中国メディア・今日頭条は9日、日本旅行中に遭遇した、「日本が大好き」になるポイントとして、日本人の笑顔にまつわる、エピソードを紹介する記事を掲載した。
記事は、「東京のホテルから、京都へ移動する際に、東京駅で列車を乗り換える必要があった。在来線から新幹線への乗り換えであり、在来線の改札を出る時にキップが回収されたのだが、その時にこんなことが起きた」としたうえで、エピソードを以下のように紹介している。
日本の若い人の、英語能力は決して高いわけではなく、東京でもそのように感じた。私は京都行きのキップを買う際、間違いがあってはいけないということで、窓口へ行って購入した。すると窓口の若い男性から、「東京(駅)まで来たキップを見せてください」と言われた。駅員の言う「東京」が、駅ではなく都市全体のことだと思いこんでいた私は、相手のつたない英語もあって、理解が追いつかなかった。
ジェスチャーで、「どうやって東京(駅)に来たのか」と聞いた駅員に対し、私は「飛行機で北京から東京に来た」と答える。駅員はその答えに、しばし驚くも、笑顔を絶やすことなく、「では、飛行機から降りたあとで、どうやって東京に来たのですか」と聞いてくる。この時、正直私は「どうやって東京に来ようが、あんたには関係ないだろ」と腹を立てていた。結局ジェスチャー交じりの会話では埒があかず、機転を利かせた駅員が別の駅員に、先ほど回収された東京駅までのキップを探し出してもらい、そのきっぷをもとに、京都行きの料金が計算されたのである。
駅員とのやりとりは、10分近くに及んだが、最初から最後まで彼は辛抱強く、にこやかに対応し続けてくれた。サービス意識が本当に素晴らしかった。中国国内で旅行していて、これほど辛抱強くしかも優しい、スタッフに出会うことはとても少ないだろう。
自らの誤解と、言語コミュニケーションがうまくとれないことから、苛立ちを覚えた中国人観光客の心を静めたのは、駅員の親身な態度と、「笑顔」だった。笑顔は単に作ればいいというものではなく、気を付けなければ相手を見下すような、慇懃無礼な笑みになることもある。そう感じさせず、客に誠意を伝える笑顔ができる人と言うのは、やはりサービスのプロと称するべきだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2018-06-11 13:12
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2018/06/13 08:41:17