近年目覚ましい経済成長を遂げた中国では、北京や上海の大都市はもちろんのこと、内陸部の地方都市の景観も大きく変化した。一方で、日本国内には依然として「中国は貧しい国」というイメージを抱いている人もいるようだ。中国メディア・今日頭条は10日、「日本人の眼中にある中国の現状 彼らの中国に対する見方はおかしく、複雑な気持ちになる」とする記事を掲載した。
記事は、中国を訪れたことのない日本人の多くは「中国人を非常に見下している」とし、その中国人に対するイメージは「どれほどまでに後れているのだろうか」と疑問を提起した。そして、「一部の日本人は、自国がとても高級で、中国はとても貧しいと考えている。中国にいったことのない日本人は、中国人はエレベーターでボタンを押すことすら知らず、エレベーター内に専門の管理者を置いておく必要があるのだと思っている」と論じた。
そして、そんな日本人がひとたび中国に旅行にやって来ると「イメージと全然違うではないか。中国はどうしてこんなに発展したんだ」と考え、すると今度は「中国はきっと北京や上海のような大都市だけ発展していて、他の場所はきっと貧しいに違いない」と言うようになると説明。それが実際に中国の他地域を訪れると「北京や上海以外の場所も思っているような貧しさではなかった。東京ほど豊かではないが、自分が想像していた貧しさとは大きくかけ離れていた」と考えるようになるとしている。
記事は、中国の影響力は徐々に強くなっており、「より多くの国や地域の人が、中国の現状を見るようになり、中国がすでによく発展した国であることを知るだろう」とするとともに、日本人も「自分たちがとても素晴らしいと徐々に感じなくなるだろう」と結んだ。
相手の国に対して「笑ってしまう」ようなイメージを抱いている人が少なからずいるのは、日本も中国も同じ。中国にだって「日本人はみんな戦争をしたがっている」などと思っているひとが全くいないとは限らない。中国の人たちは、実際に日本に来ることによって日本への認識を改めて自国に戻っていく。日本人の中国に対するイメージをリニューアルするためには、現在冷え込んでいる日本人の中国旅行を盛り上げる必要もあるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Liu Fuyu/123RF) :サーチナ 2017-02-11 14:12
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2017/02/16 11:30:22