ブログ前編の続きの後編です。
遠征2日目、3月10日に開催された春日井駐屯地創立51周年記念行事に潜り込みましたが、突然スマホのカメラが不調となり、ピンボケの嵐で撮影は困難を極め大変苦労しました。
【装備品試乗】
装備品試乗では、78式戦車回収車、3 1/2トラック、高機動車の体験試乗が可能でした。
ここはもちろん、一番人気である78式戦車回収車の体験試乗に臨むべく行列に並びました。
78式戦車回収車というのは見るのも知るのも初めての自衛隊車両でした。
78式戦車回収車
74式戦車から砲及び砲塔等を取り除いた車体部に回収装置を取り付けた車両で、戦車等の野外回収及び整備作業に使用する。
乗員:4名、全備重量:38.9t、全長:7.95m、全幅:3.18m、全高:2.40m、けん引力:38t、
吊上げ力:20t、最高速度:53km/h、エンジン:空冷2サイクル10気筒ディーゼル機関
体験試乗は回転が良くて割と早い時間に順番が回ってきました。 ヘルメット着用して車体上部に取り付けられた鉄籠に乗り込み、しっかりと手摺りを握る。
安全のためエンジンが掛かってるときの撮影行為は禁じられました。 この画像はエンジン掛かる前なのでセーフ。
泥だらけのグラウンドを一周して走る。 コースは短いので乗車時間は短い。
揺れて振り回される感覚は74式戦車と同じ。 しかし、78式戦車回収車の試乗は貴重だ。
体験試乗が終わり、後の組の試乗の様子を動画撮影してみました。
装備品試乗は珍しい78式戦車回収車の体験試乗が出来たのでこれで大満足です♪
お昼も過ぎてたのでグルメ屋台コーナーに向かいました。
ここで食べた焼きそばはパックから溢れる大盛りぶりで驚く。 この辺りではこれがデフォ?(汗)
ボリューム最強! これ一つでお腹いっぱいに。 でも具はキャベツだけでお肉は入ってなかった。
【装備品展示】
最後に装備品展示を見て帰ります。
訓練展示が終わってメイングラウンドには装備品の車両が並べられていました。
なお、別の場所には油圧ショベル、中型ドーザなどの建機系車両、また別の場所には救急車などの装備品展示がありましたが、それらは序盤に撮影したもののことごとくピンボケしており、このブログに掲載できるレベルにありませんので割愛します。
ピンボケの原因が、スマホ背面(カメラ穴のガラスある)の微かな浮きのためだと気付いたのは本当に終盤になってからのことです。
それに気付いてからは背面を左手の人差し指でぎゅっと押さえて右手でシヤッターボタン押すという両手撮影技法を編み出し、大変苦しい状況下でのカメラ撮影となりました。
82式指揮通信車(CCV)
乗員:8名、全備重量:約13.6t、全長:5.72m、全幅:2.48m、全高:2.38m、エンジン:水冷4サイクル10気筒ディーゼル機関 305PS/2700rpm、武装:12.7mm機関銃x1
陸上自衛隊で初めての国産の装輪装甲車で、師団司令部、特科中隊等に装備されている。 昭和49年に研究を開始し、昭和57年に制式化され、58年度から部隊配備された。
87式偵察警戒車(RCV)
乗員:5名、全備重量:約15t、全長:5.99m、全幅:2.48m、全高:2.8m、エンジン:水冷4サイクル10気筒ディーゼル機関 305PS/2700rpm、武装:25mm機関砲x1,74式車載7.62mm機関銃x1
偵察部隊に装備し、空地火力の脅威のなかで主として路上機動により偵察警戒任務に当たる他、側方警戒行動も行う。 車体は、82式指揮通信車と同様、6輪のコンバットタイヤを使用した装輪装甲車。 特殊装置として操縦用および砲手用の微光暗視装置を積む。 搭載の機関砲はNATO制式と同じエリコン製の25mm砲。
