ユーノス800は1993年10月~1997年7月にかけて販売されたクルマだ。
(1996年4月マツダフォード傘下に入り、ユーノス店が閉鎖されたためそれ以降
マツダ・ユーノス800として販売を続けたが翌年1997年にマツダ・ミレーニア
に統合される形で販売を終了する。)

排気量は、2000ccと2300ccミラーサイクルエンジンと2500ccの
3グレードのラインアップだった。
特に特徴的だったのは世界で初めて搭載された“ミラーサイクルエンジン”だった。
1993-1994年RJCテクノロジーオブ・ザ・イヤーを受賞した。

内装はこんな感じだったようだ。

この車はずっと先を見ている。
キーワードは“10年基準ユーノス800誕生”だった。
塗装技術に関しても(高機能ハイレフコート塗装)特許を取得したばかりの耐久性が高く鏡面の
ような滑らかな仕上がりになっている。(当時のマツダの最新技術である)
“フォード傘下”に入り車種絞り込みの為“や販売不振により“10年基準”は、
“マツダ・ミレーニア”に引き継ぐ形で幕を下ろした。

オートザム・レビューは1990年10月~1998年6月まで発売されたクルマだ。
排気量は、1300ccと1500ccの2グレードのラインアップだった。
発売当初のTVコマーシャルでは、小泉今日子(キョンキョン)を起用するなど
かなり力を入れていた。

歌は♪「丘を越えて」
丘を越えて 会いに行こう 大切な あの人に 丘を越えて 会いに行こう
スキップして 歌いながら・・・
“なかったと思う こんな車 新レビュー オートザムから新登場”

丸みを帯びた外観が特徴である“オートザム・レビュー”は極端に短いトランクを持つ
スタイルから、“2.5ボックスセダン”と呼ばれていたそうだ。

またフォード・フェスティバで人気になっていた“キャンバストップ開口面積が大きく、
前後どちらからでも開けられる電動キャンバストップ“も1つの特徴であった。

女性ユーザーを狙いすぎた“オートザム・レビュー”だった為か、あまり人気を得ることは、
できなかった。しかし短い全長の中に、大人4人がゆったり乗れる移住空間と
スーツケース2個乗せられるトランクルームを持つ正当なセダンであり、その合理的な
設計は1部から高い評価を受けている。

“フォード傘下”に入り車種絞り込みの影響の為、一代限りモデルとなってしまった。
マツダ 短名車列伝 “ユーノス800・オートザム・レビュー”
シリーズ7を終わります。間違えがあったらごめんなさい。

明日の、マツダ 短名車列伝 “フォード傘下”に入り車種絞り込みの為、
消えていったクルマ “ユーノス・プレッソ、オートザム・AZ-3”
(上部写真はユーノス・プレッソ)
では、仕事に行ってきます。
Posted at 2012/10/01 07:03:46 | |
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