中国メディアの今日頭条はこのほど、日本でごく普通に見られる光景を撮影した複数の写真を掲載し、日本と中国の「生活上における差と違い」について考察する記事を掲載した。
記事はまず、日本でどこでも見かけることができる一般的な戸建住宅の写真を掲載し、中国の住宅ともっとも違うのは「窓に防犯対策の格子がないこと」であると指摘。中国では高層マンションでも窓に防犯対策として金属の格子が設置してあることが多く、窓からの景色があまり美しく見えないのが一般的だ。
日本の家屋は窓に格子が設置されていないことに対し、記事は「日本は地震が多い国であり、格子があると地震や火災の時に逃げられないから」と論じたほか、日本には侵入者がいれば自動で警報を鳴らす警備サービスもあるため、窓に格子を設置する必要がないのだと論じた。
続けて掲載した写真は、若い男性がジーンズの尻ポケットに長財布を入れて歩いている光景だ。治安の悪い国であれば、すぐにスリに盗まれてしまいそうだが、記事は「ポケットから財布が半分見えていても、日本では誰も盗まないし、盗まれる心配をする人はいない」と指摘。また、同じく電車内では居眠りをする日本人を見かけることができるが、記事は「誰も所持品を盗まれることを心配していない」と紹介した。このように安心して公共交通機関を利用したり、財布が見えたまま街を歩くことができるのは日本の治安が良いためであり、中国に限らず、海外を訪れたときには気をつけなければならないことだと言えよう。
さらに記事は、日本にはありとあらゆる場所に自動販売機が設置されていると紹介。「商品と売上金額がたっぷり入った箱」である自動販売機が壊されたり、盗まれたりしないのは日本ならではと指摘した。中国では街中で自販機を見かけることはほとんどないが、これはやはり壊されたり、盗まれたりするためであろう。
記事が指摘しているのはいずれも「治安」に関するものばかりで、日本の治安が中国に比べて如何に良いかを写真を通じて中国の読者に紹介している。記事には、中国人ネットユーザーから多くのコメントが寄せられており、「中国が日本のような社会を構築するには後50年はかかる」など、日中の治安や社会の成熟度には圧倒的な「差」があるとの意見が多く寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
:サーチナ 2017-01-29 22:12
Posted at 2017/01/31 19:01:26 | |
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