
今回は、初めてのオフロードコース利用となる富士ヶ嶺に行ってきました。
なんだかんだ、これまで有料コースというのは使ったことがなく、いつも行きつけ?の河川敷のコースでした。
いやー、さすがにカネ払うだけあって楽しいですよ(笑)
林道や廃道みたいに「その図体じゃ無理」なんてこともありませんし、よほど無茶かライン間違えさえしなきゃ車へのダメージも少ないように作られていますね。
そして、良い練習になります。
ハチマルの凄さがわかると同時に、逆に自分のドラテクや限界のショボさにも気付かされます。
いつも周囲はジムニーばかりで、ロングもかなり性格の違う車種しかいなかったのですが、今回はハチマル3台ということもあり、とてもよく噛み合って楽しかったですね。
何かあったとき、助けてくれる経験豊富なウインチ搭載の重量級がいるってのも安心感が大きいです。
今回はかなり収穫があったというか、新しい課題が出来て良い経験になりました。
富士ヶ嶺の特徴なのか、他もそうなのか知りませんが
ここは、広場より上がずーっと斜面になっていて
ヒルクライムかヒルダウンをしながらの走破が基本となります。
もちろん平地にも遊具(あえてそう言います)はありますが、クロカンが楽しめる箇所は少ないと思います。
おそらく名物なのであろうダートのロングヒルクは25度と27度。
そしてクローリングじゃなかなか難しいロックのヒルク。
あくまでハチマルのATでのお話ですが。。。
ダートヒルクは、助走付けてセカンド固定ベタ踏みで、あとはステアリング操作さえ誤らなければATのハチマルなら初めてでも余裕で登り切ります。
修正舵は小刻みに小さく。
侵入の時点でハンドルがなるべくまっすぐになるラインでないと、多分登り始めからケツが振られて危険です。
むしろ、初めてで登りきらないとダメっす。
じゃないと止まってから横滑りしたり、バックで戻るときにハンドル切ろうものなら転がり落ちる危険性が大きいです。
とにかく勇気を出して最後までアクセルは緩めずベタ踏みすること。
ベタ踏みしたことない人は平地でLowのDレンジで、アクセルを蹴飛ばすようにベタ踏みしてそのまま100メートルダッシュとかやっておくと、ベタ踏みのパワーに馴れておけると思います。
動画の冒頭がロックのヒルクですが、多分ならして20~25度くらいの傾斜だと思います。
ここも、私くらいの経験値だと「いや無理っしょ。何のコースだよ。」で終了です(笑)
先輩のハチマル(ARBバンパー角目4灯)が余裕でポンポンクリアしてくれなければトライする気になれませんでした。
「ずいぶんと踏んでるな~、こんなラフなアタックする人だったんだ」なんて思ってましたが、むしろ勢い付けて踏んでいかないと途中で止まったら大変みたいっす。
最初に言ってくれないから、ゆっくり行った私はかなり苦戦しました(笑)
そんなこんなで、広場より上に行ってしまうと、気の休まる箇所が少ないコースですね。
常にヒルクorヒルダウン。
岩が多く、マッドが少ないです。
動画は、コース到着すぐの冒頭(午前中)のみしか撮影しておらず、この後、いま考えても恐ろしい(私のレベルでは)アクセルワークでブイブイ言わせるのでした(笑)
おかげ様で、思い切りのよい大胆なアクセルワークに達成感を得ると共に、思いがけないコースで課題を見つけ、とても充実した一日を過ごせました。
また、常に斜面でしかもそこに岩やタイヤや丸太という障害物があるおかげで、ブレーキに対する課題が以前より大きな課題としてとらえられました。
いまのブレーキじゃ制動性が不足ですね。
特に斜面の途中で岩などを乗り越えるとき、特に下り(バックにせよ前進にせよ)ですが、今の制動力ではドスンとなりがち。
リニアかつ強力なブレーキが必要です。
ヒルク中のバックではほとんどの場合、微細かつスローなバックが求められるのでNレンジ(ニュートラル) で下がれるならそっちのほうが安全と感じ多用しました。
AT車にはクリープ現象なるものがあるので、ヒルク中にRに入れると、ただでさえ重力で下がるのにさらに後ろへの推進力が発生してしまい、ブレーキングがしにくくなります。
きわどい止まり方しているときにRに入れようものなら、シフトショックでずり落ちかねません。
なので、下がれるとことまでNで下がり、引っかかったらRで下がる、というやり方をしました。
いま感じているATのデメリットは、シフトショックと瞬発力。
クリープ現象そのものは、うまく活用すれば半クラみたいなもんで便利なんですけどね。
静止中に、「1・2・D ← N → R」 の矢印部分の切り替えでショックが出るのはいただけない。