一方、今回実際に乗ってみて分かったのですが、実はこの車、外から見る印象ほど大きくない!見切りもよいため、本当に運転しやすいんです。僕のイメージではもっと大きいイメージがあったのですが、車内のスペースもそれほど僕のGTIと違わない印象です(少なくとも運転席は。と言ってももちろん、狭いと言う印象はまったくありませんが)。
なにげにこのあたりが、モデル末期の今この車が売れているひとつの理由ではないでしょうか。日本では(というか日本に限らないのかもしれませんが)、「高い車=大きい車」というヒエラルキーが存在しています。最近そうではない提案もなされるようになって来てはいますが(ある意味GOLFなどもそうでしょう)、しかし日本車ではまだまだそのカラを破れずにいると思います(そういうコンセプトの車がやっぱり大成しているとは言えないことが証明しています。プログレしかり、ベリーサしかり。唯一ティーダくらいですが、これもどこか「値段のわりには高級」という逃げ道があるような気がします。個人的に僕が今回GTIを選んだ理由もこの辺りにあるので、ぜひ日本車もがんばって欲しいのですが、売れなければどうしようもないですよね!)。しかしこのパサート、まさにこの狙いにぴったりはまります。大きすぎない、でも安い大衆車ではない。BMWの3シリーズではスポーツに寄り過ぎているし、MBのCクラスにはちょっとEクラスへの未練がある(笑)。そこへ行くとこのパサート、大きさはまさに日本ではジャストサイズで、しかしVWというブランドにおいては(すくなくともトゥアレグ以前のこの日本では)フラッグシップと言えるモデル。そしてVWと言えば人を押しのけるような自己主張は無いけれど、でもきちんとモノの良さをこだわっている人に選ばれているイメージ(あくまで僕のイメージですが)がある。本当に自分の身の丈にしっくりくるこの車を運転していると、うんうんわかる!と言う気持ちになってきます(笑)。
Posted at 2006/03/18 08:28:07 | |
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VW | 日記