
あくまで、広島市交通科学館の夏休みイベントで“カウンタック展”が開かれている。
(9月2日まで行なわれているそうです。)
その中のイベントとして“世界最小のスポーツカー マツダAZ-1 大集合”
~20th Anniversary~が7月29日に行われただけで、
あくまでも主役は“ランボルギーニ・カウンタック”です。
せっかくなので、“ランボルギーニ・カウンタック”について紹介していきましょう。

ランボルギーニ・カウンタックQVX(1985年)
全長/全幅/全高(mm):4674/1930/1003 重量850kg以上
エンジン性能:排気量・・・・・5700cc
エンジン型式・・水冷V型12気筒DOHC48バルブ
最高出力・・・・650~700馬力
カウンタックQVX(クワトロ バルボーレ エックス)は、イギリスのランボルギーニ・
ディーラー“ポートマン”により、世界スポーツカー選手権、特にル・マン24時間耐久
レースへの参戦を目標に1985年に制作されたCカーである。ベースとなったのは、
カウンタックLP5000QVで、エンジンはランボルギーニ本社がチェーン。
最高出力は650~700馬力を発揮し、シャシーも大幅に強化された。
当時のノンターボのCカーの中ではトップクラスのポテンシャルを有していたが、
政治的な理由からレースに出場したのはわずか数戦。活躍することなく引退してしまった
幻のレースカーと言われている。このQVXはレースに参戦しない方針であった
ランボルギーニにとって、その後のF1参戦(1989年からラルースチームにエンジン供給)に繋がるメモリアルカーとなった。
※鈴木亜久里がF1日本GPで日本人として初めて3位入賞した時のエンジンが
ランボルギーニのものであった。

ランボルギーニ・カウンタック LP5000QV(1985~1988年)
全長/全幅/全高(mm):4140/2000/1070 重量1490kg
エンジン性能;排気量・・・・・5167cc
エンジン型式・・水冷V型12気筒DOHC48バルブ
最高出力・・・・455馬力/7000rpm
LP500Sの発売後に登場したフェラーリのテスタロッサに対抗すべく登場したのが
LP5000QV(クワトロ バルボーレ)である。エンジンをDOHC24バルブ
から48バルブに変更し排気量も5167ccに拡大することで動力性能を高めた。
また、この頃からカウンタックの北米への本格的な輸出を考え始めたため、
インジェクション仕様も正式にラインナップされることとなった。生産台数は632台。
クワトロ バルボーレとはイタリア語で4バルブ(1気筒あたりのバルブ数)
の意味である。

ランボルギーニ・カウンタック 25thアニバーサリー(1988~1990年)
全長/全幅/全高(mm):4360/1980/1090 重量1580kg
エンジン性能:排気量・・・・・5167cc
エンジン型式・・水冷V型12気筒DOHC48バルブ
最高出力・・・・455馬力/7000rpm
1988年、ランボルギーニ社創立25周年のこの年に登場した記念モデルが
25thアニバーサリーである。LP400S以来ほとんど手を加えられていなかった
外装は、ガンディー二によるデザインの基本的な部分は継承しつつ、より北米市場を
意識した変更が加わるとともに、冷却性能などの向上も図られている。
カウンタックシリーズ最後のモデルであり、約3年の間に657台と
カウンタック5モデルの中では最も多く生産された。そして1990年に生産を終え、
ランボルギーニのフラッグシップモデルはディアブロへとバトンタッチされた。

ランボルギーニ・ディアブロ(1990年~2001年)
全長/全幅/全高(mm):4460/.2040/1105 重量1650kg
エンジン性能:排気量・・・・・5707cc
エンジン型式・・水冷V型12気筒DOHC 48バルブ
最高出力・・・・455馬力/7000rpm
ランボルギーニのフラッグシップモデルであったカウンタックの後継車として
1990年にデビューしたディアブロ。排気量は5700ccに拡大されたが
カウンタック同様V型12気筒DOHC48バルブのエンジンをミッドシップ
に搭載。またデザインはガンディー二の案をベースに修正したもので、
ガルウイング式のドアも踏襲している。シリーズは2001年まで続き、その間に
4WDモデルの“VT”やスポーツ性を特化したモデルの“SV”競技用車種を
公道仕様に改良した世界限定80台の“GT”など様々なグレードが誕生した。
マツダ好きの私にとって強引に紹介させていただきます。
1991年ル・マン24時間耐久レースで総合優勝を果たした“マツダ 787B”です。
(いまだに日本メーカーはこの偉業を勝ち取っていない。)

チャージマツダ787B(1991年)
全長/全幅/全高(mm):4782/1994/1003 重量830kg
エンジン性能:エンジン型式・・4ローター自然吸気ミッドシップ
最高出力・・・・700馬力/9000rpm
優勝を成し遂げた、787Bの甲高いロータリーサウンドが、“サルト・サーキット”
をトップで走るシーンが未だに、脳裏に焼きついて忘れられません。
当日駐車場にて、日本のスーパーカー?を発見したので写真を載せます。
アンフィニRX-7
R32・GT-R(中里出現・・・・・)
スープラ
番外編 ランボルギーニ・カウンタック展 エピソード8
を終わります。間違えていたらごめんなさい。

次回は特別企画“さようなら CX-7今月末で生産終了へ・・・”と題して、
販売開始から生産終了までを振り返るとともに、内装やデザインなどについても
紹介していきたいと思います。
では、少し早目の昼食をとって、仕事に戻ります♪