2003年10月28日
本日、HHの1ケ月点検のためにディーラーに行った。
ショウルームに「ワゴンR」が展示してあった。フルモデルチェンジをしたらしい。
どこからどう見てもワゴンRである。私の目にはマイナーチェンジとしか映らない。あくまでも「見た目」の話であるが・・・。
「待っている間、試乗してみますか?」
と店長さん。
んじゃ、と乗ってみた。
第一印象は「これ、軽?」だった。
F.F+コラムシフトだから足元広々。元気に回るエンジンが車体をぐいぐい加速していく。体感的には私のHHより軽快で速い。変速ショックも見事に打ち消していて、とても滑らか。ドアの開閉音も安っぽくない。
さすがにエンジン音の透過は・・・であるが、全体的には「見事!」という他ない。
確かこれ、3代目だったと思うが・・・
開発者は苦労したと思う。2代続けて大ヒットした後を継いで、SUZUKIの屋台骨を支える車種を任されて・・・。
特にエクステリアについては相当悩んだのでは。
でも私は「これぞワゴンR!」を見た気がした。
Posted at 2003/10/29 00:14:11 | |
トラックバック(0)
2003年10月22日
日記の日付は22日であるが、実際は21日に「デビュー」したのである。
昨夜、帰宅して雷蔵さんに「ちょっかい」を出した後、日記にしたためようとしたが、どうにも睡魔には勝てず、寝てしまった。
そういうことで本日になってしまった。
10月7日、雷蔵さんに愛車の撮影をしていただいた。その日に筑波山の北側の林道を走ったのだが、2kmも走らないうちに、鎖ゲートに阻まれてそれっきり・・・。
「デビュー未遂」に終わったので、今回を「本物」とした。
20日の夜に実家(群馬県榛名町)へ向かい、翌朝林道へ。
安中市を抜け、松井田町木馬瀬より突入。途中、大型ミキサー車と遭遇した・・・工事をしているらしいが、かまわず進む。
現場近くで、再度前からミキサー車・・・後ろからも2台のミキサー車・・・挟まれましたよ!
その時ナビが「2時間が経ちました。そろそろ休憩しませんか?」などとのんきにアドバイスしてくれて・・・。
「撤退」後、今度は一之瀬へ。
こちらの方が走り易い。どんどん奥へ進んでいくとだんだん道が狭くなってきて、草木がわき腹をこすり始めたので、頂上付近で引き返す。
来る途中で確認しておいた「地蔵峠」へ抜ける道に入る。こちらもけっこう快適。さあ終わり、というところで・・・ゲートが閉まっている!鎖でガッチリと・・・
「撤退!」
私の林道走行には、撤退が付き物なのか?・・・
追伸
雷蔵さん、もう一台の方ありませんでした・・・
2年前に手放したとか・・・
写真もカタログもありません・・・残念無念!
Posted at 2003/10/23 03:03:07 | |
トラックバック(0)
2003年10月14日
うわぁーーー!!!
どうやら後ろの席のやつが、立った勢いで「放出」してしまったようです。
額から頬に向かって伝わり落ちてきます。
今度は左側から、同種の物体がぶちまけられました。
立ち上がりかけた袖山さんが、私の悲惨な状態を見て、堪えきれずに「もらいゲロ」をしてしまったのです。
さすがの私も、のどの奥のほうにすっぱいものが込み上げてきましたが、何とか耐えることができました。
もしもあの時・・・
私が「天才的妙案」など思い付かなければ、私の袋を袖山さんに渡しておいて、「二次災害」は防げたかもしれません。
いずれにしても、「豆タンクの登場」はたぶん起こっていたでしょうし、「袖山さんの最初の放出」も同様でしょう。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
「命名 ゲロあっきい」
兄貴がつけてくれました。
立ち直りの早い私は、夕食時にはケロリとしていました。
先生の「特別許可」で、私だけ入浴を許されたのです。
プールのような広い浴槽で、「自由形」で10往復ほど、ちょいと腹ごなしもしてあります。
(うっふっふっ・そでやまさん・えっへっへっ)
飯のうまいことうまいこと。
船酔いとバス酔いでダブルパンチのやつや、ホームシックにかかっている根性ナシのやつは不幸です。
自分の飯を全部平らげなければ、先生に怒られます。というより、永遠に食事時間は終わりになりません。
悲惨なやつらです。
あっきいは幸せ者でーす!
就寝前、一日のうちで一番平穏なひと時。
「兄貴の怒り」を買ったままなら、ネチネチといじめられたでしょうが、笑い者にされただけで済みました。
やっぱりツキまくっています。
明日からの「地獄の特訓」も、袖山さんがいるので「どーんと来いっ!」てなもんです。
翌朝、いきなりランニングです。
通称「7キロマラソン」と呼んでいる、小学生にとっては過酷な種目です。
よーい、ドン!
