先日
新型アクセラの試乗に行ってきたというブログを up しましたが、もの凄い数の足あとが付きまして ww、あとで PV を確認したところ、普段の 10 倍ありました(爆
あのときは「試乗しちゃったよ~」っていう軽いノリで書いただけだったんですけど、世間の皆様の新型アクセラに対する関心とか情報への欲求とかが高いことを実感しまして、ここで改めて新型アクセラのインプレッションを書きたいと思います。
その前におことわりを。ワタクシ、ヒョーロンカでも何でもないただのシロートですので、クルマの絶対的な評価などできません。また、試乗と言っても横に営業担当さんが同乗している状況で幹線道路を 10 km くらい走った程度ですので、エンジンの出力特性がどうのとか、限界領域でのクルマの挙動がどうとか、分かるはずもありません。ですので、これから書く文の内容は、実際に見て触って乗って感じたことと、営業さんとの会話の中で受け取った話、およびカタログ上の情報が主となります。
まずは外観から。
新型アクセラのスタイルは、CX-5、アテンザと続いている魂動コンセプトの流れをそのまま引き継いだものとなっています。
以前危惧したとおりにナンバープレートはグリルのど真ん中に付けられておりました。しかし考え方を変えてみれば、空力的に邪魔にならない場所がそこしかない、っていうことではないかと。
ボディは複雑な曲面の組み合わせで構成されています。「平らな部分はほとんどないんですよ」と営業さんはおっしゃっておりました。この曲面を損なわないよう、パネルのチリ合わせなども細心の注意が払われているそうです。ヌラヌラ好きの方にはたまらない魅力ではないかと思います。
一見して、初代や先代アクセラと較べボンネットが長くなっているのが印象的です。デザイン上の理由もあるのでしょうが、SKYACTIV テクノロジーの一つである 4-1 エキゾーストパイプを搭載するのに必要な空間を確保するためではないかと考えます(現行デミオはこの空間が確保できなかったため 4-1 エキゾーストパイプは取り入れていないはず)。ロングノーズがデザイン上の特徴となるのもまた悪くはないのではないかと思います。
トランクルームはかなりの奥行きがあります。荷物が奥のほうまで転がってしまうと取るのに苦労するくらいでしたが、「ハイブリッド車ではこの辺までバッテリーになっちゃうんですよー」と教えていただきました。このバッテリースペースを確保するためだと思われますが、セダンのほうがスポーツより 12 cm 長くなっています。また、マフラーテールは『スポーツでは敢えてテールを見せ、逆にセダンでは目立たないようデザイン上の工夫がなされている』ということなんですけど、実情は多分同じエキパイを使うとボディの長さの差でスポーツでは見えるけどセダンだと隠れちゃうだけなのではないかと www
あ、トランクルームのついでに書いておきますけど、スペアタイヤは積まれていません。代わりにパンク修理キットが積まれております。「サイドウォールを痛めちゃったらどうしようもないですよね?」とお伺いしたところ、「なのでロードサービスにはなるべく入るようにお願いしているんです」とのお返事でした。これはメーカーの姿勢としてはどんなもんなんでしょうか?
ボディカラーは魂動コンセプトのイメージカラーでもあるソウルレッドプレミアムメタリック、青系がディープクリスタルブルーマイカとブルーリフレックスマイカの二種類、スノーフレークホワイトパールマイカ、ジェットブラックマイカ、メテオグレーマイカとアルミニウムメタリック、あとチタニウムフラッシュマイカって名前なんですけどカタログで見る限りではどう見ても茶色っぽい色があります。全体的に落ち着いた色が揃えられていて、購入世代が初代や現行と較べて上がっているような印象です。営業さんの話では、「アテンザを買おうと思ったんだけど今のアテンザはちょっと大きくなりすぎたので新型アクセラにしようと予約を入れた」方なんていうパターンもあるらしいです。
あと、パール系の白が 31,500 円高になるのはもう御承知と思いますが、ソウルレッドプレミアムメタリックは 52,500 円高になります。
車内に移りまして、
エンジンのオン/オフはボタンプッシュ式ですが、そのボタンはステアリングの左側にあります。個人的にはこの部分は一番気に入らないところで、今まで大抵のクルマでエンジンをかける際にはステアリングの右側にキーを差し込んでいたと思いますが(海外の例は知りませんのであしからず)、なんでわざわざ場所を変更したのかが疑問です。別に構造上ココでないとならないって理由は無いと思いますし。
ステアリングはいわゆる 10 時 10 分の位置にコブが付けられています。あいにくワタクシ 9 時 15 分の位置でステアリングを握るのでなんの役にも立たなかったのですが ww、コブ以外の部分では少し細いような印象でした。けど、普段自分が使っているステアリングは後付けでレザーラップが巻かれているため、標準仕様と較べると変わっていないかもしれません。
