
興味のあったS660に試乗することが出来たので感想を。
フロントはとてもホンダらしいデザインかな?と思うが、フロントフード、ヘッドライト等先代を意識しつついい感じに仕上げてあるなという印象。

リアはこんな感じ。
運転席、助手席後方の凸形状は何か外せない理由があっての事と思ったが、フラットに作る気になれば出来そうな構造なのが意外だった。
個人的には先代のようにフラットな形状の方が好み。
運転したのはバックモニター装備の車両だったが、もしモニターが無ければ後方視界はかなり厳しいと思う。
カウンタックと同じ位かな?
乗ったこと無いけど♪
面白いなと思ったのはバックランプで一見何もなさそうな中央エンブレムの左右にスリットがあり、そこから光を照射する仕組み。

両方にあるインテーク。
必要だからあるとは思うが、形状的に取ってつけた感があり、少々残念。
フラットの方がいいと思う。
サイドウインドウの上下幅の狭さには驚いた。

ルーフはこんな感じ。
運転席、助手席側がとてもしっかりしていて予想より重い。
手動操作が必要なロックは3箇所であり、ルーフ後方の真ん中はヒンジが無いにも関わらず密着するのは不思議な感じ。
ただでさえ目立つのにオープンで走行だと目立ちすぎて恥ずかしいのでルーフは閉めていただいた♪

フロントフード内はこんな感じ。
真ん中のボックスにルーフを収納するので、ルーフを取り付けていればラゲッジスペースになるかな?
気になったのはフードステーがダンパー式になっていたところ。
こんな仕様にする位なら手動式にして少しでも軽量化すれば?と思ってしまう。

リアエンジンフード内。
ストラット周りがちゃんと塗装されていないので担当の方に聞いてみたところ、仕様とのこと。
異例を除き、モノコックの塗装ってドブ漬けかと思っていたけど、S660のシャシーの塗装方法はなんだか違う方法な感じ。
マフラー上方のスカスカ感は流石MRですな。
ホンダのNシリーズから搭載され始めた次世代エンジンはプラカバーに覆われていてよく見れないね。
今までのタービンの取り回しを覆すエンジンを見たかったのになぁ。

LEDヘッドライト。
アフターパーツのように派手な空冷フィン&ファンは無いところが流石メーカーですな。

テール。
フィラメント式だろうがLEDだろうが光源がはっきりわかるテールは苦手だけどデザインはとても好み。
一時流行ったインナーがギラギラなメッキじゃ無いのもいいね。

インテリアは質感は高く無いけどそれで十分だと思う。
試乗車はグレードがαなので色々なところがβのピアノブラック処理から高輝度シルバー塗装、クロームメッキに置き変わっているが、ピアノブラックのが好みだな。
いくら高輝度塗装でアルミの質感を出そうとしても、リアルなアルミの質感には及ばなく、余計に安っぽくなってしまうのになぜどのメーカーもこぞって採用するのかな?
メーターはいい意味で後付け感があり、ここでも先代のイメージが感じられる。
奥のモニターはスロットル開度、ブースト、Gメーターが表示される。
αには強制的にクルーズコントロールが装備されるのはなんだかなぁ、、、。

リアホイール。
タイヤ幅は置いといて、インチは大きすぎるかな?と思う。
ローターの小ささが目立ちますな。
純正装着タイヤはネオバ。
以上が試乗前の感想。
で、乗らせていただいた感想。
シチュエーションは街乗り。
前もって言っておきますが、あくまで個人の感想です。
車両はαのCVTなんだけど、担当の方が言うには『皆さんに試乗して欲しいのでCVT』とのことです。
早速車両に乗り込むとヒップポイントがかなり低く、これぞスポーツカーって感じで好感触♪
実際に走らせてみるとパワステも軽すぎずいいと思う。
が、フツーに乗っているとアイポイントが低いだけの軽ミニバンを運転している感覚になる。
どっしり感があり軽ミニバンより低重心なのは運転していて簡単に分かる、足も引き締まっているんだけど街乗りの感覚は非常に似ている。
これが僕の所有するカプチーノやRSだと全然違うんだけどね。
カプチーノは別としてRSは足を固めてある位なんだけど、、、。
おそらくCVTだからだとは思うけどなんだかワクワク感が少ない感じ。
ブレーキもホンダお得意のカックンブレーキでCVTと相まってよりその感覚が強くなる。
パワーは開けたところでスロットルをフルオープンにしてみたが、車重とCVTのせいか拍子抜けするほど遅い。
エンジンの回転上昇も高揚感なんて無い。
これで本当に2600rpmで最大トルクを絞り出すエンジンなのって感じ。
これがビートならパワーが無いなりにもエンジンをぶちまわす高揚感があるはずだ。
音は吸気音もでかいけど、それよりもブローオフの音がかなり大きく、ブースト解放時のブローオフ音は本当にメーカー純正??と思ってしまうほどでかい。
純正でコレだととてもやりすぎ感が強く、若い人たちが作ったんだねと思えてしまう。
この音はゆくゆくはテコ入れされると思うな。
そしてシャシーは街乗りで凹凸を拾った時に足がバタバタ動く印象であり、驚いたのがその状態でスカットルシェイクが感じられる位出ることだ。
ルームミラーなんてその時見てみるとブレて後方視界が歪む感じ。
カプチーノもRSも街乗りでルームミラーがぶれるなんてこと無いからこれには驚いた。
て事でなんだかビミョーな感じで試乗を終えた。
なんだかまとまりが無いけど乗ってみて思ったのはこんな感じです。
ぜひMTで乗ってみたいね。
月産販売目標、現状の予約状況を見れば先代のようにMT仕様のみでも良かったのでは?と思ってしまう。
さあ、ダイハツにはコペンがある、ホンダにはS660がある、スズキはどう出るか?
アルトRSだけなんて言わないでね♪