• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ミラネーゼのブログ一覧

2013年02月03日 イイね!

カリオストロの城ツアー(フランス激走編)、その3

昨夜グラッパを大量摂取してしまい、ひじょーーーーーに頭が痛いミラネーゼでございます。ううっ、こんな時はどうすればいいのだ...


さて、本日はツアー2日目D地点シュヴィルからG地点パリまでの模様をお伝えいたします!が、この日は非常に内容の濃い一日となりましたので、本日は半日分をお伝えいたします。



昨日約900kmを走破した割には疲れもなく、朝6時にはバシッと目が覚め朝の新鮮な空気を吸いこもうと雨戸をあけると、外は雨....。昨日、雪の件で神頼みを致しておりますが、今日こそ神様にこの雨を何とかして貰わないと非常にまずい。今日はカリオストロの城ツアーでとても重要なポイント2ヶ所に向かう予定なのです!

神頼みの前に現状把握ということで、朝食を食べつつ何を言っているかわからないフランス語のニュースにかじりつき天気予報のコーナーになるまで待つこと15分、やっと私にも理解できる天気予報図が出てまいりました(笑)。「よしゃ、来いっ!」と勝ち馬投票券を握りしめレースを見守るオヤヂと化し天気予報図に見入りますと.....

「もらったーーーーっつ、北西から天候が回復!」

なんと、フランスほぼ全土1日中雨の予報なのですが、お昼ごろから私が向かう北フランスだけ天候が回復するではないですか!良かった~、次元(前回のツアーに登場)連れてこなくて(笑)。

善は急げと行きたいところですが、最初の目的地E地点までは160km程度、天候回復前に着いてしまってもいけませんので、9時頃に出発することに致しました。ちなみの本日の走行距離は凡そ550kmとなりますが、昨日に比べましたらコンビニに煙草を買いに行く程度です(笑)。



ホテルの部屋からの風景です。今回気付いたのですが、イタリアや南フランスは屋根がオレンジ色で北上するに従って屋根が徐々に黒くなっていくのです。このような変化を楽しめるのは陸路ならではですね。



ホテルを出発して数キロの住宅街です。



更に30分ぐらい走ったところの町、おっとここで問題です。上下ふたつの町に、ある違いがあるのですがそれはいったい何でしょうか??

お、ここでスーパーひとしくんが~(笑)

さて、正解はこちら!



じゃん、これ、電柱です!上の町はイタリアでもおなじみ電線を埋設した町、下は電柱で電線を引いた町なのです。しかし、何故このあたりは埋設ではないのかな。

この電柱のある街を過ぎますと田園風景の中をひたすら走ります。農道としても使われており大型トラクターなども走っておりましたが、彼らが泥を道に残していくお陰でカリオストロ号が大変なことに。後でその写真が出てまいりますが、ここまで車を汚したことは今までありません。



どことなく北海道の風景に似ていますね。







出発してから凡そ2時間で本日最初の目的地E地点に到着。前回のブログのコメントに「モン〇〇〇〇〇〇ル」などという聞いたこともない地名が散見されましたが、実はここに来たのでした!



おーーーーーーい、これじゃ分がんね!



な、なんだ、ちみは!

こ、これに乗っていくのか。お、俺を何処に連れて行こうというのだ!



カリオストロ城、からの~



モンサンミッッシェル! お見事、全員正解です(笑)!



カリオストロの城の有力候補として、前回のツアーで訪れたノイシュヴァンシュタイン城と双璧をなす
このモンサンミッシェル、これを見ずしてすでにノイシュヴァンシュタイン城に軍配があがったかと思いきや、いやいやこれは甲乙つけがたい!立地条件などは、圧倒的にノイシュヴァンシュタイン城の方が秀でておりますが、この雰囲気や町が存在するあたりはモンサンミッシェルの方が上ですね。

まだ雨雲に覆われてはいるものの遠くに青空がのぞき始めましたので、朝の予報通りこれから天候は回復していくでしょう。

それではさっそく町に潜入いたします。







おお、この町の賑わい、そして雰囲気、これはまさにあの時のシーン!





