2か月ほど前に某YouTubeチャンネルのライブで静岡の裾野市で行われる第三回TCM(Tシャツコペンミーティング)の話を聞き、即決で参加を決意。2日間に渡って行われるということで、10日(土)のナイトミーティングに参加して、翌日は今やライフワークになってきた神社巡りをしようと考えました。
心配された雨は止んで、ワクワク度も高まります。
いざ、会場に行ってみると・・・

はい、何にも見えませんwwww
富士山恐るべし。下界は大丈夫でも、風の関係で富士山で沸いた雲(霧)がどんどん会場周辺に流れ込んでくる。まぁでも、こんな経験滅多にしないので、これはこれでなかなか楽しい。主催&スタッフの皆さま、ありがとうございました。
そして・・・日も暮れた頃お開きとなった訳なんですが、私、富士宮市に宿泊予約していたために富士山スカイラインを山裾に沿ってぐるーっと回って帰るルートを通ったんです。それが人生最恐のドライブになるとは・・・
まず、霧で前が全然見えないwwたぶん、前にも後ろにも一緒に参加されたコペンが走っているはずなんですが・・・視界は20メートルほど。
白線の消えかけた道路はゆっくり走ってもそれだけでも怖い。時々、錯覚で道でないところが道に見えたりして、何度か急ブレーキを踏む羽目に・・・。
そして、それは見えました。
人のようなもの、大きいのと小っちゃいのが反対車線に立ってました。
場所、時間、状況的に徒歩の人とは思えないし、何より・・・全体が白っぽくて、形もぼんやりしていた。いや怖かった。たぶん今まででいちばん怖かった。
やばい逃げなと思っても、アクセル踏み込むこともできない濃い霧の中だし、ただ、コペンは後部座席が無いのでクルマに乗りこまれることはないやろーって思いましたけどね(笑)←ココでボケかまして笑える余裕はあったんかい!
あれも錯覚かな。霧の濃い部分が木々と相まって人に見えたとか。
だいぶ山を下って霧が薄くなったところでようやく前にセロのテールが見えて、「あー別世界に飛ばされてなくて良かったー」と安堵しましたけど、ほんと怖かったっす。

時間を遡って、宿泊場所の近くにある富士山本宮浅間大社に参拝。祭神はコノハナサクヤヒメなので、女神様なんですが、本殿の千木と鰹木が男神方式をしているんですよね。個人的な見解だと当初は男神の山の神様(オオヤマツミノカミとか)を祀っていたけど、何らかの理由でサクヤヒメが祀られたのではないかと・・・

「湧玉池」という、ものすごい水量の富士の伏流水の湧く池が有名です。昔の人はここで禊を行ってから富士山頂を目指していたのだとか。昔は登山そのものが神事だったんですねー。

翌日の朝、天気は快晴です。TCMはメインの2日目ですが、私はエントリーしていないので、計画通り山梨ー長野の道を走りに行くことに。
泊まっていたホテルの前の道を見て、まっすぐに緩やかに傾斜している道が火山の裾野っぽい特徴だなって思いました。

前日もちょこっと訪れた本栖湖からの富士山。「ザ・フジヤマ」な景色ですよねー。早朝にも関わらず多くの人が訪れていて、コペンの背景に富士山の写真を撮りたかったんですが、邪魔になりそうだったので断念。

山梨から八ヶ岳のふもと、清里、美し森、野辺山の電波天文台を見てメルヘン街道へ。と、思ったんですが、お約束の迷走開始ww
そのおかげでこんな雄大な景色の中を走ることもできました。が、この先はカラマツ林の中のまさに酷道。のり面から「さっき湧きだしたんちゃうん?」と思うくらい唐突な湧き水に出くわしたり、道路はカラマツの枝葉や落石でえらいことに。極めつけはバードウォッチに来られたと思しきハイカーに「うるさい」と怒られたこと。確かに場違いな排気音でした。ゴメンナサイ。。

酷道を抜け、ようやくメルヘン街道に合流したところから見えた浅間山。文字通りの大パノラマ。ほんでメルヘン街道ってまさに軽オープンのために作られたんじゃないかなってくらい楽しい。最高の路面。景色。欲を言えば、自治体が変わると道路の整備状況が変わるのは何とかならんものか。茅野市に入ってからは結構道路荒れてました。

