1994年5月 最終限定車“M2-1015”が発売された。
これは“マツダ”のグループ会社である開発実験工房の“M2”社がオリジナルで
造形した“エアロパーツを装着”するものであった。
ちなみに、“M2”社ではほかに“マツダ・ロードスター”においても3台の“特別仕様車”を
プロデュースしたことでも有名である。
しかし親会社の経営危機もあり、“M2”社は1995年惜しまれつつ閉鎖されてしまった。
結果として、“M2 1015”が“M2”社が手掛けて、世に送り出した最後のモデルと
なってしまった。
ベース車になるのは“標準車”と“タイプL”で、“フロントバンパースポイラー”、
“ボンネット”、“リヤウイング”といった“エアロパーツ”が装着され“マツダスピードバージョン“
と同じ変更点になるが、ただ、上記3点すべてにおいて“マツダスピードバージョン“とは
異なっている。
“ボンネット”には、フォグランプを埋め込み式にし、4つ目に変更した。“ヘッドライト”もやや吊り目になるような“デザイン”にして迫力をもたせ、それに合わせるように、
“フロントバンパースポイラー”形状も変更している。
“マツダスピードバージョン”とは違う顔つきにしている。
リアデフォッガースイッチの横に“M2 1015”にはフォグランプスイッチがあるが、
“標準車”や“タイプL”ではなく、カバーがされている。
“リアウイング”においての“マツダスピードバージョン”とは形状が異なり、
翼端板上部を突き出した“デザイン”になっている。また、エンジンフードへの取り付け位置も
“マツダスピードバージョン”とは違っている。
リアエンドパネルは、左右のテールランプをつなぐような形で“ブラック”に塗装されている。
ガーニッシュ効果もあり、“M2 1015”のロゴプレートもセットする。
ボディカラーは、“シャストホワイト”と“シルバーストーンメタリック”と“ブリリアントブラック”の
単色3色を設定した。
“M2 1015”では、“リアのエンドパネル部”と“フロントセンターダクト下部”が“ブラック塗装”
されている。専用ボディカラーの“シャストホワイト”とのコントラストによって、
一段と引き締まったボディ。その要因があるかもしれないが、
中古車市場に“シャストホワイト”が多く見られる。
尚、内装に関しては今まで話をしてきた通り、ボディカラーの“シャストホワイト”と
“ブリリアントブラック”が、黒を基調にしたシートで「赤」になり、
“シルバーストーンメタリック”が、黒を基調にしたシートで「青」にそれぞれなります。
“M2 1015”のいまだに人気が高いのが、販売限定台数50台だった。
一説によれば、その後“これらのエアロキットのみの販売”で50台を追加リリースした
という話もあるようだ。
販売価格は、標準車で、159万8000円。
標準車・ABS付きで、167万8000円。
タイプLで、169万8000円。
タイプL・ABS付きで、177万8000円だった。
一説によれば、“1992年10月 AZ-1”が発売されて、生産打ち切りを決めたのが、
発売開始からわずか8か月後の“1993年6月”の事であった。
いろいろなデータがあり、“不確定”ではあるが“総生産台数4400台”余りだという。
しかし今では、“中古車市場”で“高値安定”で売買されている“M2 1015”
を始め“マツダスピードバージョンⅠ・Ⅱ・Ⅲ”や“タイプL”や“標準車”。
その人気ぶりは今年、“生誕20年になる”が依然衰えを知らない。
明日は、今年7月29日(日曜日)に“広島市交通科学館”で行われた“イベント”
“世界最小のスポーツカー マツダAZ-1 大集合”の様子について、
紹介したいと思います。
オートザム AZ-1編 (E-PG6SA) マツダ 名車列伝 最終回
エピソード6 を終わります。 間違えがあったらごめんなさい。
では、少し早いですが昼食をとって仕事に戻りま~す♪
Posted at 2012/08/27 11:37:37 | |
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