おお、もしやこのレストランは!



だ、だめだ、町の雰囲気を見れば見るほど、ここがカリオストロ城のモデルになったのではと思えてくる...









分からない、俺にはもう何が何だかさっぱり分からなくなってきた。いかん、例の発作がまた....



NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!

本当に困りました。カリオストロ城はどちらがモデルなでしょう。ん~、もうこう考えるしかなさそうです。カリオストロ城はノイシュヴァンシュタイン城とモンサンミッシェルのハイブリッドなのだと。

ただ、宮崎駿氏は制作前にモンサンミッシェルは訪れていないはず、これだけははっきり言えます。何故はっきり言えるのか、それはある実験結果によるものなのです。その結果によっては、イタリア人であれば発狂して死んでしまうかもしれない、非常に恐ろしい実験なのです。





カリオストロの城のファンならご存知、ルパンと次元がスパゲッティを頬張るシーンですが、この美味しそうなスパゲッティを食べられるレストランはこのモンサンミッシェルに存在するのか?

つまり、モンサンミッシェルの名物、ガレットやオムレツ、そしてこの地で採れるであろう新鮮な魚介を差し置いて、14年以上本国で食べてきたスパゲッティを食すという実験なのです!

まずはお店探しからスタートです。上の画像のような雰囲気のお店でかつスパゲッティが食べられる店、スパゲッッティといってもルパンたちが食べたミートボール入りは無いにしろ、せめてボロニェーゼでなくてはなりません。小さな町を行ったり来たり、恐らく3往復はしたと思います。するとメニューにボロニェーゼがあるお店を発見!雰囲気も近い!





どうでしょうか、雰囲気は似てますよね?

さて、覚悟を決め「ボロニェーゼを一つ下さい」と30年前はお嬢さんだったであろう方に注文し、待つこと15分、覚悟が出来ていたとはいえ、自分の目を疑いました...




「アー、ユー、キディング、ミー?」





キターーーーーー、フランソワーズボロニェーゼ神、降臨

このトマトと全くからんでいない,日本のミートソーススパゲッティと同種の食べ物をあなた達はボロニェーゼと呼ぶのですかっ!お隣の国の食べ物ですよ、せめてナポリタン風であればまだ許せるのに...そして何故チーズが先にかかっちゃっているのですか~っ?

という訳で、この実験結果によりまして映画で全く違うスパゲッティを描かれた宮崎駿氏はここモンサンミッシェルに来られてはいないと断言させて頂きます(笑)。

しかし、カリオストロの城のファンとしてこの実験が出来たことが非常に嬉しい!ありがとうモンサンミッシェル!



いつしか天候は回復しモンサンミッシェルの上空も青空となっておりました。おお神よ、スパゲッティのことは忘れます(笑)。







恐らくみんカラ史上最も汚ないチンクエチェントをご覧いただいたところで、本日はお別れをしたいと思います。

おっと、10分程度の動画もアップいたしましたのでお時間のある方は是非どうぞ。




それではまた


チャオ!
Posted at 2013/02/03 15:53:50 | コメント(13) | トラックバック(0) | ルパン | 旅行/地域
2013年01月29日 イイね!

カリオストロの城ツアー(フランス激走編)、その2

体力強化を兼ねましてスノーボードに行こうかと考えていたのですが、チンクエチェントは14インチでないとチェーンが使えないらしいなどというショッキングなニュースを耳にいたしまして、バスもしくは電車で行こうかと本気で悩んでいるミラネーゼでございます。


本日はB地点のスーザからD地点のシュヴィルまでの模様をお伝え致します。昨夜、ミラノからスーザまで移動しておりますが、この日を今回のツアーの1日目と致しましょう。



あっさりとB地点からD地点と書きましたが、実はこの区間、900kmあるのです!前回のブログへコメントを下さった方の中に、かなりクレイジーなみんカラ野郎(笑)が結構いらっしゃって、900kmごときでは「Hey Hey ぼくちゃん、何すかしちゃってるの」とバタフライナイフで頬をペタペタとかれそうですが、「おっ、やるね大将!」なんてお声をかけて頂くと、嬉しかったりしちゃったり(笑)。


