
最近、檄安でポルシェorフェラーリを買う方法、みたいなバイヤーズガイドを手に入れて読んでみました。
まずはポルシェ。
「100万円台のポルシェ・ボクスターと200万円台911って、買っても大丈夫ですか?」
・続いてフェラーリ
「年収200万円台から始めるフェラーリ購入計画」
両方とも「貧乏人でもポルシェやフェラーリを買っちゃおう!」という内容です。 ただ・・・方向性は同じなのに、内容が違いすぎて吹きます(笑)
まずはポルシェ。300万円以内の予算で買える車種の紹介や、中古車選びのチェックポイントなど、いわゆる普通のバイヤーズガイドです。新規で購入を考えている人には役に立ちそうな内容です。これから激安でポルシェを購入する人は一読してみるのもいいかもしれません。
一方、フェラーリの方なんですが・・・ コレは凄い(笑) まず序章から飛ばしてます。 「世界的にみてフェラーリは普通金持ちしか買えない。でも日本は違う。女子高生がヴィトンの鞄を買えるのと同じがごとく、貧乏人でもフェラーリが買える希有な国が日本! そんな国に生まれながら300万円のマークXなんかを買うのは頭がおかしい、キチガイだ! 例えばマークXなら5年乗れば、リセールはほぼ0に近づくが、フェラーリは値落ちしない。 フェラーリを買えば王侯貴族の気分を味わえるのにマークXなんて買う奴ははアホだ。 さらにNSXを買ってしまう奴なんて人間の屑! フェラーリに憧れて資金が届かずNSXを買う人は多いが、NSXではフェラーリの代替物に決してなれないのだ!」
・・・といった感じの序章から始まります。マークXやNSXに乗ってる人は偉い言われようです。 続いて年収200万円台で購入したオーナーの紹介が始まります。 フェラーリのオーナーなのに実家に自分の部屋がなく、フェラーリの維持以外に使う金がないので彼女も作りたくない(デート代がもったいない)というストイックさ。 面白いのは「フェラーリに乗りすぎるのは無駄だ」という金言。 貧乏人がめっちゃ苦労して買ったのに、でも乗らない(乗ると壊れるから) 凄すぎる世界です。
この本を読んで思ったはフェラーリは宗教なんだなと。普通の人は「乗りもしないのに、そんな高い車を買ってどうするの?」という当たり前の質問をするんでしょうが、宗教なのでそんな事は関係ないのです。 葬式やってる会場に乗り込んで、なんでお経を上げてもらってるの? 無駄じゃないの?なんて質問する人はいません。 フェラーリは宗教だから、生活を削っても、乗れなくてもいいのです。持ってるだけで幸せなのです。
しかしこういった本を読むとちょっと洗脳されて僕もF355あたりいいじゃん・・・と思ってしまいました。 あぶないあぶない(;´Д`)
Posted at 2013/03/05 19:03:59 | |
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ポルシェ | 日記