96式装輪装甲車(WAPC)
乗員:10名、全備重量:約14.5t、全長:6.85m、全幅:2.48m、全高:1.85m、エンジン:水冷4サイクル6気筒ディーゼル機関 36OPS/2200rpm、武装:96式40mm自動擲弾銃x1または12.7mm重機関銃x1
本装備品は、73式装甲車(装軌車)の後継として開発され、1996年に制式化された4軸8輪の装輪式の装甲車であり、イラク人道復興支援活動においても活躍した。 また、主として普通科部隊などに装備し、作戦機動に引き続き、敵の脅威下に戦場機動して人員輸送などに使用する。 同車両は、コンバットタイヤを装備した装甲装輪車であり、高速機動力による接敵機動および敵の火力脅威下での戦場機動に優れており、自動擲弾銃搭載型は、効果的な面制圧性を有する。
高機動車
乗員:10名、車両重量:2700kg、全長:4.91m、全幅:2.22m、全高:2.35m、エンジン:4サイクル水冷ディーゼル 170PS/2800rpm
一般道路の高速走行性能に加え、優れた路外機動性能も有する。 また、ランフラットタイヤの採用により、被弾時の走行性能を向上している。
軽装甲機動車(LAV)
乗員:4名、全備重量:約4.5t、全長:4.4m、全幅:2.04m、全高:1.85m
主として普通科部隊などに装備され、戦略機動および戦場機動などに使用される。 固有の搭載火器は無いが、普通科部隊などが装備する5.56mm機関銃MINIMIの車載射撃および携帯対戦車誘導弾の車載射撃が可能である。 平成14年から部隊配備が開始された。
化学防護車(装輪)(B)
なんと、春日井駐屯地記念行事ではとてもレアと思われる化学防護車を拝見出来ました。
化学防護車を目にするのは昨年秋の出雲駐屯地記念行事パレード以来2回目です。
車体上部にパトライトが付いてます。 一般道路では緊急車両扱いです。
乗員:4名、全長:約6.1m、全幅:約2.5m、全備重量:約14.1t、武装:12.7mm重機関銃x1
各種検知測定器材(ガスサンプラー、携帯型化学物質識別装置、放射線測定器材等)を搭載し、有毒化学剤及びフォールアウト等の汚染状況を解明するために使用する。 車内には空気浄化装置が取り付けられ、放射線測定器、携帯型化学物質分析器を用い車外の汚染状況を把握することができ、またマニュピレーターにより汚染した試料を採取することができる。
地下鉄サリン事件、東海村臨界事故、東日本大震災をはじめとする災害派遣にも出動している。
除染車3型(B)
タンク容量:2500L、散布量:スプレーガン(2銃)・・・約110L,前方スプレーノズル・・・約110L、加温能力:15℃の2000Lの水を1時間で45℃まで加温
3 1/2トラックのシャーシーに2500Lの水槽、除染剤の散布ノズルと加温装置を取り付けたもので、地域、施設などの大規模な除染に使用する。
消火栓や河川等から給水することもでき、前方スプレーノズル、後方スプレーガンを併用し同時に除染剤または水等を散布することができる。 また、両側プラットホームの上部シャワーパイプ部から人員除染用の散水をすることができる。 福井県豪雨災害、中越沖地震災害、東日本大震災をはじめとする様々な災害派遣に出動している。
以上です。 十分満足して13時半で撤収しました。
日本100名城スタンプ活動のお城巡りの旅が、最初にいきなり春日井駐屯地記念行事で5時間も長居してしまいました。
春日井駐屯地の出口に向かう帰り際、クレーン車やホイールローダーの自衛隊車両の前で。
誘導係の隊員の目を盗み、慌てて車を降りて撮ったのでピンボケました。
ブログ続いては、本業?である日本100名城スタンプ活動のお城巡りとなります・・。