おはようございます。何故か土曜の朝から「北の国から」を見て泣いているミラネーゼでございます。
「神は細部に宿る」 - ミース・ファン・デル・ローエ(ドイツ人建築家)
よくわからない始まり方ですが、気にしないでください(笑)。さて、本日はカリオストロの城ツアー(フランス激走編)の最終日(H地点~J地点)の模様をお伝えいたします!
最終日まで、移動中は雨に降られながらも要所ではなんとか天候に恵まれてきましたが、天気予報では最終日もなんとか持ちこたえてくれそうです。夜からの雨も出発前には上がりまして、薄日もさしてきました。
ホテルの目の前のマンションですが、日本っぽいですよね。
朝7時にホテルを出発しまして、本日の目的地、140km先のI地点に向かいます。フランスとは本日でお別れ、途中80km先でスイスに入国します。
一般道ですが、道幅も広く非常に快適でした。穴ぼこだらけの車線もいい加減なイタリアは少しフランスを見習ってほしいものです(笑)。
「いくぜっ」な風景(笑)、朝日ってヤバイですよね。入らなくてもいい気合が入ってしまいます。バイクだったらかっ飛んでいたかも(笑)。
「今日は俺のSOULも回転数高めだぜっ、何人たりとも俺の前を走らせねえ、国境までノンストップだっつ!」
そして立ち寄ったローカル線の駅(笑)、おお~、癒されるぅ~ふ。
だって、だって、鉄ちゃんなんですもの(笑)。素敵な駅を見つけたら停まる、これ基本です。
出発から凡そ1時間半で国境に到着しました。
いつもでしたらスイス国境ではパスポートを提示するのですが、トランクに収めたリュックの中で、取りに降りるのもおっくうでしたので財布に入っているIDカードを見せたところ(私の知っている限り、イタリア人はこれでOK)、何故かご不満の様子。先ずトランクを見せなさいと言われ、トランクにある荷物をチェックし始めたところで
「車を横に停めて、荷物をすべて持ってオフィスに来なさい」
な、なんだとう、どこがあやしいってんだ。つーか、その言い方ちょー気にいらね~つんだ!トランク内に荷物をまき散らす前に、最初からオフィスでやればいいじゃねんかいっ!
私の悪い癖で、こういう方達にも対応によっては「プチ(petit)」切れて(笑)しまうことがあり、以前イタリアの白バイ隊員に横柄な態度をとっていたら、「貴様、俺を誰だと思ってるんだ!」と怒られ危うかったことがありました(笑)。
こういうときは兎に角しゃべらないのが一番ですね、しゃべり始めると頭に血が上り始めるので...
壁際に立たされ、提示した身分証の確認中...何か言われるのを覚悟で撮影しました(笑)。
ここからが長かった...2人がかりで確認に凡そ30分もかかってるんです...
確認が終わると、私にオフィスに来いと言った方は何も言わずに別の車両(観光バス)の乗客の検査に行ってしまい、相棒が全ドキュメントを持って渡しに来ましたが無言で受取りその場を去りました。
そして記念撮影(笑)
嫌なことはすぐ忘れて次に行きましょう!
で、いきなりのこの景色。やっぱりスイスは一味違う。
国境から凡そ一時間程で、本日の目的地Iに到着しました。さてこの目的地Iですが、「アヴァンシュ」という町でヌーシャテル湖とムルテン湖という2つの湖のすぐ近くにあります。
ここまでですと、なんてことないスイスにある小さな村と思われるかもしれませんが、実はすごい村なのです。
ここアヴァンシュはローマ帝国時代のスイスの主要都市で、ぬあんとローマ時代の遺跡を見ることが出来るのです!現在でもほぼ完全な形で保存されている円形闘技場ではオペラフェスティバルが催されています。
このあたりは5世紀末まで西ローマ帝国の影響が及んでいた地域で、その後東ゴート王国に支配されているようです(ウィキペディア、東ゴート王国の領域図参照)。
映画では、ルパン、クラリスがこのように言っています。
ルパン:「隠された財宝か」
クラリス:「湖の底にローマの町が眠っていたなんて」
ルパン:「ローマ人がこの地を追われるとき、水門を築いて沈めたのを、あんたのご先祖様がひそ
かに受け継いだんだ」
つまり西ローマ帝国が東ゴート族(カリオストロ一族)にこの地を追われ、その後東ゴート王国が築かれた、その時に残された「ローマの町-隠された財宝」がアヴァンシュではないかと思うのです。
前述しましたが、この町が2つの湖のすぐ近くであることもその理由の一つです。
共同浴場の跡もしっかりありました。
これまでカリオストロの城ツアーとして色々な地を訪れてまいりましたが、舞台として設定されているのは、リヒテンシュタイン(カリオストロ公国)-マイエンフェルト(ハイジの故郷)-アヴァンシュ(ローマ遺跡)というスイス北部一帯なのかな、と言う大まかな結論に今回達しました。
さて、6回にわたってお送りしましたカリオストロの城ツアー(フランス激走編)、これにておしまいとなります。まだまだこれからもカリオストロの城の謎を解明すべく奔走いたしますので、どうぞお楽しみに!
「Clarissa abbi cura di te arrivederci ! 」(クラリス、達者でな、さいなら~)
チャオ!
Posted at 2013/03/16 18:13:34 | |
トラックバック(0) |
ルパン | 日記