先日のブログの通り目的地はモナコですが、モナコとミラノの往復も芸が無いということで、1日目の宿泊地をマルセイユにしてみました。
実はマルセイユはずっと行ってみたかった街でした。カサブランカ、ブエノスアイレスなど、私のイメージですが、哀愁漂うちょっと悪そうな感じの街が好みなのです。簡単に言うと、裏路地でゴルゴ13とすれ違いそうな街です(笑)。
さて、宿泊先もネット予約して一路トリノ方面に向かいました。トリノに着いたときにふと「そういえばトリノはFIATの街、チンクエチェントの故郷じゃん!」と気づき、FIATの聖地、旧工場であるリンゴットに寄り道をしました。
ご存知の方も多いかと思いますが、屋上部分にオーバルテストコースを持つこの旧工場は、コルビジェに「都市計画の手本」とまで言わせた、非常に優れた機能的特徴を持つ建物です。
また、現在の複合施設に生まれ変わらせたのは私の好きなレンゾ・ピアノということで、建築に興味のある方々も楽しめる場所に生まれ変わっています。
このオーバルコースは、下の工場で作られた完成車をテストするところで、スロープが建物の両端に2か所、上りと下りに分かれていたそうです。
下ったその先は完成車を出荷まで停めおく場所となっており、つまり生産から出荷まで非常に無駄のないライン上に収まっていたようです。この「効率」とは無縁の生活を営んでいるラテン民族国家のイタリアにこのような工場があったとはとても信じられません(笑)。
1時間ほど見学後した後、トリノを後にしてフランスとの国境をめざしました。
フランス国境付近の景色です
EUはシェンゲン協定を取り入れており国境検査がありませんので、フランス側へはホントに
あっけなく入国できます。あっけなすぎて国境の写真を撮り忘れました。。
更に進みますと、黄色い花の咲く場所を通過します。そこでカリオストロの城のワンシーンが脳裏を過りました。
そのシーンとは
これです。
このシーンはカリオストロ公国に入ってすぐに、チンクエチェントがパンクしてしまうところです。
私はカリオストロ公国=リヒテンシュタイン公国と推測しております。下の画像が私の考えている、モナコからカリオストロ公国(リヒテンシュタイン公国)へのルパンが辿ったルートです。
しかしながらリヒテンシュタインには恐らくこのようなところが無いので、スイス辺りで巡り合えればと考えておりました。フランスの山の中で巡り合えるとはラッキーです。早速500と一緒に撮ってみることにしました。
その画像がこちら
いかがでしょうか?、中々いい感じで撮れたかなと思っています。
ただ、言いたく何のですが...本当に言いたくないのですが... 黄色のチンクエチェントの方が...
Noooooooooooooooooooooooooおおおおおおおおおおっ !!
すまんMYチンクエチェント、こんなダメオーナーを許してほしい...
余談ですが、最後まで色には非常に悩まされ、覚悟を決めて「よし、黄色のチンクエチェントを買うぞ!」とディーラーに向かったその日から本国イタリアで黄色は生産中止となりました...
本日の目的地、マルセイユに到着したのは夕方の5時頃、ホテルはフィリップ・スタルクのデザインでしたが、1泊およそ一万円ということで意外とリーズナブルでした。ホテルの部屋はこんな感じです。部屋はさほど広くありませんでしたが、なんと壁には27インチのiMacがかかっておりちょっとリッチな気分に浸れました。
さて、次回のブログは最終目的地のモナコの様子をお伝えします。
Posted at 2012/05/31 05:26:28 | |
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ルパン | 日記