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2021年04月30日

2021年GW九州ソロツーリング 1日目 静岡~大阪南港

 もう年も変わってしまったが、ようやく2021年GWの記録が完成したので、粛々とアップロードしていく。2021年のGWは、九州へソロツーリングに行ってきた。バイクでの九州ソロツーリングをたっぷり満喫してきたので、今回もレポを頑張ります。

 備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも見ていってください。



■1日目 4/30(金) 天気:晴れ時々曇り

走行距離:357.2km

 静岡から伊勢湾岸道みえ川越ICまで国道1号・23号を走った。そこから鈴鹿ICまで東名阪道を通り、名阪国道を抜けて、天理からは下道で大阪南港まで向かった。

 相変わらずのコロナ渦だが、2020年からの経験で、感染防止策をきっちりやって、密になる場所/感染拡大地域には近寄らないことを心がければ、リスクは減らせると考える。なので当然注意しつつ、2021年のGW。今年はどこに行こうか、と考えていた。これまでのGWの行き先は以下の通り。

2013年 東北(シルビア)
2014年 九州
2015年 東北~北海道道南
2016年 紀伊半島~四国
2017年 東北
2018年 山陰
2019年 九州(主に北部の島嶼部)
2020年 四国

 2018年までは東西交互に行っていた。2019年には秋休みが取れたので、そこで東北には行っているが、ここ3年は西側ばかりだ。なので今年は東の番ということになる。

 だが、ちょっと色々考える所があり、出来るだけ続けていきたいとは思っているが、いつまでも出掛けられる保証は無い。なので、何としても今年中に国盗りの全国制覇を成し遂げたい、と考えるようになってきた。

 残るポイントの主な所は以下の通り。

・東北、新潟下越地方、佐渡島
・関東一部
・伊豆諸島/小笠原諸島
・富山一部
・山陰/隠岐
・山陽島嶼部
・四国(主に愛媛南予地域)
・九州南部/甑島/屋久島/種子島
・奄美諸島

 当たり前だが、アクセスしにくい所ばかりになっている。一応ここ数年は次に訪れる機会のことを考えながら回っているので、残る地域は凡そ一筆書きをしながら回れば達成出来る残し方をしている。

 2021年は40歳になる歳なので、会社からリフレッシュ休暇として1週間の休みが貰える。そのことを含め熟慮した結果、2021年夏休みは北海道に行かないことを決意した。やはり長期休暇が一番効率良く巡られるのだ。北海道は2019年に制覇済なので、取り立てて行かねばならない理由は無い。夏休みとリフレッシュ休暇を使えば、何とか制覇出来るのではないだろうか。と考えて、今年の計画を以下のように立てた。

GW:九州南部/甑島/屋久島/種子島
6月:2日休みを取り4連休で北海道
7月:2日休みを取り4連休で奄美諸島
夏休:東北
8月:1日休みを取り小笠原諸島弾丸
9月:関東
10月:富山
11月:山陰/隠岐/山陽島嶼部(リフレッシュ休暇)
年末:四国

 かなりの綱渡りだが、ほぼ毎月のようにイベントをぶち込めば、2021年中に制覇出来る見込みが立った。夏休みの北海道は諦めたが、やはり年に1度はバイクで行っておきたいので6月にぶち込もうかと思っている。新日本海フェリーで弾丸プランが出来て、中々安く行けそうだから6月にしようかと思っている。

 ここで余談だが、小笠原諸島は飛行機が無く船のみのアクセスであり、一度行くと1週間は戻ってこられないのが有名だ。しかし、夏休み期間に限り増便され、3日間で帰ってくることが可能となる。島の滞在時間も4時間くらいは確保出来そうなので、ただの弾丸よりは何かしら楽しむことが出来そうだ。

 という訳で、色々考えた結果2021年GWは九州南部へ行くことに決めた。離島も含まれるため、足が一番の課題となるが、バイクであれば比較的安く渡れるので、バイクで行ける内に行っておきたい、というのが一番の目的だ。

