後は、親父にさりげなく“恩”を返すことだけでした。
しかし、その“タイミング”が1番難しいことでした。
家族会議の結果、車の納車をする作戦を考えて“さりげなく作戦”と決めて、
実行する事にしました。
親父は寝るのが早くて朝起きるのも早いので、前日の夜8時過ぎに親父の車が普段止めてある
“車庫”に“さりげなく”今回購入を決めた“マツダ スクラム・バン AT”を、
移動させて“親父”が朝起きて“新聞”を取りに、外へ出た“瞬間”に
“車に気が付いてもらう”という“さりげなく作戦”を行う事にしました。
次の日の朝、いつも通り“朝食”を取る為、一階に降りてみると普段通り“新聞”を、
読んでいる“親父”がいました。
朝食を食べ終えて、二階に上がる為“親父の前”を通った時、
『車、ありがとう!』と“親父”から言われました。
40数年間生きてきましたが、親父から『1度も聞いたことがない』
言葉だったので驚きました。
正直、喜んではくれると思いましたが、まさか言葉に出して言ってくれるとは・・・
自分も、思いがけない言葉が返ってきて戸惑いました。
数秒なんとも言えない“親子関係”が続き、自分の方から口を開きました。
『昔、新車のサニー買ってくれたから、今度は自分が買う番だから・・・』
そう言って、自分は親父の前から離れました。
どう表現して“イイのか”分かりませんが、父親と息子の関係は“言葉”に表せない
“絆が存在する”のだと改めて思いました。
今の時代の、父親と息子の関係とは違い、自分たちが育っていった環境を考えると、
『家の中では父親が1番』であった為、思春期になるにつれて“反抗期”など、
あった為、自然と“会話”がなくなっていきました。
また、男同士と言う“照れくささも”入り混じり、
若い頃は“挨拶”も、しなくなっていきました。
それが不思議な事で、自分が年齢を重ねていき“結婚や息子の誕生”など、
生活環境が変わるにつれて“親父”と、会話をする機会が増えていきました。
自分も、少しは“大人”になったのでしょうか?
それと同時に、心の底から“親父の偉大さ”が伝わってきて、
果たして“自分の息子”に、親父のような事がしてやれるのか?
正直、自身はありませんが自分なりに“息子”と接していこうと思いました。
いずれにせよ!
“親父”が喜んでくれた事が、自分自身の中で1番嬉しい事ですし、
この車を、“AT・モデル”にした事によって、少しは車を運転する時、
『負担が少なくなった』と思います。
また、嫁の提案で“2列目シート”に乗り込む際“ステップ”で“足がすべらない”
ようにする為に、某ホームセンターで“すべり止めシート”を購入しました。
これで、雨の日などで“2列目シート”に乗り込む際“ステップ”で、
“足がすべりにくく”なったと思います。
“運転席側の改善前と改善後”
“助手席側の改善前と改善後”
今では、“マツダ スクラム・バン AT”を、嬉しそうに乗っている姿や、
洗車している姿を見て、なんと表現したらいいのでしょうか?
自分も年を取ったのでしょうか?
そんな姿を見ていたら、なぜが分かりませんが涙が自然と出てきました。
ただ言える事は、1日でも長く一緒に過ごしていきたい。
“親父”には『長生きしてほしい』と、心の底から願っている自分でした。
1週間ほど、早くはなりましたが“少しだけ親孝行”出来たのかな~
自分の中で、一生忘れる事が出来ない“父の日プレゼント”になったと思います。
Posted at 2013/06/09 18:50:40 | |
トラックバック(0) | クルマ