さて、淑女オーナーの「愛の朝食」を食べ終え(笑)出発しようと外に出てみますと、昨夜の豪雨が嘘のように、澄んだ秋空が広がっておりまして、山々も綺麗に色づいておりました。





昨夜降りたスーザのインターより再び高速に乗りましてすぐの料金所で車を止め振り返ると



この景色、日頃の行いが良すぎでしょ(笑)。

この青空と景色ですからかなり興奮状態、「やっぱり旅はいいなあ~」なんて思いながら車を走らせること10分、ちょっと景色に変化が。



景色としては素晴らしいのですが、雪が多くないですか?そして、車の外気温計は氷点下。ちょっと心配になってきちゃいました....。もう少しで峠の頂上、そこからはトンネルですから雪の心配はありません。「頼みます、なんでもしますから雪道にはならないで」と神に願い続け、更に走ること15分、峠の頂上に到着!



か、神は、間違いなくいる(笑)、おお、神よ!、なんて喜んでいるのもつかの間、神からのお達しが...



「OKANE HARAINASAI」

「お金 払いなさい」

ち~ぃん.......



また、払うんですか....(説明しよう!、ミラネーゼは以前にもフランスとの国境のトンネルで高額な通行料を支払っていたのだ)


「愛だと思ったら、やっぱり金が目当てかよ!」 (笑)。紳士なおじ様方、思い当たる節が....(笑)。

わかりましたよ、払いますよ、払えばいいんでしょ。それにしてもどうしてこんなに高いのでしょう、
本日のレートで約4800円ですよ!



「ばっかやろーーーーーーーーーーーーっ!」な画像(笑)。

はあ~、外も寒けりゃ私の財布も寒くなってしまいましたが、トンネルの中心に向かうに連れ気温が上昇、



真冬に27度って、常磐ハワイアンセンターかっ!(笑)


トンネルを抜けたフランス側はイタリア側より気温が高く、かなりご機嫌な天気だぜ!(汚れた英雄の伊武雅刀風、笑)。





フランスに入って数十キロ走ったところで一服タイムをとることに。





さすがフランス、サービスエリアでバゲットを売ってました。



タバコは、高っつ!(現在禁煙中)。一本50円の煙草を味わい、本日の最初の目的地に向けて出発します。



私の好きなDS5を発見、このころのイタリアではほぼ見かけませんでした。さすがフランス。

そうこう(走行)しているうちに最初の目的地、リヨンに到着。ところでカリオストロの城とリヨン、どのような関係があるわけ?とお考えの方も多いかと思いますが、実はカリオストロの城に登場するある機関の本部がここリヨンにあるのです。その機関とは...、これだ!



「インタ~ポ~ル~」(ドラえもん風、笑)、つーか良く見えね~(笑)。



別な角度から



更に別な角度から



こちらがカリオストロの城に登場するインターポール本部(のはずです)。1980年代後半まではパリに有ったようですので、現在のリヨンの本部が作品で描かれていたわけではない為、全く雰囲気が異なりますね。

作品が製作された1970年代にパリのどこに存在していたか、まだその建物が現存しているか調べきれておらず、もし情報をお持ちの方がいらっしゃったら是非ご連絡下さい!

インターポールの横は集合住宅になっておりまして、目の前は巨大な公園、公園と住宅の間をトロリーバスが走りレンタル自転車が設置されているという、健康・省エネに配慮した住環境となっておりました。







少しリヨン市内の観光をしたかったのですが、本日の宿泊地であるシュヴィルまではまだ650kmもありますので、残念ですが出発しなければなりません。現在12時、何とか18時~19時には到着するでしょう。



途中通りかかったこの風景を撮って、いざシュヴィルへ!ここからはまさにタイトル通りの激走、高速をひたすら走ります。車内より撮った画像しか御座いませんが、どうかご容赦ください。本当は、もっと寄り道をして旅をしたかったのですが....。