 そう決めたからにはまずは行動へ移す。九州へ自走で行くのは、出来なくは無いがしんどいので、2019年にも使った大阪から名門大洋フェリーで門司へ行くのが、一番経済的かつ自走距離が少なくて済む。

 しかし、既に福岡県は制覇しているので、門司に到着する名門大洋フェリーよりも、別府・大分に到着する「さんふらわぁ」を使った方が体は楽だ。さんふらわぁは鹿児島県志布志からも大阪に戻れるし、舟遊プランを使えば中々お安くなりそうだ。さんふらわぁには乗ったこと無いし、そうしようかと思っていた。

 ところが、さんふらわぁの舟遊プランはGWは対象外と発表された。年末年始は対象だったし、コロナ渦の影響で客も少ないだろうから、GWも大丈夫かと思っていたがどうやら見込みが甘かったようだ。この間もコロナの第三波・四波の影響が広がり、予約もどんどん減っていく中、とうとう最後まで対象外は外れなかった。

 それだったら名門大洋フェリーで門司に渡り、そこから高速を使った方が、結果的には安くなるし時間も言うほど変わらない。なので、行きは名門大洋フェリーを予約し、帰りは乗ったことがなかった宮崎カーフェリーを予約した。最初は、Gotoトラベルが再開されることを見越して、個室を確保していた。しかし、周知の通りそれどころではなくなったので、差額を節約して寝台席にグレードダウンすることにした。

 フェリーが決まった所で、今回の計画は以下の通り。

4/30日(金) 静岡から大阪へ移動 大阪から名門大洋フェリーで福岡県新門司港へ。
5/01日(土) 早朝九州福岡県新門司港に到着。高速で大分に移動し、大分・阿蘇・高千穂を巡る
5/02日(日) 熊本県天草上島から、離島ポイント御所浦島へ立ち寄り、天草下島へ入る
5/03日(月) 熊本県天草下島を巡り、フェリーで鹿児島県長島に渡り出水市へ。
5/04日(火) 鹿児島県串木野港から甑島に渡り、甑島周遊
5/05日(水) 甑島から串木野港へ戻り、鹿児島市へ移動。鹿児島港から屋久島に渡るフェリーに乗る。
5/06日(木) 屋久島周遊。
5/07日(金) 屋久島から種子島へ渡るフェリーに乗り、種子島周遊。
5/08日(土) 種子島を周遊し、鹿児島港へ戻り、宮崎県都城市へ。
5/09日(日) 宮崎の秘境山間部を巡り、18:00頃に宮崎港へ到着し、兵庫県神戸港行きのフェリーに乗る。
5/10日(月) 神戸から静岡へ帰還。

 これだとほんの少し鹿児島南部が残ってしまう。そこが危惧されたが、離島や山奥以外は週末に飛行機でレンタカーで回る。もしくは、Go toトラベルが再開したら、弾丸フェリーで回れば良いと考え、折角島に行くからには1日ずつは回る時間を取りたいので、このような計画にした。

 計画も出来た所で出発の日が近づいていくが、直前の週間天気予報では正直あまり芳しくない。大体GWは好天に恵まれることが多いのだが、どうやら周期的に移り変わる予報のようだ。5/1(土)は雨後晴れ。その後3日間は好天だが、それ以降が雨マークばかりになっていた。これは中々難しいが、どうせ予報なんてコロコロ変わるのだから、その辺は柔軟に対応していくようにしよう。

 ちなみに、今回の旅でフェリーを予約したのは長距離フェリーのみだ。後はこのご時世だし満員で載せられないということは無い、と気楽に考える。甑島以外は、世間のGWが終わってからだし、甑島もGW後半になるから、というのもある。

 少し調べれば分かることだが、今回は中々日程がタイトだ。初日の阿蘇・高千穂を巡って翌日天草に入ろうと思うと、夕暮れから夜移動は避けられない。08日(土)も種子島発鹿児島港着が17:30だ。

 今まで長期休暇は殆どキャンプツーリングをしてきたが、これだと中々辛い。私の中でキャンプ旅はなるべく17:00までに入るのが基本だ。今回は時間に追われそうだし、この計画で周辺に良さそうなキャンプ場があまり見当たらなかった。

