”駆けぬけるおっさん”が 旬な試乗記をお届けする Fisher's Blog
本日の試乗記はレクサスのハイブリッド”CT200h”です。
プリウスベースにスポーティーな感覚とレクサスならではの高級感をプラスしたこの車
ベースのプリウスに100万円以上払う価値を いかに考えるのか?
そういった観点で 素人インプレを書きなぐります。
なんせ プリウスには昨年のGWで3600Kmも走ったので
その走りはしっかり頭に入ってますから(^^;
■主要スペック比較
レクサスCT200h(Ver.C) プリウス(1.8G)
サイズ 4320×1765×1460mm 4460×1745×1490mm
重量 1400Kg 1350kg
ホイールベース 2600mm 2700mm
価格 375万円 245万円
■エクステリア
写真で見てるときはリヤの居住性を考慮しすぎて
「後ろがイマイチだよなあ」と思ってたのですが
実車はなかなかいい感じです。
4ドアのハッチとして素直にかっこいいです。
写真で見たときの幼稚感も少なくて レクサスの雰囲気はしっかりあります。
ただねえ プリウスみたいな未来感というか特別感が無い。
普通の少しかっこいいハッチという感じです。
■内装
・インパネ周り とかトリム
プリウスの内装は良い意味で非常に安っぽい
エコカーなんだから 内装もエコ という非常に割り切った感じが前面に出てて
コンセプトに沿った仕上がりですが・・・
CT200Hは さすがレクサス プリウスの面影を綺麗に消し去ってます。
・シート
試乗車はモケットでしたけどすわり心地はすごく良くて
しっとりとなじみます。
Ver.Cは電動パワーシートでなくて すべてが手動調整なんですが
僕みたいに乗り降りにシートスライド多用する人間にはこちらのほうが良い
モケット・レザー関係なく シートヒーター付きというのもGood
シートヒーターは細かくコントロールできるタイプなんですが、
コントロールするつまみは形状からして折れるトラブルが結構多くなる予感。
プリウスより車高は30mm低いだけなんですが
座面はかなり低い感じがします。
僕みたいに座面が高い車苦手な人間には良いでしょう。
・ハンドル
これもしっとりして非常にいい感じです
■走行インプレ
・モーター&エンジンのフィール:
この車は パワーソースは基本的にプリウスと同一
違うのは 走行モードをスポーツ・ノーマル・エコの3段階に切り替えられることが出来る
ドライブモードセレクトが設けられておりSモードにおいては
パドルシフトでの6速変速が出来て エコインジケータがタコメータに切り替わります。
で 実際に走り出しますと・・・
車重がプリウスより重いせいで 最初のひと転がりが遅い
転がり初めても ノーマルモードではプリウスのほうが明らかに軽快感があります。
スポーツモードに切り替えればまあまあ早く走れるけど・・・・
プリウスと同じエンジンだから気持ち良いわけ無いので まったく意味が無いというか
コレくらいの速さをプラスしたから スポーティなんて まったく言えないと思います。
・ハンドリング
これがトヨタ流味付けなのか?
プリウスよりはしっかり感があるのですが、
トヨタ車全般に感じる電動パワステらしいセンター付近のフラフラ感はそのままです。
ハンドル切るとしっとりしていい感じになるんだけど・・・・
・サスペンション (走行感覚も)
何かに似てる! と思ったら Audiの車の乗り心地に似てます
しっかりしてて 不快なところは無く コーナーでもしっかり踏ん張る。
静かさは圧倒的だし、ボデイの剛性感も感じます。
パフォーマンスダンパーまで奢ってるので 乗り味は非常にいい感じです。
・ブレーキ
小さめのローターが付いてるし
街中では 回生中心なので良くわかんない
でも回生のフィールはプリウスよりコントロールしやすい感じがしました
なにか改良したのかな?
■総合インプレ
動力性能に対して 圧倒的にシャシー性能が勝っています。
スポーツと言う観点で語ったら評価が低いけれど、
ハイブリッドに乗りたくて
プリウスの質感に満足できない人たちには良いチョイスではないでしょうか?
価格差も 付いてる装備と質感考えたら 妥当だと思います。
単純に車としての出来は良いと思います。
ただ・・・・
エコカーという定義で考えると 豪華にするというのは
ものすごい矛盾を抱えている気がする・・・・
Posted at 2011/03/05 20:35:36 | |
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