見づらいですが、2CVの後ろ姿です。「ク、クラリスか!」と期待しながら通り過ぎると、ファンキーなあんちゃんでした(笑)。



一服タイムでサービスエリアに入るとこの通り、見事にフランス車だらけでした。









あれDS君?なぜこんなドロドロなのよ。







またまた一服タイム、出来たばかりのサービスエリアでとてもきれいでした。





クノールスープの自動販売機とは、なかなかやりますな。





そして18時30分にやっと本日の宿に到着!無事900km走り切りました!誰か褒めて~(笑)。



ホテルの雰囲気はとてもよく、オーナーは英語をほぼ理解しませんでしたが非常に感じのいい方でした。パリとミラノにしばしば出張されるアパレル業界の方々より「フランス人は、イタリア人に比べるとなんかこう冷たい感じがしてね~」などと良く聞いておりましたが、私はそのように感じたことは無いのです。むしろイタリア人よりしっかりしていて好印象(笑)。なんてフランス人を目の敵にしている(潜在的にコンプレックスを持つと言った方が正しいかな)イタリア人に言ったらヒステリーを起こされそうですが(笑)。

部屋でシャワーを浴び、さて冷えたビール900km走破の祝杯でも上げようかと、ホテルを出てすぐの十字路に立ち四方向を見まわしたところ、レストランはおろか住宅さえ数件の超ド級なお田舎(笑)だったのです。

「ダメだこりゃ」とすぐさまホテルに戻り、オーナー「この辺りにレストランは有りますか」と筆談を交えながら聞いたところ、「車で10分程の所に一軒だけあります」との答えが。

神は私を見捨てなかった(笑)。



こちらが私を飢えから救ってくれたレストランです。



この辺りの伝統的な料理である「ガレット」を頂きました。ガレットに赤ワインが非常に合ってボトル1本程飲んでしまいました(笑)。


本日はここまで、次回は2日目の模様をお伝えします!


チャオ!
Posted at 2013/01/29 07:31:49 | コメント(26) | トラックバック(0) | 日記
2013年01月21日 イイね!

カリオストロの城ツアー(フランス激走編)、その1

今回のタイトル長すぎかしら、などと思いながら数年前にシャルル・ド・ゴール空港で買ったシャンソンのCDを初めて聞いているのですが、どうしても美空ひばりさんに聞こえてしまう、ジャポネーゼなミラネーゼでございます。

さて今回のツアー「カリオストロの城ツアー フランス激走編」ですが、11月の初旬に4日間(正確には4日と5時間)をかけ、総走行距離は約2600㎞というものでした。

「ほほ~ぅ......、お、おえっ(←長野県上田市辺りの方言、笑)!」と思ったあなた、そうです、そうなのです!単純に総走行距離2600Kmを4日で割りますと、一日平均の走行距離がなんと650km!、それを4日間続けるのです。つまり「は~し~り~す~GY !」、ということでタイトルが「激走編」となったのです。

「Why ? You、なんでそんな無茶なことする?」と聞かれそうですが、ミラノから約1200Km離れているイギリス海峡沿いの町にカリオストロの城フェチとしてはどうしても見ておかなければならないものがあるのです!寄り道こそ旅の醍醐味と考えている私にとって非常に辛いものとなりそうでしたが、4日以上の長期休暇のチャンスはそうそう訪れないため、一念発起してツアー決行と相成ったのです。

その4日間、2600kmに及ぶツアーのルートはこのような感じです。



そもそもなぜ4連休になったかのお話をちょっと致しましょう。11月1日(木)はFesta di Tutti i Santi(諸聖人の日)といってイタリアの祝日、翌日11月2日(金)は祝日ではないのですが、イタリアではPonte(ポンテ、直訳すると橋)と言って飛び石連休にはさまれた平日を休みしてしまうことが良くあり、この時も土日の二日を休みにしているにしている企業はほぼ、木~日まで4連休にしてしまいました。そのようなわけでイタリアの風習に肖り私も4連休となったのです。


それではツアーの模様をお伝え致してまいりましょう!先述の通り非常に総走行距離が長いため、少しでも1日の平均走行距離を減らそうと、ミラノを10月31日(水)の夜8時、仕事を終えてそのまま出発しトリノの先のSUSAという町に向かいます。