 何より、昨今のキャンプブームで泊まる場所が確保出来なかったらどうしよう。とか、そっちの方も気掛かりだった。実際はソロテントなので、どんなに混雑していてもフリーサイトであればどこかには張れる確率は高い。でも、ファミキャンの騒々しい中に囲まれるのは辟易する。こういうこともあり、最近は正直キャンプ熱がかなり下がっている。

 なので、今回の旅ではキャンプは天草と島だけにしようかと考えた。後は全部ホテル泊にしよう。それなら夜着いても良いし、朝早く出ることが出来る。島は時間に余裕があるし人も少ないだろうから、キャンプをしても良いだろう。

 一応島のホテルも調べておいた。もちろん早くても2日前までキャンセル料金が掛からないホテルばかりにしておく。キャンセル料が掛からない見込みなので、島のホテルも一応抑えておいた。

 次の問題はどちらのバイクで行くかだ。とりあえずフェリーは大型のNinjaで予約しておいた。後から考えると、今回は島巡りが主だし、高速もあまり乗らない予定だし、秘境も走るのでセローの方が良いかも、と思った。でも、やっぱり大型と比べると長距離移動がしんどいよなぁ。と思っていた所、ちょうど連休前の週末にタイヤをそれまでのブロックタイヤからオンロードタイヤに変えた。

 折角のセローだからブロックタイヤが良いとは思っていたが、一年乗ってみて正直ガレガレな道には入ろうは思わなかった。ネットのインプレだと、フラット林道だったらオンロードタイヤで十分と見たので、自分の使い方だったらその方が良いかと思い、オンロードタイヤへ交換した。

 すると、物凄い違いがあった。まず、直進での快適性が向上した。何より驚いたのは、リーンの時だ。倒し込みが非常に滑らかで、慣れない内は倒し過ぎて怖くなるほどだった。当然だけど、ブロックタイヤから一般的なバイクのタイヤになったので、いずれの差も当然と言えば当然だろう。軽く砂利道も走ったが、確かに特に問題無く走ることが出来た。

 これが決め手となり、セローで九州へ行くことが決定した。予約も変更しなおして、問題無し。唯一しまったと思ったのが、九州版ツーリングマップルを2014年度版から7年も経っていたので買い替えた。その時はNinjaで行くつもりだったので、大型B5のR版を買った。しかし、これだとセローのタンクバックには付けられないので、A5の通常版を買い足したことだろう。何だか損した気分だが、まぁ仕方がない。



 前日に荷物をまとめておいた。チェックリストを作っているので、荷物の忘れ物を防ぐことが出来る。カープのマウスパッドはお気に入りだ。 



 前置きが長くなったが、いよいよGWの初日。遠足前症候群が心配されたが、普通に寝ることが出来た。4:30頃起床し、洗濯して朝食を食べて身の回りの支度を整え、前日までに準備していた荷物をバイクに積む。



 6:40に自宅を出発。さて、この距離がどこまで伸びるだろうか。

 とりあえず、大阪南港へは16:00には着けば良さそうだが、一応念のため15:00過ぎくらいを目標に走ることにしよう。まずは、国道1号をひたすら走る。

 今年はセローをプチ弄った。何をしたかというと、セローは足つきの良さを売りにしているが、正直私は体格に恵まれているので、少し窮屈さを感じていた。なので、ネットでも評判の良かったハイシートを入れてみた。足つきは悪くなったが、乗車時の膝の曲がりが緩和されて、中々良さそうに思えた。また、バーライズキットを入れて、ハンドル位置も上げてみた。

 この2つの合わせ技で、キャンプ道具を積んでいてもポジションが楽になったように感じた。これは弄った甲斐があった。

 そんなことを思いながら走り続け、浜名バイパスに入る。ここは海と浜名湖が見えて景色は好きなのだが、浜名大橋が吹きっさらしになるが、今日はマシだった。景色も見れて満足。