始まりました。私は袖山さんを捜します。
ゴツン!「こらっ!キョロキョロするな!」
この先生、女のくせに乱暴です。
でも、私にとっては、痛みもまた快感です。
「7km、スキップで完走」してしまうくらいの勢いです。
ランニング後、朝食を済ませ、今度は「青島海岸」に移動です。
うふふ・・・バスです。
(そ・で・や・ま・さんっ)
私はバスに飛び乗りました。
(!!!???)
(げげげっ!ま、ま、ま、まめたんくっ!)
(???な、な、なんで???)
「ボクの袖山さん」の席に、「豆タンク」が澄ました顔で座っています。
(???・・・!)
ハッ!、と私は振り返りました。
昨日までの「豆タンクの席」に、袖山さんがうつむき加減で、向こうを向いて座っています。
「・・・・・・・・。」
そうこうしているうちに、「豆タンクの恋人」が乗り込んできました。
最初は彼も「きょとん?」としていましたが、サッ!ガバッ!、と自分の席にしがみつくように座ってしまいました。
(・・・やられた!・・・)
(・・・ボク、ここ?・・・)
放心状態の私は、ヨロヨロと自分の席に座りました。
「よーし、出発!」
バスは走り始めました。
ずうずうしくも、「新・袖山さんの恋人」は、楽しそうに袖山さんに話しかけています。
袖山さんも、複雑な表情をしながらもそれに応えています。
「ああ・・・」
豆タンクが、「あっ、蒸気機関車よ!ねえ、見て見て!」なんて、私に向かってはしゃいでいます。
(うるせー!)
次の日も、更に次の日も、この状況に「変化」はありませんでした。
最終日まで続きました。
私に、ゲロをひっかけてしまって恥ずかしいのか?
私が、ゲロまみれになったのがいやになったのか?
(ねえ、どっち?)
こうして、私の「5年生の夏の思い出」は終わりました。
うわ~~~~~ん、ヒック、ヒック
ボク、なんかわるいことしたの?・・・
おわり
Posted at 2003/10/15 04:51:15 | |
トラックバック(0)
2003年10月13日
「山」は当然読めるけど、「袖」は見たこともありません。
だからいくら考えてもわかるはずはありません。でもこのままでは、今後の展開に支障をきたすことくらい、さすがの私にもわかります。
ゴン!「おい!あっきい!」
兄貴です。
「いってぇーなあ」
ひとのあたまを小突きやがりました。
「いてーじゃねー!席変われ!」
ずうずうしい野郎です。
「なんでだよ!」
喧嘩になったら、200%負けるのは確実ですが、ここはどうしても死守しなければなりません。
更にずうずうしくも、ン・ム山さんのことを覗き込んでいます。
「おい、いずみ!なにやってんだ、席にもどれ!」
先生が乗り込んできました。
しぶしぶと、兄は自分の席に戻っていきました。
(やーい、ざまーみろ!女みたいな名前のくせして、いつも俺様のことをいじめているから、罰が当たったんだ!)
もちろん、声に出したりはしません。
「!」
ここで私は、天才的妙案を思いつきました。
「せんせい!これ、兄貴のところに持っていっていいですか?」
ゲロ袋です。生まれてこの方、乗り物酔いなんかしたことのない、「気合の入った」私ですが、「根性ナシ」の兄はあまり強くありません。
「よし、いってこい!」
最後部席の真ん中で、仏頂面で腕を組んでいる兄のもとへ、私は走ります。
「あ、兄貴。これ」
「・・・・・・・」
まだ不機嫌です。ま、当然です。
ここで私は一世一代の芝居を打ちます。
「あのコ、可愛いだろ」
火に油を注ぐことになりかねませんが、ここは勝負です。
「あのコ、胸に名前書いてあったよなあ」
ピクリ、と兄は反応しました。
まごまごしていると、先生のカミナリが落ちてくるかもしれませんが、もう一押しです。
「なんて読むのかなあ?・・・兄貴なら読めるだろ?」
「し、しらねーよっ!」
しどろもどろです。今までずっと私を睨んでいたのに、目をそらしました。
(ハハーン、よめねーんだな)
喧嘩の時にはたいへん頼りになる兄ですが、こういう時にはからっきし駄目な野郎です。
(ちっ!)
後ろのほうの席の「女にあぶれた哀れな野郎達」を見回しながら、私は自分の席に戻りました。
「よーし、出発!」
楽しいバスの旅が始まりました。
そっとン・ム山さんを窺うと、なんか様子が変です。
青白い顔をして、窓ガラスに頭をつけて目をつぶっています。船酔いをまだ引きずっているようです。
(大丈夫ですよー、ボクがついていますからネー)
な~んて思いながら、ひとりほくそえんでしまいました。
「そでやまさーん、だいじょうぶー?」
反対側の窓の方から声がしました。
振り返ってみると、「豆タンク」みたいな女の子が、ン・ム山さんに声をかけているようでした。
そうです、ン・ム山さんと同じ体操着を着ているので、間違いありません。たぶん同級生なのでしょう。
(そでやまさん?・・・)
私は心の中でつぶやきました。
(・・・!! ナイスだ、豆タンク!そ・で・や・ま・さんっ!)
