今日から、「マツダ 名車列伝」と題して、自分が思う「マツダ車の名車」を紹介して、
いこうと思います。
まず、最初に選んだのが ユーノス・ロードスター(E-NA6CE・E-NA8C)
(通称・NA型1989年~1998年)です。
1980年代末、世界には手頃な価格の、2シーターオープンカーが存在していなかった。
所詮、2シーター国ではなかった日本は、「トヨタ スポーツ800」
「ダットサン スポーツ1000」「ダットサン フェアレディ・シリーズ」
「ホンダ Sシリーズ」は、早々に姿を消していた。
マツダは、「ロータリーエンジンを導入した」こともあり、技術者たちは、「スポーツカー
こそ、革新エンジンを、世に知らしめる最適な器」と考えていた。
そんな中、中規模メーカーマツダが、ひそかに開発していた車があった。
「人馬一体」をキーワードに開発された車こそ!! のちに、42万台以上世界に販売
されることになる「ユーノス・ロードスター」NA型である。
この車が、世界自動車メーカーに様々なものをもたらした。
小型・軽量・手頃な価格の2シーターオープンカーを、自動車市場に活性化させたことだ。
技術的には、誰もが考えながら「マツダがやるまで」誰も手を出さなかった。
エンジンをフロント・ミッドシップに搭載した、後輪駆動
※LWSの基本レイアウト。
全輪ダブルウイッシュボーン式サスペンション、それなりに成熟したスポーツカー
レイアウトを90年代前に、もう1回練り直したこともその一つだ。
ちなみに、ユーノス・ロードスターの車両重量は、940kg(発売当時・5MT)だった。
※LWS(ライト・ウェイト・スポーツ)とは、
車体重量が軽量で、1トン程度かそれ以下。
排気量が、2000cc以下の自然吸気エンジン。
車がドライバーの感性に訴えかけるスポーツ性能を持っている。
ドライバーが、運転していて心地よい・楽しいと感じる車。
等あげられる。(明確な定義は、存在しない)
いずれにせよ、言葉が適切ではないかもしれないが、「古くて新しい風」を自動車業界へ
起こしたことは事実で、2シーターオープンカーを、日本の自動車市場で初めて受け入れられた車に間違いない。
明日からは、ユーノス・ロードスター(NA型)のグレード・装備などについて、
話していこうと思っています。 間違っていたら、ごめんなさい。
Posted at 2012/07/21 08:55:51 | |
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