今日13日は「奈良カブ(唐古・鍵遺跡公園)」というカブ乗りにとって国内最大級イベントの日だったんですが、生憎の雨。早起きはしたものの、雨中の長距離移動は気が進まず・・・希望休とってまで楽しみにしてたイベントだっただけに・・・また次の機会に参加できたらなと思います。カスタム・・・特にホイールをチューブレスに変えたいと思っているので、情報集めとかしたいです。
本当なら今日、ハンカブに乗って(奈良カブ会場と近い)桜井市にある「大神神社」に参拝する予定だったのですが、、、こちらは先日、ふと思い立って行ってきました。

早朝、家を出る時には曇り空で道路は濡れていたのに・・・大鳥居の前に着く頃には朝日・・・レイラインに位置する大神神社のご神体は三輪山の山稜そのもの。祭神はオオモノヌシノオオカミ。一説には出雲大社に祀られているオオクニヌシの和魂がオオモノヌシだという。第十代崇神天皇の時代(紀元前100年頃?)に多くのエピソードが残されています。古事記やホツマツタエに出てくる倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ)は卑弥呼と同一人物ではないかという説もあります。私の姓の由来も大神神社にあると信じたい!(大神神社の初代祭主オオタタネコノミコトが三輪氏の創始という説)もっとも、ここらへんはあくまで「神話」の領域なので・・・ただ、日本神話の面白いところは、それぞれの文献でそれぞれの勢力の思惑が反映されつつ、傑物を神格化させつつ、考古学的な整合性がとれてしまうところですねー。「出雲のオオクニヌシがなぜ大和地方に?」ってのも出雲口伝などを読むと、「あぁなるほど!」と腑に落ちる。歴史好きな私にとっては、この歳に至るまで日本神話をよく知らずに生きてきたことを後悔するくらい面白い。。
ココに来れて、早朝から朝日を浴びて参拝できたことだけでも奇蹟。ただ、参拝後にも数々の幸運?奇蹟が!

「大和は国のまほろば」と望郷の念を詠ったのは日本武尊(ヤマトタケルノミコト)だったかな。ほんと、こうして奈良盆地を眺めていると、豊かな穀倉地帯であったであろう遥か昔の情景が想像されて、何だか故郷に還ってきたような気持になりますねー。

神社参拝を終えて気分よく、幼馴染のライングループに呟いたら、大阪の千早赤阪村(大阪唯一の村)にいる幼馴染から「近くだから来ない?」というお誘いを受けました。実はあんまり話したことない同級生(女性)でしたが、行ってみることに。道が・・・コペンで葛城山系の峠越えは楽しい!ヒャハー!!
いやー、幼馴染って会ったとたんに打ち解けることができるから不思議。挨拶だけして直ぐ帰ろうって思ってたのに、昔話や愚痴、悩み話で盛り上がり、千早赤坂村といえば楠木正成公・・・資料館などを巡って、気づけば夕方・・・お土産に(昨今たいへん貴重な)自家製米を頂きました。ありがたい。

日を改めて、近所にある月読神社にバイクで参拝しました。祭神のツクヨミノミコトはイザナギの禊から生まれた三貴子(アマテラス、ツクヨミ、スサノオ)のひとりで夜と月を司る神とされています。記紀にはあまり登場しないですが、個人的には気になる神のひと柱ですねー。記述の少なさが神秘性を更に高めてますよね。この神の存在を知ってから夜空に浮かぶお月様に手を合わせるようになりました。

月読神社に参拝した後、この春新規開通した鷲峰山トンネルを抜けて、この日の目的地三国越峠を目指します。トンネル開通前の犬打峠ルートは難所でしたが、宇治田原ー和束町がわずか5分ほどで行けるって素晴らしい。
R43に出て木津川沿いを走ってると、いわゆる「沈下橋」が見えたので降りて行って記念撮影。

三国越峠の前にちと腹ごしらえをと寄った道の駅みなみやましろ村に寄りました。
ココの茶そばとソフトクリームは絶品。先日、アクセル踏み間違えでクルマが建物に突っ込むというアクシデントがニュースになってましたが、穴を塞いだべニア板には多くの激励の書き込みが・・・
転んでもタダでは起きない(←言い方!)災い転じて福と成すですよね~。バイク乗りの間で結構情報共有されてて、訪れるライダー増えたんじゃないかな。この日もバイクでいっぱいでした。

道の駅を出て、三重県境を越えて、しばらく走ると三国越峠の入り口です。この看板www要するに、入っても良いけどどうなっても知らんで!ってことでw

確かに落石はあるし、路面の荒れてるところもありますが、ハンカブなら楽しい峠道ですねー。んーコペンだとちょっと勇気要るかも。とりあえず峠の最高点までやってきました。東屋があったのでちょこっと休憩。

本当の三国の接点(京都・滋賀・三重)はちょこっと徒歩で山登りしたところらしいですが、この眺めが見れればもう満足。で、休憩していると落ち葉を踏みしめるガサガサという音が・・・熊が出るという噂もあった場所なので、まさかと思いましたが、林業の方達でした。
最近、あちこちで山火事が多いということで、一応職務質問ですかねー。「ツーリングです」というと「気を付けて」と送り出してくれましたが、確かにひとりで山ん中おったら疑われるかもなw
やっぱ家の中にいると、私的に気持ちが落ちるのかも。春の陽気になって、こうして外に出て、コペンやバイクで走ってると気分も高揚して、「こんな人生もいいなー」って思えますねー。それから、目的地に〇〇神社という途方もない数の「聖地」があって、そこにおられる神々のエピソードを知ることで、ますます面白い旅ができるようになってきました。こっちにいるうちにあちこちの神社の参拝(を目的に)しながらも、行ってないところ、走ってない道を楽しみたいと思いました。
Posted at 2025/04/13 22:38:19 | |
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聖地巡礼 | 日記