2013年05月15日
987 Caymanへの想い
新車の納車を控え、もうすぐお別れとなる987 Cayman S
先週末には車内をきれいに掃除し、旅立ちの準備を済ませた(;_;)
987 Cayman Sには6年余の長期間にわたり乗ってきたので、個人的にひとしおの愛着がある
(やや大げさだが)ある意味、自分の生活を変えるような特別な存在だったと言えるかも・・
そして乗れば乗るほど、本当によいクルマだと実感した

もしひとに、987 Caymanってどんなクルマ?と聞かれたら、なんと答えるか
操る楽しさ、面白さ、速さと力強さ、奥深さ、美しさ、格好よさ、使いよさ?・・ 色々な観点での答え方がありどれも正しいのだが
真面目に客観的な回答をするとなれば・・
「趣味性と実用性が最高によくバランスされたスポーツカー」 かな
実用性とは、人や物を安全・快適に移動・運搬できること
では趣味性とは何か これは定義が難しい
端的に表現すれば「運転の楽しさ」
それと、自ら所有して、眺めたり触ったり(弄ったり)することで得られる高い満足感といったものだろうか

わたし個人の感想であるが、987 Caymanの魅力/美点は、①軽快であること、②スタイリングの妙、③積載力、④信頼性 と思っている
強いて分ければ、①②が趣味性、③が実用性に分類され、④はその両方に関わる
①と②は人の趣味嗜好に依るところが大きく、多分に感覚的なものだ
つまるところ、五感で味わうフィーリングが好きか嫌いかなんだけど
987 Caymanに乗っている人は、たとえば背後からダイレクトに聞こえる音や伝わってくる振動の感触がたまらなく好きだったり、いやいやこのハンドリングが最高だと叫んだり、ブレーキの効き方がいいんだと主張したりする
リアフェンダーのあの官能的なカーブ、カイマン鰐の躍動感を演出するハッチの形状、時に格好いいのか可愛いのか形容詞に迷うフロントマスク・・
これを987 Caymanの魅力と思わぬオーナーは恐らくいないだろう
いずれにせよ、987 Caymanは①~④全ての要素をいずれも犠牲にすることなく極めて高い次元でバランスしているクルマだと思う
(③の積載力に関しては、「ツーシーター・スポーツカーとして」の条件付ではあるが・・)
さて Caymanと共通部分の多いBoxsterについても、ほぼ同じことがいえるのでは?と想像する
勿論Boxsterには「オープン」という極めて特徴的な要素があるので、趣味性の比重がやや大きいのかな
そこにはまた、積載力の相対的な不足を補って余りある大きな魅力があるに違いない
上記を要するに
987は純粋に運転が軽快で楽しく、みて 触って美しく、でも日常的に我慢を強いられることのないクルマ
・・これって、なかなか得がたい存在ではないかと思うんだ
いま率直に、987 Caymanに乗ることができたからこそ得られた様々な経験をとてもありがたく感じている(^^)
そして同時に、このクルマの魅力が次世代981にどのように受け継がれているか・・
来たるべき次の新たな体験に大いに期待してもいる
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Porsche in general | 日記
Posted at
2013/05/16 01:36:28
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