日曜日。
雨は止んでいたのですが、7時半からの練習走行の時はまだ路面が濡れてました。
にもかかわらず、練習は前日に引き続きいい感じです。
内心、路面がこのままなほうがいいなと思うくらい。
が、思いとは裏腹にその後の単走は、1グループ目の選手がひとり走るたびに
変わるのがわかるくらい路面状況が刻々と変化します。
『 ○○選手の審査席前のアウトクリップで少ーしタイヤスモークが出始めたよ 』
とか
『 振り返してアクセル踏むあたりも乾き始めたかな 』
とか、都度無線で情報を伝えます。
けど、コース全部を把握することは無理。
そしていよいよ2グループ目。
『 300R出たところのミドル付近からアウト側まではまだ路面が光ってるから、そこは気をつけて!
それ以外はほぼドライのつもりで踏んで!んでケムリばんばん出して!
濡れてると思ってスピード殺したら失速するよー 』
と指示。
たかやまくんは期待通りアクセルをばんばん踏んで、審査席前からヘアピンを抜けるまで
煙をばんばん出してくれました。
99.47 点
その時点でトップ。
そのあとに走った選手に抜かれはしたけど、単走結果は5位。
ピットに戻ってきたたかやまくんが
『 おーはらさん信じて踏んでいくしかなかった 』
って言ってくれたのが印象的だった。
きっとね、怖かったと思うよ、あの状況で踏んでいくのは。
つづく追走一回戦は箕輪選手。
追走一本目は相手のミスもあり大差でリード。
二本目は小さいラインになってしまい若干取られたけど、ひとまず勝ちました。
そして追走ファイナル。
ここからは、チーム員全員でスタート位置に移動して仮設ピットを作ります。
このホットピットがなんとも言えん楽しい気分にさせてくれるんだよ。
路面は完全ドライになったから、リヤのウェイトの量を変更。
リヤにウェイトを積んだのはセントレアからなので、富士でドライでのデータはない。
“ いい方向になるはず ” を信じてやるしかなかった。
結果的に運転しやすくなったらしいから、効果はあったんだよ。
さて次の対戦相手は、去年のここ富士の決勝で敗れた川畑選手。
去年は300Rの進入前の直線でスピード負けしてたんだけど、今年は互角だった。
去年は勝負で負けたのも悔しいんだけど、加速で負けたのがすんげ悔しかったから
パワーアップ計画を進めてた。
富士直前のテスト中にパーツのトラブルで思うように行かず大幅パワーアップは
できなかったけど、それでも去年のエンジン仕様よりはパワーが上がってるから
ほぼ互角の加速をしていたので、ひとまずOK。
来年は、川畑選手がびっくりするくらい加速するクルマに仕上げなきゃだ。
さて、肝心の追走。
後追のとき、300R飛び込み、振り返しまではいい感じの距離を保ててたし
スピードも相手にあわせてたんだけど、振り返したあと審査席前で詰まってしまい
衝突を避けてハーフスピンしながらコースアウト。 がくー
振り返したあとにたかやまくんはもう踏みして飛ばすんだよ。
ちょっと飛ばしすぎたのかな。
先行は、単走だったら1位取れるんじゃね?ってくらいカッコいい走りだったんだけど
1本目のミスをひっくり返すこともできず敗退です。
うー。
去年のリベンジならず。
これで2011年シーズンは終了しました。
2011年シーズン、応援してくださいましたファンのみなさま、スポンサー各位
本当にありがとうございました。
体制がどうなるかまだ未定な部分も多いですけど、気持ちとしては来年も参戦するつもりです。
シーズンオフは、エンジンのパワーアップ、足周りの煮詰めを行い、
さらに強いクルマになるよう仕上げます。