2003年9月 マイナーチェンジが行なわれた。(NB4型へ移行)
アルミ調インテリアパーツを標準化、(センターパネル・ドアトリム・エアコンダクトの
ディフューザなど)新デザインの16インチアルミ
ホイールや新BOSEサウンドシステム採用、エアロボードにスピーカーを
内蔵など装備した。
2003年10月 ロードスタークーペ が発売された。
ファンの中では、NA型から「いつかは登場するのでは・・・」と噂をされていた車だ。
噂が現実となって、発売されたのだが、国産モデルで唯一となる「5ナンバーサイズの
2シータースポーツクーペ」の誕生となった。
もともとオープン専用に、開発されたボディを、クーペモデル(クローズド)に、改造
を行ったのが「マツダE&T」(エンジニアリング&テクノロジー)だ。
「量産モデルにはない個性と自由な表現」を目指したという。また、マツダの誇る少量
生産技術と量産開発技術をフル活用したことも、その裏では、大変な手間暇があったに
違いない。
具体的には、マツダの生産ラインでプラットフォームを組み立てた後、「マツダE&Tの
工場で、専用に開発されたルーフパネルやリアフェンダーを、組み付けてボディを完成
させて」再び塗装などの為に、マツダの生産ラインに戻し、最後に「マツダE&Tの工場で、
内装を組み付けて仕上げられていた。」 中でもボディ制作は、試作車組み立てに
かかわる熟練工たちによって、1台1台ハンドメイドで行うという凝りようだった。
少量生産のカスタムカーが、一般的に採用するFRP製ではなく、あえて本格的な鉄板
ボディを採用した。ロードスタークーペのボディ剛性は、オープンボディ比で大きく向上
している。重量比はわずか10kgにとどまっているというから驚きである
通常のロードスターより割高モデルとなってしまったが、匠の技が随所で光る
「カスタムメイド・ロードスター」人とは違う車に、乗りたい人なら納得も行くだろう。
エンジンは、シャシー組み付けまではロードスターと同一生産ラインということもあって、
エンジンスペックや足回りは
※それぞれのベース車と同一となる。
※それぞれのベース車は、明日紹介します。
全国のマツダディーラーで、受注生産方式で販売されたという。
※2004年4月から、タイプA・タイプEモデルが特別限定車になっています。
ここからは、ロードスタークーペのグレード・主な装備などについて話していこうと思います。
通常のロードスターが、全長3955mm×全幅1680mm×全高1235mmであるが、
ロードスタークーペは、全長3955×全幅1680mm(
※タイプAのみ1695mm)
×全高1240mmとほぼ同一となっている。
※タイプAのグレード・主な装備などに
ついては、以下の通りです。
1600ccと1800ccモデルがあった。 当然、クーペモデルに改造しているので
型式は、「NB6C改」 「NB8C改」となっている。
グレードは、1600ccベース車と1800ccタイプA・タイプE・タイプSの
4グレードからなる。
1600ccは、「SP」・1800ccは、「タイプA・タイプSがRS」
「タイプEがVSのコンビネーションB」がそれぞれのベース車になっている。
タイヤサイズは、ロードスタークーペ(1600cc標準車)185/60R14
タイプAとタイプSが205/45R16
タイプEが195/50R15となり、全モデルに「アルミホイール」が標準装備された。
タイプA 1800cc・6MT コンセプトは、「伝統的なレースマシンスタイルに
イタリアンムードをプラス」 主な装備は、専用グリル、フォグランプ、
リアスポイラー、前後ランプのベゼルが装着され、全幅が15mmワイドに
設定されている。また、フロントアンダー・サイドスカート・リアアンダーがカーボン製で施されている。

内装色は「ブラック」。ステアリングやバケットシートにも本革が施されている。
ほか、0指針ホワイトメーターなど装備している。

専用ボディ色・ライトニングイエローとベロシティレッドマイカの2色を用意した。
専用のシリアルナンバーが付き、限定販売台数200台だった。
次回は“タイプE・タイプS・ロードスタークーペ(1600ccベース車)”の
主な装備などについては、明日続きを話したいと思います。

マツダ 名車列伝 ロードスター編(NB型) その6を終わります。
間違っていたら、ごめんなさい。