この、「仕事後に出発」というのが何とも楽しい!「私をスキーに連れてって」等をご覧になられていた元BOY達は、この感覚お分かり頂けるのではないでしょうか。



私も東京で働いていたころは、仕事を終えてスノーボードに長野のスキー場へ行ってました。ちょっと三上博史入っちゃってたかもしれません(笑)。ただ彼と違うのは、バブリーなこの頃の話ではなくその数年後のことでして、お金が無い私は高速道路を使えず往復下道(片道200km)、宿泊は勿論車の中(笑)。当時バイクに命をかけていた私は車など持てず、出来の良い弟を説得してレオーネバンを購入させ、週末拝借という非情なことを致しておりました(笑)。既にレガシー全盛でしたので、レオーネバンなど見かけることなどありませんでしたが、スペーシーワゴンと命名し、皆に自慢しておりました(笑)。自分で言うのもなんですが、昔から変態な車歴ですね...

おっと、話がそれてしまいましたが、そんな「ルンルン(死語?)」な気分で宿に向かったのです。が、しかし....。宿までは凡そ200km、小二時間程度(笑)のドライブは私にとっては朝飯前なのですが、その夜は稀に見る豪雨で前は見えないわ轍に溜まった雨水でハンドル取られるわで次第にブルーゾーンへ....

なんとかその日のうちに宿に到着したのですが、すでに11時30分を過ぎておりました。そんな遅くに到着したにもかかわらず、オーナーのおばあちゃんは「寒かったでしょ、今暖かい飲み物と甘いものを持ってくるわ」と言って、紅茶とクッキーを部屋まで運んでくれたのです!!

その優しさに触れ、「とっ、年の差なんて関係ないっ!」と熱い抱擁をしてしまいそうになりましたが、立て続けに「また~、関係あるやろ」と冷静に言い返すもう一人の自分が登場し、「うむ、そうかもしれない」などと妙に納得してしまったのであります。





間違いが起きそうになった部屋です(笑)。ちなみに一泊のお値段(朝食込)は40ユーロ(約4,800円)、とてもきれいで非常に気に入りました。また春にでも訪れようと思います。



さて本日はこの辺で。次回のブログはなんとか今週中に書きあげたいと思います!

チャオ!!
Posted at 2013/01/21 01:23:41 | コメント(19) | トラックバック(0) | 日記
2013年01月04日 イイね!

続カリオストロの城ツアー(暫定)、その6

みんカラの皆様、あけましておめでとうございます!

今年も皆さんにイタリアやヨーロッパのリアルな風景、及び人々の生活をお伝えしてまいります。拙文ではございますがお付き合い頂けますと幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします!

さて、前回の投稿より1カ月以上経ってしまいましたが、今回は新春スペシャルということでツアー4日、5日目の2日間の模様をまとめてお伝えいたします。

まずは、ツアーのおさらいを。4日目はH地点からI地点を経由してJ地点、5日目はJ地点からK地点のミラノへとなります。この2日間は、カリオストロの城に関係すると思われる場所などは無く、ダイナミックなスイスの自然を堪能することとなります。



昨夜はH地点のブライルという町に泊ったのですが、このあたりはスイスの四番目の公用語と言われるロマンシュ語の話者が多く住んでおります。ロマンシュ語はイタリア語にも似ていることからイタリア語を理解できる人達が多く、宿泊したホテルのオーナーは完璧なイタリア語を話しておりました。



ホテルの部屋からの眺めです。オーストリアのチロル地方とほぼ変わらない風景ですね。

朝8時過ぎにはホテルを出発いたしまして、私と次元の共通の趣味が楽しめるI地点を目指します。





I地点に関係するあるものが写っております。




進んでいくにつれて雪が見えてまいりましたが、残雪ではなく明らかに2,3日以内に降った雪!
まだ9月の初めなんですけど...

そしてついに




NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO !!

