改めて己のblogを眺めてみましたら…煩悩と色欲にまみれた酷いブログだという事に気付きましたw
何しにココに来ているんだ…という疑惑もありますので、たまには趣向の変わった内容に致しましょう♪
---たまには マジメなお話を---
あれはもう何年も前のお話…、季節は1月頃の話でございました
勤務先の一台の車が盗難されてしまったのは更に1年前だったでしょうか
元々は上層部の使っていた社有車でしたが、けっこう使い込んだので営業さんに回されていった一台のセドリック
走行距離は15萬㎞級になったとはいえ、まだまだ酷使するつもり満々でした
ですが、あろうことか営業さんのの自宅近くの駐車場から、朝忽然と姿を消してしまったのでした
警察への通報をしますが、例の如くすぐに見つかる事も無く、
盗難後3ヶ月、なんの音沙汰も無い時点で保険会社にも勧められ、車両保険を発動して精算に入りました
車両保険金に換えて、以後の所有権を保険会社に移しました
付近で車両盗難が流行していた時期でした
そのセドリックも私は過去に何度か運転をした事がありました
内装に傷をつけてしまった記憶が蘇ります
もし見分けられるとしたら、ステアリングと右ドアの一部に、腕時計で付けてしまった傷があるはずでした
やがて月日は流れ、1月も後半に差し掛かった時期、
該当する車と思われるものが発見されたという報が現地の警察署より届きます
しかしナンバーも車体番号も削られているので、車種年式と色のみの適合です
私は休日を返上した土曜日、刑事さんの待つ警察署に向かいました
刑 「じゃ、現地で確認お願いします」
や 「車はかなり遠いところにあるのですか?」
刑 「私の車に乗って~ ん~1時間半ぐらいかな」
市街地から1時間半
刑事さんと二人で峠道ドライブ♪
ちょっと重い空気w
何か見覚えのある峠道…
昔何度か景色を楽しみながら詩歌を口ずさむために通った事がありますw
よく解りませんが、走り屋さんには定番の峠道のようですね
凹んだガードレール、路面のタイヤ跡、何かが落ちていった跡
カーライフをハードに満喫されている証が所々に見受けられます
重い空気も茂る木々の枝とともに開け、目の前には空地が広がります
その片隅にポツンと放置された車、そこでの感動の再会を果たします



・・・あれ、タイヤとか無いですね
色々と外されていて、代わりに沢山のゴミが詰まってます
あちこちぶつけられ、ガラスは割られ、エンジンルームも荒され、
昔の格闘ゲームのボーナスステージみたいな状態にされているセドリックさん
ステアリングと運転席ドアにキズがあるのを確認した私は、刑事さんにコレが盗難車で間違いないと告げます
間違いない、こんな姿になってもこれはあのセドリックだと!
御丁寧にトランクにはエロ本やビデオグラム、
奪い取ったこのセドリックを散々乗り回して、弄んで…
最後は色々と毟り取って、余計なものを詰めてこんな山奥に捨てていったのでしょうか…
そしてまた新しい盗難車に乗って…
刑 「じゃあ、行きましょうかね」
や 「…はい」
刑 「管理当局から速やかにこれを撤去してくれとの事みたいですよ」
や 「週明けに保険会社に御願いしておきます…」
車両保険が無かったら保険金も戴けませんが、更にはこの車を搬送撤去する費用まで掛かる所でした
この時点では所有者が保険会社に移行しているので、保険会社の所有物として処分してもらえるのです
こんな山奥から峠道経由で引っ張り出すのは大変だろうな…
これが自分の車だったらと思うと…ゾッとします
主人の庇護下にある「飼い犬」は愛情に包まれてその生涯を閉じましょう
しかし一度さらわれて「野良犬」にされた上で、山野で野垂れ死にすることになったこの車…
車に対する防犯管理、セキュリティは例えれば「首輪や鎖」なのでしょうね
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その後はよくあるパターンです♪
更に2年後、犯人が奇跡的に捕まる
案の定、複数の盗難をやらかしたグループでした
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しかし「生活苦」とかなんとかで、賠償責任能力皆無と警察さんからアドバイス
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なんだか手書きのつたない字で本人からの『反省文』が届く…
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時間を置いて犯人側の弁護士から「本人は反省しているので、どうかコレにハンコ押して下さい」
と減刑を求める嘆願書みたいなものが来る
皆様ならどうでしょうか?
こんな書類、押せるでしょうか?
「罪を憎んで 人を憎まず」と申します
憎まないなら押すという選択でしょうが、
面識も無い相手に対してそんな事は…
いや、むしろ憎まずに「愛する」という観点からしてみれば…
本人の為を思って、『押さない』が適切なのだと思うのでした