全国の永遠のシンジとアスカの皆さん。シンエヴァの記事です。
シンエヴァンゲリオン公開から数週間が経つとこだけど、まだ見てない人はネタバレなんで注意。
前回のシンエヴァンゲリオンの全体の感想に続いて今回は、細かい場面ごとの考察と感想。
取り敢えず内容に沿って順番にいくと、
まずユーロネルフの復旧。
エヴァの修理パーツのためってのはわかったんだが、
そのあとのほのぼの日常パート。
あれ個人的には綾波クローンをパシャらせるためだけならいらないと思ったんだが、
あれはアニメーターの仕事のためのパートのような気がした。
アニメーターが食っていく=農業というジブリなんかでありがちな隠喩な表現じゃないかなと。
そして泣いてばかりの鬱なシンジは監督の比喩と、。
あとほかの考察にもあるが監督の奥さんへの感謝の意味もあるらしい。
これは俺もそう感じた。
登場人物が口々に感謝の言葉を言っているあの監督が身近な人間に感謝って、気持ち悪いぞ。
そして、最終決戦前の人々の群像劇。
そして、最終決戦と。
エヴァと戦艦でグルグルドンパチと。
ここらへんガンダムやヤマトやマクロスなんかのオマージュですな。
監督の同人作品パート。とにかく視覚的に酔う。オエ。
んでも、ここまでとシンジが初号機に乗るまでがゲンドウの罠なんですよね
エヴァっていっつもそうだから。
訓練されてるから展開が読めるんですわ(笑)
ただアスカもクローンだとはわからなかった。
アスカもレイもカオルもクローンというのは95年のエヴァ以降の世界観美少女キャラクターそっくりアニメや無数のコラボが沢山増えて消えた皮肉なんだろうか?
綾波レイのそっくりさんって言われ方もパシャりと消えたのもどうもそのように感じてしまう。
こっからは旧劇場版をベースにしたSFシナリオ。
アスカはラスボスの捕らわれのヒロインになるし、シンジはミサトらと和解し戦う決意をし、父と落とし前を着けるとかいって、りっぱなロボットアニメの主人公になるし、ミサトは仲間ともに槍を作り、リリスに戦艦で加地と同じように単身特攻するまでの流れはエヴァの参考になったVガンダムを思い出し、急に正統派SF世界に突入し始める。同じ監督作品のトップをねらえを彷彿とさせる。やはり物語をキレイに終わらせるには陳腐でありきたりにするしかないのか。
そして破までのレイはシンジがエヴァに乗らなくていいようにシートにしがみついていた。
もしかしてこのあとのマイナス宇宙で、なぜエヴァパイロットたちがこの物語に出てきているのが明かされるのだか、カオルはシンジの幸せのため、レイはシンジがエヴァに乗らなくていいようにと語るわけだが、もしや、シンジの目の前に幻覚のようにずっと現れるレイは、それのためにシンジを観測する姿だったのかもしれない。
さて、ここからのマイナス宇宙パートは、いつもの精神や記憶の宇宙になるわけだが、ここからの主役はゲンドウになる。ゲンドウの過去と精神はシンジの過去と被るからだ。
その前にシンジとゲンドウでエヴァ同士のバトルになり、場所がミサトの部屋がでてくるんだが、旧劇場版のシンジとアスカの拒絶の末、首を締めるシーンを思い出した。
ゲンドウのエヴァはダブルエントリー式で、アスカと一緒になっているわけだから、シンジ対ゲンドウではなく、シンジ、レイ、ユイ対ゲンドウ、アスカ、カヲルと考えれば、ミサトの部屋、教室の記憶は旧劇アスカの記憶なのかもしれない。
ただ戦って殺すのではなくここでもシンジは対話を選択する。
父は過去を変えユイ会う事に執着していたのに対し、シンジは過去は変えずなくさずに受け入れ、未来を生きる選択を話し、大人なったとゲンドウは認める事でシンジの中にユイを見出だし、解放された。
さらにエヴァパイロットたちがエヴァに乗る、物語に登場する理由を語るわけだが、アスカは褒めて認めてくれる人が欲しかったと語る。
シンジはそれぞれにエヴァのない世界に、居場所と生き方を提案しエヴァから解放した。
なんかあらすじみたいなってきたけど、無敵の主人公と化したシンジのコミュニケーション能力の高さがやばい。
エヴァっていうのはすべての登場人物コミュニケーション不足説明不足の言葉足らず、なにをやっても裏目に出る話しだったのに、あまりにもうまく行き過ぎて素直過ぎて逆にしっくり来なくて気持ち悪い。
すべてを受け入れ対話がうまくいくとATフィールドはいらないと表現されている。
あげく旧劇のように大人になったアスカが横たわるとなりででシンジが子供の頃好きだったと伝え、アスカを認める。
もうありえない考えられない気持ち悪い。
最強の対話能力でちゃっかり旧劇場版ラストを塗り替えた。
別の記事でアスカやこの後に関しては長々と勝手に考察しますな。
ちなみにゲンドウやエヴァパイロットたちの心の補完計画というのはかつてps2やPSPソフトででていたエヴァンゲリオン2というゲームで描かれていたが、エヴァのない世界=現実という解釈でシンジが中心になって解放するというのは初めてだ。
つまりエヴァ=夢だとすれば、夢は現実の終わり、現実は夢のおわりと旧劇場版のメッセージをこの映画で回収した。
そして、登場したエヴァはもう飽きたプラモを爆竹や花火で壊す感じで一気にカシウスの槍で破壊する。そして、大問題のラストの考察なんだけど。
コレもまたファンの救済も込めて長すぎるので別の記事にわけよう。
気持ち悪い
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エヴァ | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2021/03/28 22:41:13