なんと、一面の銀世界に!いや~、この景色は想像しておりませんでした。



峠の頂上で、スイス軍がお出迎え。さすが軍隊です、暖かそうな格好をしておりました(笑)。



我慢くらべをしている訳ではありません(笑)。二人とも短パンしか持っておらず、このようなおかしな写真に。右側にいるのが噂の次元です。

しかし、雨ならまだしも雪まで降らせる雪男の次元には参りました。ちなみに次元は本厄です(笑)。

寒すぎて凍え死んでしまいそうでしたので、写真を撮ったらすぐに出発、この峠の向こう側は
続カリオストロの城ツアー(暫定)、その2で通りましたサンゴッタルドトンネルの真上に位置する、アンデルマットという町になります。



下っている途中、偶然にもこのような写真を撮ることが出来ました。人生の多様性を表現した一枚になったかと(笑)



雲の下に見えるのがアンデルマットです

アンデルマットを通り過ぎまして、インターラーケン方面に向かうことになるのですが、インターラーケンに向かうにはルートが2つあります。一つは高速道路を使い峠を迂回するルート、もうひとつは私の好きな「細い道」(笑)を通り峠を越えるショートカットルート、勿論ショートカットルートを選びます。



奥に見える峠を越えていくはずでしたが、なんと雪の為に通行止め!仕方なく来た道を引き返し高速道路を使ってインターラーケンに向かいます。凡そ1時間ほどでインターラーケンに到着、そこからは一般道で目的地 I へ。

その目的地 I はアイガーの麓、ラウターブルンネンという町になります。アイガーはグランドジョラスの北壁、マッターホルン北壁とともに、登頂困難な三大ルートの一つとして知られるアイガー北壁が有名で、その題名で映画にもなっております(残念ながら私は見ていないのですが...)。
アイガー北壁ルートでの登頂には通常2日はかかるそうですが、なんと2時間28分で制覇したスイス人のダニー・アーノルドさんという登山家がいるのです。以前はYou Tubeに登頂の模様がアップされていたのですが、残念ながら削除されてしまったようです。

ここまで書きますと、「あれ、ミラネーゼさんってアルピニスト?」と思われそうですが、いやいや私はアルピニストでも何でもなく、ただの「鉄ちゃん」(笑)。実はこのラウターブルンネンは、ヴェンゲルンアルプ鉄道(途中でヨーロッパで最も高い位置にあるユングフラウ駅に向かうユングフラウ鉄道に接続)の発着駅で、今回の目的はこの登山鉄道に乗ることだったのです。



ラウターブルンネンに到着





早速「撮り鉄」(笑)。スイスの鉄道はやはり素敵。

撮影も終わり、私も次元も興奮気味に駅の窓口に向かい切符を購入しようとしたのですが、窓口の横に置かれたモニターを見ると、猛吹雪でホワイトアウト気味のユングフラウ駅が映し出されているじゃないですか!標高が高いので雲の上では、などと甘い期待をしておりましたが大外れ....トホホ...

次元と協議の結果、一週間後に別の登山鉄道に乗ることにし、今回は残念ながら諦めることに致しました(涙)。


後ろ髪を引かれる思いでラウターブルンネンを後にしまして今晩の宿泊地を目指します。







宿泊地までは、また一つ峠を越えることに。つーか、晴れてきてるんですけど...(涙)



途中、電気自動車を発見。

ラウターブルンネンから凡そ2時間で宿泊地に到着、正確には宿に向かうロープウェイの駅に到着。



ホテルへは車で行くことが出来ず、歩いて登るかロープウェイで行かなければなりません。

専用駐車場に車を止めて周りをみると、あらら









この子達がお出迎え! アルプスには車好きが多いですね!



宿はこんな感じ





宿からの眺め



夕食はチーズフォンデュを頂きました。イタリアに来て十数年経ちますが、チーズフォンデュを頂くのは初めてです。非常にシンプルな料理ですが非常においしかった!チーズフォンデュはチーズを白ワインで溶かしているのでお酒の苦手な方は酔ってしまう可能性があります。お酒の苦手な次元は「せんちゃん、俺酔っ払っちゃったみたい」と申しておりました。アラフォーのオヤジにフォンデュ鍋ごしに言われると多少むかつきます(笑)。


さて翌日は天候も回復し気持ちの良い朝を迎えられたのですが、立ち寄るところもなくミラノに向けて帰るのみ。せめて昨日この天気だったならと悔やまれてなりません。

宿のオーナーに別れを告げてロープウェイ乗り場に向かおうとした時、オーナーが「氷河は見ていかないんですか?」と私に問いかけてきました。「えっ、氷河?」と聞き返すと、「ロープウェイで山頂まで行って少し歩くと、アルプス山脈で最大のアレッチ氷河がありますよ」と言うではないですか!

