
「アーティキュレートダンプ」という一般公道を走れないほど大きな特殊車両が展示されてるとの情報を知り得て、浜田・三隅方面へ往復300km超の日帰りぷち遠征してきました。
いったいどれほど大きな車両なのか?
(サムネイル画像からネタバレしてますけど・・)
アーティキュレートダンプの展示は三隅発電所で行われていました。

積載量40トンのダンプトラックで公道は走れない巨大さです。
三隅発電所に向かう道中、道の駅キララ多伎で休憩の図です。
先日のエンジン・オイル交換やエアコンガス補充のぷちメンテ以降初のコルベット本格ドライブです。
エアコンは冷え冷えで気持ちいい♪ また、ぷちメンテ直後に連発したエラーメッセージ表示の確認も兼ねてます。
今年新登場した「KIRARA」の文字モニュメントはインスタ映えすると話題の人気スポットに。
キララ・ビーチ

青く澄み渡る空と海が青くてとても綺麗でした。
あっ! 出発してから100kmほど走ったところでエンジン・チェックの警告ランプが点灯しました。

だけどエラーメッセージ表示が無く理由が分からない。 いつものショップに行ってテスター繋いで診断してもらわないと。 でも目的地に着くまでもう半分以上走っており、ここで引き返すのも嫌だなと思った。 アメ車あるあるの誤作動かも? そのまま走り続ける。
お昼は通りすがりに見掛けたラーメン屋に寄ってみました。 店名から察するにちゃんぽんが一番の売りらしい。 初入店。

なお、この場でエンジンを掛け直してみたんですが、警告ランプは消えなかったです。
結局このエンジン・チェックの警告ランプは目的地の三隅発電所に着くまで消えぬまま。
ちゃんぽんは数種類の味が選べる中で、味噌ちゃんぽんを選んで頼んでみました。

普通のちゃんぽんかと見くびってたら期待値以上のちゃんぽんが出てきて嬉しい誤算でした。
細かく刻んだ豊富な具材がたっぷり。 味噌は強く主張過ぎることなくほどよい味わい。

美味しかったです。 どうも、ご馳走さまでした(^^♪
目的地の三隅発電所に着いたときは午後になってました。 遠かった。

意外と遠くて出発からここまで150kmもありました。 三隅発電所ふれあいホール前の一般来客用駐車場に停める。 奥にそびえる大きな建物は火力発電所1号機です。
着くなり早速アーティキュレートダンプを見つけてしまう。

展示状態ではなくて土砂を運んでしっかり働いているのだが? なお、この場所は新しく建設される火力発電所2号機用の石炭サイロ(貯蔵設備)を作る工事をしているのだそう。
三隅発電所ふれあいホールの中でアーティキュレートダンプ見学の受付をします。

画像はロビーに飾ってあった何かの神話的なものです。
ふれあいホールには火力発電所の仕組みについて学習できる展示コーナーがありました。

まるでSF映画で見る宇宙船の中にでも入ったかのような展示室。 ここではビデオを拝聴して火力発電所の工程について学びました。
海外から三隅発電所へ石炭を運ぶ石炭運搬船「石洋」の展示モデル。

全長:234.93m、全幅:43.00m、総トン数:52,400トン、積荷重量トン:89,999トン
この大きな船が三隅発電所の港を出入りするらしい。 現物を見てみたいと思った。
ふれあいホールの窓から見る火力発電所です。 今建ってるのが1号機。

左では大きなクレーンが立ち並び新しく2号機の建設がされている。
現在、アーティキュレートダンプが三隅発電所にいるのは2号機の建設のためです。
係の人に引率されて三隅発電所の敷地内に入り、アーティキュレートダンプを見に行きました。

展示されてたのは2台。 現在は工事現場で働いてた1台と合わせ全3台が三隅発電所に存在。
全てボルボ社の車両です。
アーティキュレートダンプ(40t)と10tダンプトラックの比較。

アーティキュレートダンプは全長約11m、全幅3.2mある。
アーティキュレートダンプのスペック表。

一般公道を走れる車両の最大寸法は、全幅2.5m、全高3.8m、全長12m(フルトレーラーでは18m)、車両重量は一般道27トン/高速道36トンで、アーティキュレートダンプは規格外の大きさで公道を走ることができません。
展示されてるアーティキュレートダンプの周りをぐるりと回ってみる。

40トンの積載物を運ぶ荷台を見上げる。
運転席と荷台はトレーラーのように中折れ式になっています。

そのため車体の大きさの割に小回りが効き、凸凹の激しい悪路でも捻じれに対応が出来る。
アーティキュレート(articulate)は、はっきり区切る、関節、接合部などの意味があるそうです。
アーティキュレートダンプトラックが普通のダンプと圧倒的に違うところは高い走行性能にあります。

車体と車軸が捻じれに対応していて、整地されてない凸凹の激しい悪路でも走行が可能。
駆動方式は、前1軸・後2軸で6×4または6×6を採用。
係の人にはこのアーティキュレートダンプを三隅発電所まで運ぶのに分解(運転席と荷台を分離?)されて運ばれてきたと聞きました。(おそらく船で??)
巨大なラジアルタイヤはブリヂストン製。 29.5R25という聞いたことないサイズ。

タイヤ幅749mm、外径は約1900mmという。
アーティキュレートダンプ展示見学の記念撮影です♪
大きなタイヤの横に立って。

一般公道では見れないアーティキュレートダンプの貴重な展示でした。 ありがとうございました♪
三隅発電所を出るときエンジンをかけたら、エンジン・チェックの警告ランプは点きませんでした。

以降は最後まで警告ランプ点灯せず。 ともかくテスター診断してもらわないといけない。
すぐ横にある港から三隅発電所の遠景をバックに。

高さ200mの大煙突がよく見える。
港に来たのはもしかしたら石炭運搬船が見れると思って。 でも石炭運搬船はいませんでした。

以上でアーティキュレートダンプ展示の見学については終わります。
ですが、せっかく浜田・三隅まで来たので他のスポットにも寄ってみます。 続きます・・。