 愛知県からは国道23号になり順調に進む。道の駅「とよはし」で休憩して名古屋に近づいていくと、意外と渋滞はしていなかった。いつも、刈谷周辺で渋滞がある。今日は、まだ完全にGWに入っていないから通勤ラッシュに巻き込まれると思っていたが、そうでもなかった。

 これはラッキーと思い順調に進んでいったが、名古屋市に入って常に渋滞している港区が近づいてきたら、かなり混雑してきた。通勤ラッシュが無いと思っていたので面食らいながら、おとなしく進む。

 後から確認したところ、私の事業所は稼働日だったので有休を付けたのだが、自動車業界では今日は休みのようだ。なので、刈谷周辺は混んでなかったが、名古屋に入れば自動車業界ばかりではないので混みだした。ということだろう。

 渋滞を抜けた所でコンビニで休憩する。渋滞していなければこのまま23号を使おうと思っていたが、この様子だと四日市も悲惨なことになっていそうなので、いつも通り伊勢湾岸道「みえ川越IC」から高速に入ることにしよう。

 コンビニを出発し、予定通り高速に入って東名阪道「鈴鹿IC」まで走る。時間には余裕があるが、渋滞にタラタラはしたくないので、この間は高速を使う方が良いだろう。亀山ICまで行くのが一番だが、少しでも節約するために手前で降りた。

 ここからは国道306号で亀山へ向かうが、1つ気になっていた広域農道を使って行ってみることにした。これが正解で、交通量も少なく非常に快適に走ることが出来た。地図上で見ると少し回り道になりそうだが、楽しいのが一番なのでそのようなことは気にしない。どこに出るのかと思い標識に従って行ったら、名阪国道入り口から少し過ぎた所に出た。見覚えがあったので、すぐに名阪国道に入る。

 名阪国道に入ってしばらく走ると、そろそろ昼食の時間だ。どこにしようかと考えていたら、そういえば道の駅「伊賀」の手前に伊賀ドライブインがあったことを思い出した。前々から気にはしてたが寄ったことが無かったので、そちらにしてみよう。

 亀山ICから伊賀はすぐなので、あっさり到着。中に入ってみると、一部店舗はコロナの影響か休業中だったが、食堂がいくつかあった。価格を見ると、かなり安い。何でこんな良い所今まで寄らなかったんだろう、と後悔する。名阪国道なんて何回通ったか分からないくらいなのに。



 という訳で、日替わり定食にしてみた。何とこれで620円。最近牛丼屋とかもインフレ傾向だが、そちらより安いくらいだ。味も良くて、大変満足した。

 お腹も膨れたところで伊賀ドライブインを出発。セローなのでアップダウンが多い、かつ急坂の名阪国道は少し走りにくかったが、順調に進む。Ωカーブをクリアしたところで無料区間は終わりを迎える。特に行きたい所も無く、時間に余裕もあるので天理ICを降りて下道で向かうことにした。

 地図等無くてもひたすら西に向かえば到着する気がしたが、都市部を主に走るため効率的に行くためGoogle先生に連れていってもらうことにした。昔は根性で地図だけで行っていたが、バイクだと細かく地図を見るのは大変だし、地元の裏道なんかは流石に分からない。なので、最近は都市部と夜間に関してはGoogle先生をよく使っている。相変わらず、ツーリングに適した所まで行ければ、断固として地図だけで移動することは心がけている。

 Google先生の指示に従って進んで行くと、西名阪道法隆寺IC近くに出た。随分前から給油警告灯が出ていて、余裕で大阪まで走れると思っていたが、思ったより点灯するのが早かった。やはりキャンプ道具満載が効いているのだろうか。大阪までは多分行けるだろうが、どうせ翌日は大分市内辺りで給油しようと思っていたので、ここで粘ってもあまり意味は無い。とは言っても、Google先生が変な道ばかり連れて行くので中々GSが見つからなかったが、ようやく法隆寺ICの近くにあった。