見たい、非常に見たい!、昨日の登山鉄道に乗れなかった分をこれで完全に取り返すことが出来るではないですか!



この山の裏手にアレッチ氷河があるそうです。


し、しかし....オーナーの次の一言で奈落の底に落されます。

「ただ山頂の気温が0度近いですけど」

GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAN !

カジュアルな短パンにスニーカーのスタイルで向かったら、下手をすると死んでしまう。わたしと次元が死んでニュースで報道されたら、登山家の三浦雄一郎さんあたりが出演して、「山をなめすぎですね」と解説するに違いない(笑)。

どおりで朝食の時に見かけた宿泊客が皆、アルピニストスタイルだったわけだ。

ん~、致し方ない、アルピニストたるもの引き返す勇気も持ち合わせていなければならん、と自分に言い聞かせて今回は断念することに致しました。次元、すまん、来年私一人で来る(笑)。ところで私はいつからアルピニストに...(笑)。


ここからイタリア国境までの道のりは綺麗な山並みを眺めながらの快適ドライブとなり、晴れ晴れした気分にさせてくれました。











さて、これにて6回にわたってお送りいたしました続カリオストロの城ツアーはおしまいとなります。

もう一度皆様に申し上げますが、あくまでもこのツアーは「暫定」です(笑)。


今年、チンクエチェントで必ずリベンジします。その時は不二子ちゃんと一緒に行きたい~♡!
いや、クラリスかな~(笑)。って、これから必死に探さないと(笑)。


次回はフランス激走編をお送りしたいと思います!


チャオ!
Posted at 2013/01/04 16:02:36 | コメント(25) | トラックバック(0) | 日記
2012年11月24日 イイね!

続カリオストロの城ツアー(暫定)、その5

先程、お客様から頂いた田舎団子(草団子にきな粉がかかったもの)を堪能しておりましたところ、大量のきな粉を口に含んだ途端、口が開かなくなるという非常に奇怪な現象を体験し、「マ、マトリックス、キター」などと喜んでしまいましたミラネーゼでございます。


さて本日は、「伊太利旧車愛好家的日耳曼民族小移動会場」後の模様をお伝え致します!

「伊太利旧車愛好家的日耳曼民族小移動会場」(しつこい、笑)を出発いたしまして、凡そ30分程でオーストリアとリヒテンシュタインの国境に到着。(あっ、リヒテンシュタインの国境の写真ありましたね)



実はここでパスポートチェックをされることになり、その際警備員に「お仕事ですか?」と尋ねられ、鬼ラフな格好をしている東洋人に対して、何故そんなことを訪ねるのか理解できなかったのですが、30秒後、その謎が解けました。



これだ(笑)。

とはいってもですよ、後部座席には次元から日本から持参したガイドブックが散乱してるのですから



「見ればわかるだろ、旅行だよ!」(Special thanks to CKB )

と言いたいところですが、「はい、旅行です、ニコッ」とお答えいたしました(笑)。


入国するとすぐにリヒテンシュタイン公国の元首・リヒテンシュタイン家の居城となるファドゥーズ城がお出迎え。



実は最近知ったのですが、リヒテンシュタイン侯爵家の創始者、初代リヒテンシュタイン公は「カール一世」というのです。「カール」といえば...



そう、この子の名前、「カール」ですよね!「パトラッシュ」でもなく、「ジョリィ」でもなく、「カール」なのです!!カリオストロ家=リヒテンシュタイン家、すなわちカリオストロ公国=リヒテンシュタイン公国
でもういいでしょ(笑)。

お城の麓からは小道を歩いて登ることにしたのですが、次元の歩くスピードが志村けんのひとみ婆さん並みに遅いので「大丈夫か」と声をかけると、「いやー、腹減ってパワーが出ない」と子供のような返答が(笑)。次元、燃費悪すぎです...