今度は心の中で叫びました。
怖いくらいにツキまくっています。
神様のお導きとしか思えません!
突然、袖山さんがゲロ袋を手に取り、その中に戻し始めました。こういうの、私はへっちゃらです。
(おお~、チャーンス!)
でも、いきなりではあまりにも露骨過ぎるので、彼女が落ち着く頃を待ちます。
「大丈夫?」
私は優しく声をかけながら、左手を、そっと彼女の背中にあてがいます。
ちょっとドキドキです。
さすりさすりもしちゃいます。
「だいじょうぶ、ありがとう」
か細い声を振り絞って、私に礼を言いながら、かすかに微笑みました。
もういただきです!
わたしはポケットからハンカチを取り出し、彼女に手渡そうとしましたが、クシャクシャで小汚かったので、あわてて引っ込めます。
こんなところで「ヘタ」を打って、ぶち壊しにでもなったら、今までの苦労は台無しです。
こうして、「白馬の騎士とお姫様」を乗せたバスは、宮崎市の市街地に入り、宿舎の駐車場に到着しました。
バスが止まり、皆降りる準備をし始めました。
私も準備をしようと立ち上がりかけた時、それは起こりました。
あたまのてっぺんから、生暖かくて、すっぱい匂いのドロッとした物体が、ふりそそいできたのです。
明日に続く
Posted at 2003/10/14 02:59:55 | |
トラックバック(0)
2003年10月12日
「これはやばい状況になるかも・・・、こいつらただモンじゃねーからなー」と思いながらも、我慢できないものはできません。大笑いしながらそっと彼らの顔を窺うと・・・。
なんと、彼らも大笑いしているじゃありませんか!
「おお?天然か?・・・」(天然は今現在の私の表現。これの方がみなさんにわかりやすいと思い使用)
心配も杞憂に終わったので、調子に乗ってこちらも、「いやー、おまえらつよいっぺー」とか「あんなやつらたしたことないだっぺー」など、にわか常陸言葉で話し始めました。
相手には、それがまたおかしかったらしく、更に笑いを増すという好循環を生み、両者の間柄は一気に縮まりました。
こうなったらもう親友も同然となり、こちらは「○○だっぺー」、あちらは「○○だでー」と、お互いに相手方の真似をするという言葉遊びとなり、それは「別れの時」まで続きました。
こうして、「地獄の合宿」が更に悲惨な状況になる窮地を、彼ら「常陸の強兵」に助けられたのですが、彼らの名前を失念してしまったことは、今思うと本当に残念でなりません。
往路の船旅も終わり、我々「少年の船」一行は九州は日向の地に降り立ちました。
船酔いでヘロヘロになっているやつ。初めて親元を離れて、不安いっぱいで泣きそうな顔をしているやつ。
そんな中、我々「常陸・武蔵連合軍」の面々は、まるで天下でも盗ったかのように、意気揚々と元気いっぱいです。
これから起こる「悲劇」など、知る由も無い不幸なやつ約1名も当然のことながら・・・。
さて、これから一行は、日向港から宿舎のある宮崎市内まで、バスでの移動となります。
4~5台のバスに分乗して行くわけですが、乗車の前に、各自が乗るバスと座席を決める「儀式」がありました。
復路の日向港での乗船まで、合宿中の移動は全てバスでとなるので、自分が乗る「くるま」と「座席」を決めておくのです。遠足や修学旅行と同じです。
出発前の晴海港での「団結式」で、あらかじめ男女別7~8名の班に分けられていたのですが、バスには当然複数の班が乗り込みます。
バスへの乗車も男女別になるわけですが、全員が乗れるギリギリの台数しか用意されておりません。中の1台は当然のことながら、男女混合となります。
「引き」の強い私は、幸運にもそのバスの「客」となりました。
乗車の前に、我々のバス担当の先生から指示が出ました。
「よーし、背の順に男女1列づつ2列に並べ!」
ちんたらしていると張り倒されますので、すばやく並びます。キョロキョロなんてもってのほかです。私は前から2番目です。
「よーし、女から乗れ!背の低いのが前、高いのがうしろ、窓側だぞ!」
十数人が乗り込みました。
「次、男!乗れっ!」
女子に具体的な指示をだしているので、我々男にはこれだけです。「???」と思ったのも束の間、前のやつが走り出したので、あわてて追いかけます。
前のやつが運転席直後の通路側の席に飛び込んだので、私は反射的に反対側、つまり「特等席」の通路側にすばやく座りました。
こうして全員の乗車が終わり、ざわついていた車内も落ち着きを取り戻しつつありました。
私も緊張が徐々に薄れてきて、周りの状況が見え始めました。
「そういえば隣は女だよな」とちらり、ちらりと様子を窺います。
「かっ、かわいい~~」
体操着の胸に大きく「5年3組 袖山」と書かれています。「ン・ム山?」・・・おバカな私には読めません。
「う~~ん???」
明日に続く
Posted at 2003/10/12 22:35:54 | |
トラックバック(0)