2004年11月23日
死者40名、重軽傷者2859名という甚大な被害をもたらした「中越地震」から、本日丸1ヶ月を迎えた。
この死者のうち、土砂崩れで押しつぶされたワゴン車の中から「奇跡の救出」をされた皆川優太ちゃんの母親と姉も含まれる。
また、被災によるストレスや狭い車内での避難生活による「エコノミー症候群」が原因で亡くなった方もいるのが痛ましい。
現在、個人的には通常の生活に戻っている。
しかし、今尚避難生活を送っている方々が約6800名にものぼる。これから冬に向け、豪雪に備えなければならないこの地方で、家屋の被害に遭われた方々の苦労はいかほどのものか・・・・・
本日付の地元紙「新潟日報」による県内の被害状況は
死者、負傷者は前記の通り
避難者:6849名
住宅全壊:2515棟
大規模半壊:428棟
半 壊 :4492棟
一部損壊:44042棟
停 電 :1650件
断 水 :2086戸
ガス停止:3780件 11月22日午後11現在、県など調べ
となっている。
また交通網では、高速道路や主要な国道は復旧しているが、未だ各所で修復の必要に迫られている。
鉄道では、上越新幹線(長岡、越後湯沢間)が12月28日を目途に復旧の見通し。JR信越本線、上越線、飯山線は復旧の目途すら立っていない。
現在、国や各自治体、そして被災者自身が懸命な努力をして復興作業を行っているが、本格復興には程遠い状況である。
越後の冬は厳しく、そして長い・・・・・
最後に、今回の震災に対し義援金や救援物資を送ってくださった全国の方々へ、そして「みんカラ」で励ましの言葉を下さった皆様へ、この場をお借りして厚く御礼申し上げます
Posted at 2004/11/23 18:06:26 | |
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