リヒテンシュタインの景色



麓から凡そ15分程でファドゥーズ城に到着。ノイシュヴァンシュタイン城のような壮麗さはありませんが、小国にふさわしい趣のあるお城だと思います。人口3500のカリオストロ公国のお城は大きすぎるのです(笑)。

実はリヒテンシュタインもノイシュヴァンシュタイン城も10年前に訪れたことがあります。その時はホンダHR-Vで車中泊をしながら周りました。当時新しいチンクエチェントはまだ発売されておらず、チンクエチェントで周る「カリオストロの城ツアー」でまたこの地に来ようなど考えもしませんでした。
今年5月、2007年の発売から5年ほど経ちましたが、念願のチンクエチェントをを購入し、真っ先に思いついたのが「カリオストロの城ツアー」です。しかし、リヒテンシュタインとノイシュヴァンシュタイン城を周るには最低4日はかかる距離、土日の2日で周ることはできません。はやる気持ちを抑え、夏季休暇に照準を合わせて着々と準備をしてきたにもかかわらず....



ま、まずい、悪い発作が....





のっつ、のおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

(Special thanks to E,YOSHIDA)

私はリヒテンシュタインで誓いました、「カリオストロ号でまた必ず来る」と。


しばらくすると発作も治まり(笑)、精神状態も安定してきましたので、次の目的地に向けて出発いたしました。



ファドゥーズ城を後にして凡そ15分程で、スイスとの国境に到着。非常にシンプルですね(笑)。

ここから更に1時間弱走ったところが次の目的地になるのですが、宮崎駿氏に関係の深い場所になります。それはどこかと申しますと、



駅?鉄ちゃん?(笑)、なになに、駅名はマイエンフェルト



マイエンフェルトと言えば、



はい、ハイジの故郷です!

それにしても日本語で迎えられるとは。ハイジファンは相当多いのでしょうね。

調べてみますとハイジを制作するに当たり、テレビアニメ史上初といわれる海外現地調査が行われているそうで、その調査に宮崎駿氏も参加したそうなのです。宮崎駿氏が実際に見たこの辺りの風景が、カリオストロの城にも少なからず影響していると考えられますね。

ここからは、ハイジに詳しい方に色々コメントを頂ければと思いますので、画像のみアップでいきますね。

残念ながら超巨大ブランコはありませんでした。ある資料によりますと、ハイジのブランコは時速68kmに達していたそうです(笑)。

それではどうぞ!

























この日は少し肌寒いくらいだったのですが、ハイジの家の中は意外と暖かくて驚きました。次元とも話したのですが、今でも十分住めそうです。



この箱型のベットなんか、上の写真のものとそっくりですね。



この民家も、ひょっとするとハイジの家がベースなっているのかもしれませんね。



さて次回は、ツアー4日目に突入いたします!


それではまた、チャオ!!
Posted at 2012/11/24 09:35:01 | コメント(15) | トラックバック(0) | ルパン | 日記

プロフィール

「@かのん28+♪ さん、ご無沙汰してます。落ち着いたら参上します!」
何シテル?   07/27 08:09
イタリアでFiat500に乗っているミラネーゼです。 ルパン好きが高じて、小学生の頃から凡そ30年近く思いを募らせていた「Fiat500」、やっと所有する...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

アバルト 695 (ハッチバック) カリオストロⅡ号 (アバルト 695 (ハッチバック))
日本での新しい相棒です!
フィアット 500 (ハッチバック) カリオストロ号 (フィアット 500 (ハッチバック))
イタリアでFiat500に乗っています。
メルセデス・ベンツ 190シリーズ メルセデス・ベンツ 190シリーズ
ボロボロを買って、オールペンをしてノーマルをきれいに乗ってたのですが、良くぶつけられまし ...
シトロエン C4 シトロエン C4
幸薄い車だった... ノルマンディグリーン、英国をあこがれたフランス人が作ったという勝 ...

過去のブログ

2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation