に軍配があがったかと思いきや、いやいやこれは甲乙つけがたい!立地条件などは、圧倒的にノイシュヴァンシュタイン城の方が秀でておりますが、この雰囲気や町が存在するあたりはモンサンミッシェルの方が上ですね。
まだ雨雲に覆われてはいるものの遠くに青空がのぞき始めましたので、朝の予報通りこれから天候は回復していくでしょう。
それではさっそく町に潜入いたします。
おお、この町の賑わい、そして雰囲気、これはまさにあの時のシーン!
おお、もしやこのレストランは!
だ、だめだ、町の雰囲気を見れば見るほど、ここがカリオストロ城のモデルになったのではと思えてくる...
分からない、俺にはもう何が何だかさっぱり分からなくなってきた。いかん、例の発作がまた....
NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!
本当に困りました。カリオストロ城はどちらがモデルなでしょう。ん~、もうこう考えるしかなさそうです。カリオストロ城はノイシュヴァンシュタイン城とモンサンミッシェルのハイブリッドなのだと。
ただ、宮崎駿氏は制作前にモンサンミッシェルは訪れていないはず、これだけははっきり言えます。何故はっきり言えるのか、それはある実験結果によるものなのです。その結果によっては、イタリア人であれば発狂して死んでしまうかもしれない、非常に恐ろしい実験なのです。
カリオストロの城のファンならご存知、ルパンと次元がスパゲッティを頬張るシーンですが、この美味しそうなスパゲッティを食べられるレストランはこのモンサンミッシェルに存在するのか?
つまり、モンサンミッシェルの名物、ガレットやオムレツ、そしてこの地で採れるであろう新鮮な魚介を差し置いて、14年以上本国で食べてきたスパゲッティを食すという実験なのです!
まずはお店探しからスタートです。上の画像のような雰囲気のお店でかつスパゲッティが食べられる店、スパゲッッティといってもルパンたちが食べたミートボール入りは無いにしろ、せめてボロニェーゼでなくてはなりません。小さな町を行ったり来たり、恐らく3往復はしたと思います。するとメニューにボロニェーゼがあるお店を発見!雰囲気も近い!
どうでしょうか、雰囲気は似てますよね?
さて、覚悟を決め「ボロニェーゼを一つ下さい」と30年前はお嬢さんだったであろう方に注文し、待つこと15分、覚悟が出来ていたとはいえ、自分の目を疑いました...
「アー、ユー、キディング、ミー?」
キターーーーーー、フランソワーズボロニェーゼ神、降臨
このトマトと全くからんでいない,日本のミートソーススパゲッティと同種の食べ物をあなた達はボロニェーゼと呼ぶのですかっ!お隣の国の食べ物ですよ、せめてナポリタン風であればまだ許せるのに...そして何故チーズが先にかかっちゃっているのですか~っ?
という訳で、この実験結果によりまして映画で全く違うスパゲッティを描かれた宮崎駿氏はここモンサンミッシェルに来られてはいないと断言させて頂きます(笑)。
しかし、カリオストロの城のファンとしてこの実験が出来たことが非常に嬉しい!ありがとうモンサンミッシェル!
いつしか天候は回復しモンサンミッシェルの上空も青空となっておりました。おお神よ、スパゲッティのことは忘れます(笑)。
恐らくみんカラ史上最も汚ないチンクエチェントをご覧いただいたところで、本日はお別れをしたいと思います。
おっと、10分程度の動画もアップいたしましたのでお時間のある方は是非どうぞ。
それではまた
チャオ!
Posted at 2013/02/03 15:53:50 | |
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