ビュースポットはどこに停めても外れなし。しかも土日なのに(メルヘン街道は)ほぼ貸切状態。ココからは今度は中央、南アルプスが一望できました。以前走った阿蘇が最高だと思ってたけど、いやー長野の道はそれを凌ぐかもしれん。道のクネクネ度、土日なのに空いてる度でもコペンで走った道の中では一番楽しいかもしれん。野辺山からしばらく前を走ってたロータスセブンのおっちゃんとココでまた一緒になって、「近道かなんかあるの?」と聞かれ「いや、まぁ。。。(まさか酷道を彷徨ったとは言えなくて)」と適当にはぐらかしました。その後、ビーナスラインまでついて行こうとしましたが、あっという間に置いていかれましたよ。セブンってバケモノみたいなコーナリングしますねー。

ビーナスラインをバイクの皆さんのケツを追っかけながら走り、最終目的地の霧ヶ峰展望所に到着。遠くにさっきまでいた富士山を遠望。この天気、TCMも盛り上がってるだろうなーと思いつつ、信州そばでも食って帰路に着きます。

んで、時間が随分早いんで、せっかくココまで来たんだし、諏訪大社に参拝。ココにはタケミナカタという神様が祀られています。かの有名な武田信玄も戦勝祈願していたという「武神」です。記紀では出雲のオオクニヌシの国譲りの際にアマテラス軍(←軍って言うなw)のタケミカヅチと相撲をとって敗北し、諏訪の地に逃れ、「この諏訪から一歩も出ません」という条件とともに許されたのだとか。
境内にはこちらも有名な御柱祭りで使われた巨木も祀られていて、爽やかな風が吹き抜ける居心地の良い場所でした。タケミナカタは厳めしく荒々しい武神という想像でしたが、訪れてみて少しイメージが変わりました。
余談ですけど、浅間大社にしても諏訪大社にしても祭神の説明書きが無いんですよね。奈良の神社にはあるので、そこらへんは各神社庁の方針の違いなんですかね。私個人は長々とした由緒や故事を知りたい人なので、ちょっと寂しい気はします。
それから、信州そば。「登美」さんという諏訪湖を眺めながら食べれるお店にお邪魔させて頂いたんですが、絶品でした。蕎麦やっぱ美味いわ。信州そばのあの歯ごたえはたまらんです。あんまり美味かったので、帰りに諏訪SAのフードコートで信州そばを連投しましたが、こっちはあんまり・・・んーやっぱそば専門店の蕎麦は美味いってことで。。
ひとり旅もええなーって最近はひとり旅しかしてないけれど(笑)、今回もコペン1000㌔超え。次は出雲いってみたい。スサノオやオオクニヌシ、クシナダヒメ、スセリヒメ、ヤガミヒメ・・・出雲は現日本がアマテラスによって定まる前のいわゆる「葦原中津国」が感じられるところだと思うんですよ。日本が日本たりうる以前の原風景を見てみたいと思っています。そのためには・・・
個人的なことですが、お知らせがあります。
もうあさってになったか、、、顔面にできたガンの切除手術をします。まぁ場所が場所だけに・・・見た目より結構大がかりになるそうで、これを機にイケオジに大変身!ってなるのか、それとも・・・3回くらい手術するそうなので、まぁどうなることやらですね。目がどうなるかってところで、しばらくクルマもバイクも走れなさそう。仕事もとりあえず一か月くらいは休みもらいます。
本来なら、今回のTCMも参加できないかもってとこだったんですが、病気が分かる前にエントリーしてしまったし、コペン乗れるの次いつになるか分からんし、ビーナスラインは走っておきたいなと「手術は12日以降で・・・」って医者に頼んで14日に。
今は不安半分と「やっと仕事休める~」って安堵半分くらいですね。いろいろ考えると眠れなくなって困ってます。
上手く復活出来たらまたご一緒お願いします。
ではでは、また。。
Posted at 2025/05/12 07:09:12 | |
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コペン | 日記