皆さんもご承知の通り来年から“ル・マン“にマツダが帰ってきます。
それを記念して今日は、昨年の2011年の“ル・マン24時間耐久レース”に、
“総合優勝から20年を記念して招待された”ことなどについて話していこうと
思います。
今もなお自分の中で“鮮明に”覚えています。1991年一台の日本車メーカーが、
“ル・マン24時間耐久レース”が行なわれている“サルト・サーキット”を、
“総合トップ”で颯爽と走っている“マツダ 787B”にはこうして話をしている
だけでも“胸が熱く”なります。
それから20年たった昨年異例の“デモラン”が行なわれた。
“ACO”がこのような形で、“過去のル・マン優勝者”を招いて“デモラン”を、
させることは、きわめて異例の事だという。
驚いたことに“ル・マン”で“デモラン”するのは、“一周だけ”と聞かされていたのだが
“サルト・サーキット”に着いてみれば“三周すること”が許されていた。

“サルト・サーキット”に、実に20年ぶりに響き渡る“4ロータリーサウンド”
(R26B型4ローター・ロータリー・エンジンが低く構えるエンジンルーム)

リアサスペンションの“ヤグラ”を組んだような鋼管アッパーアームとアンダートレイ
裏に配置された翼断面形状のロワーAアームという組み合わせだ。

右フロントサスペンション・前方から見ると、上下ともAアームから成り立っており、
ダンパーをプルロッドで動作する。

そればかりか、先立って木曜日にもアメリカの俳優“パトリック・デンプシー”が
4000rpmくらいに抑えてゆっくりと“デモラン”を行ったようだ。
“ル・マン市内”を練り歩く“パレードラン”にも“マツダ 787B”は担ぎ出されて、
“寺田 陽次郎”と“デイヴィド・ケネディ”という縁のあるふたりの選手もステアリングを握ったそうだ。

ちなみに“パトリック・デンプシー”はアメリカで“RX-8”による
“グランダム・シリーズ”に参戦している、“ル・マン”出場経験もある
レース好きの俳優である。

ご存じの人も多いいと思いますが、“マツダ 787B”の最終ドライバーだったのが、
“ジョニー・ハーバート”だった。彼は朝から、軽い食あたりによって“暑さや疲労”
によって“極限状態”だった。気力を振り絞ってなんとかゴールまで走りきったものの、
“マシーン”を止めた途端に気を失ってしまったという。その為、表彰台の最上段には
一緒に戦った同僚ドライバーの“ベルトラン・ガショーとフォルカー・ヴァイトラー”の二人が並んで
勝利の美酒を分かち合うしかなく、“ジョニー・ハーバート”は、
その晴れ舞台に立つ夢は叶わなかった。

今回主催者の粋な計らいで“イベント”の中で、心温まる一場面があった。“デモラン”
走行終了後、“ジョニー・ハーバート”を無理矢理“表彰台”の最上段へ導いたのだ。
そして、“ジョニー・ハーバート”が、20年越しの“表彰台”最上段に立ったのである。

そして今回の“イベント”で改めて“ロータリーエンジン”が“独特なサウンド”で、
“サルト・サーキット”を走る勇姿を目撃した瞬間“自分は20年前にタイムスリップ”してしまった。

そしていよいよ来年“マツダが、ル・マン24時間耐久レースに復帰”するとともに、
“サルト・サーキット”に戻ってきます。
エンジンは“ロータリーエンジン”から“SKYACYIV-D クリーンディーゼル”を、LMP2クラスに
供給する形で復活します。

“ロータリーエンジン”で総合優勝を果たし、今度は環境に優しい SKYACYIV-D
“クリーンディーゼルを、LMP2クラス”で世界を驚かして欲しいものです。

次回は、以前紹介できなかったマツダ CX-7前期型・後期型
全色紹介&エアロ大集合などについて紹介したいと思います。
間違えていたら、ごめんなさい。
Posted at 2012/09/01 10:59:36 | |
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