ステアリングにはいろいろスイッチ類が取り付けられています。運転中にあちこちの機械類に視線を向けたり手を伸ばしたりしないように、とのことですが、上位クラスになればなるほどボタンが増えていき、却って分からなくなるのではないかと思います。
シートですが、背面、座面とも、僕の乗っている BK アクセラとは形状が変わったようです。僕は痩せ気味の体系をしているので、シート両脇のホールド部と身体の間に隙間があって少々左右に動くのですが、新型のシートではすっぽりと収まる印象がありました。座面は端の中央から両脇へと向かう部分のカーブの R がゆるくなったようで、太股裏の座面との接触部分の位置が変わっていたようです。この変更が良いものか悪いものかは、一度長距離を乗ってみないと判断できないなぁ。
AT のセレクトレバーの位置はちょっと前に移されたようです。これはセレクトレバーとドリンクホルダーの間にコマンダーコントロールを接地する場所を確保したためと思われます。ただ、それでも P 位置に入れる際に背中がシートから離れるくらいでしたので、あまり問題にはならないと思います。
コマンダーコントロールですが、これは MAZDA CONNECT の一環で、ディスプレイに表示される項目のすべてを脇見をしなくても操作できるようにおかれたものだそうです。試乗中には一度も触っていないので、正直全く分かりません(爆
MAZDA CONNECT の話が出たのでついでに、センターのディスプレイですが、ダッシュボード全体が奥側から手前側へ向かうにつれて低くなっているので、ディスプレイが前方視界を遮るようなことはありませんでした。
センターのコンソールは BK アクセラに較べて高くなっているようです。大多数の人には何の問題もないと思いますが、駐車場の都合などで運転席側ドアから降りることが出来ずに助手席側から降りなければならない場合、大変苦労すると思われます。いちゃもんつけてるのかと言われそうですが、僕は年に一・二度の頻度でそういう降り方をしないとならないことがあって、BK アクセラでも苦労しているので気になりました。
コンソール後方にある肘掛は、運転席側が前方まで延長されたような形になっています。僕は MT 乗りなので停車中などにシフトレバーに手を伸ばす癖があるのですが、試乗中に信号待ちで AT セレクトレバーに手を伸ばしたところ、ごく自然に肘掛に肘が乗る格好になりました。ヒューマンデザインとしては良くできていると思います(運転中に肘掛にもたれかかったまま運転するのはいいこととは思いませんけど)。
これもついでの話ですが、新型アクセラでは灰皿が設置されていません。「もうそういう時代じゃない」ということなんだそうですが、じゃあシガーライターソケットもないんですかと訊ねたら、「それはこちらに」と肘掛の上部を開けて見せて戴きました。電源取り用にソケットの穴は用意されているようです。また、そこからケーブルを這わせる用に、端のほうに切り欠きが付けられていました。また、ソケットの傍には SD カードスロットと USB ソケットが設置されています。ナビのデータはここを利用するようです。iPod なんかもココを利用できるのかしら?
メーターパネルは 15C、15S、20S と 20S touring、XD では異なります。下位機種ではセンターにスピードメーター、左にデジタル表示のタコメーターと AT のレバー位置表示(MT ではどうなるのかは知りません)、右側がトリップメーター、燃料計と走行可能距離の表示、上位機種ではセンターにはタコメーターとデジタル表示の速度、左側は AT のレバー位置表示となります。また、上位機種ではダッシュボード前方にアクティブドライビングディスプレーが設置され、速度などが表示されます。あ、この表示、助手席からは見えないそうで、口うるさい同乗者でも言い争いになることは少ないと思われます ww
ドアミラーは車体から遠いほうへ向かって上下方向が狭くなるような形になっています。試乗時に見た限りでは後方視界は十分でした。BK アクセラよりも大きいような気がします。
エアコンは 15C 以外はオートエアコン・左右独立式となっています。運転席と助手席に座るヒトで暑い寒いでもめることは無くなりそうですが、独りで乗っているときに窓ガラスの曇りをとろうとしたら、同じ操作を二回しないといけないのかしら?
助手席・後部座席……ゴメン、座ってないから全然分からない orz
以上、実見と営業さんの話とカタログに基づく新型アクセラ情報でした。皆様のお役にたてれば幸いです。
※ 御契約の際は実際にディーラーさんにお話を伺って真偽をお確かめ下さるよう、お願い致します。「オマエの話、間違ってるじゃないかどうしてくれる ! 」と言われたとしても、責任は取りかねますので。