 ポイントが倍のENEOS・出光ではなかったのが不服だが、仕方ない。これからしばらく堤防を走り続けそうなので、給油をしておく。

 バイクのお腹を満たした所で、出発。この辺では時折渋滞も発生していたが、名古屋とかほどではなくまぁ順調に進む。途中のコンビニでコーヒーを飲む。事前の買出しを除いて、これが最後の休憩だろう。

 大阪府に入り、長居公園通に出たところでナビを止める。ここまで来れば後は一直線に走れば大阪南港だ。しかし、コロナ渦で緊急事態宣言が出ているとは思えないくらいの人の量だ。やはり、人口集中するのは良い所もあり悪い所もあるな、と個人的には思った。

 この道は幹線道路の割りに、南海線等の踏切が確か2か所あり、そこで流れが悪くなる。時間に余裕があれば住吉大社や住之江公園でも行こうかと思っていたが、天理から下道を使ったせいか、ちょうど出航90分前に着きそうな感じだ。2年前も同じことを思ったが、今回もスルーして、大阪南港に向かう。南港ポートタウン線の高架の下を走りつつ、フェリーターミナル近くにコンビニがあるのは調査済みだったので、セブンイレブンに寄って夕食や飲み物の買い出しをした。

 相変わらずだが、フェリー内のレストランは高いしかなり混雑するから1人では行きたいとは思わない。なので事前にコンビニで持ち込むのがいつものパターンとなっている。翌朝食は、北九州の資さんうどんに行くと決めているので、夕食のみでOKだ。



 15:30。予定通り出航90分前に買い出しも済ませて大阪南港フェリーターミナルに到着。多少クルマ・バイクが待機していたが、やはり2年前に比べると雲泥の差だ。

 通常だと家から乗船券のQRだけ持ってくれば良いのだが、このご時勢なので入場前の検温をしなければならないため、手指消毒をして受付に向かう。当然熱など無く、無事受付けてくれた。

 台数も少ないせいか、受付後早めに乗船開始された。誘導員の指示に従って行くと、止めたことが無かった一番下の階になった。客室まで上がるのが大変だが仕方がない。もちろん、フェリーに持ち込む荷物は事前に選別していたからすぐ入れた。もう何度も、どころか2020年の年末にGotoでアクセラを載せたばかりなので、名門大洋フェリー場内も慣れたものだ。

 一目散に寝台まで行き、荷物を放り込んで重たいバイクウェアから着替える。いつもなら早速お風呂に入るところだが、出航前というのは結構風呂が混雑する傾向にある。密回避のために今は止めておこう。そんなに汗もかいていないし我慢出来る。

 寝台で横になってゆっくりしていたら、そろそろ出港の時間が近づいてきたので甲板に出てみた。大阪南港は、阪神高速湾岸線がすぐそばを走っているのでアクセスは非常に良い。 



 沿岸係員の方が手を振ってくれている。



 さらば本州!また来週帰ってくる日まで。何回乗っても、出港の瞬間はワクワクが止まらない。これは船旅でしか味わえない感覚だと個人的には思う。寝てれば翌朝には到着してくれる、名門大洋フェリーの存在はありがたい。



 ホバークラフトが船の転回を補助していた。



 もう夕方なので、フェリーは日が沈む方向へ出航していった

 ここで余談だが、関西⇔九州を結ぶフェリーは以下の4社となる。基本は1日1便だ。

①名門大洋フェリー 大阪南港~福岡県新門司港 ※1日2便。
②-1阪九フェリー 泉大津港~福岡県新門司港
②-2阪九フェリー 神戸港~福岡県新門司港
③-1さんふらわぁ 大阪南港~大分県別府港
③-2さんふらわぁ 神戸港~大分県大分港
③-3さんふらわぁ 大阪南港~鹿児島県志布志港
④宮崎カーフェリー 神戸港~宮崎県宮崎港

 関東から九州は、今度新日本海フェリー系列で横須賀港~新門司港というのが増えるが、現状オーシャン東九フェリーしかない。これは徳島港に寄る関係で日数が掛かる。なので、多くの関東民が九州へ訪れる際は結局大阪まで走っていることが多いようだ。どちらにせよ、関西から九州はそこそこフェリーが出ているので、意外と静岡からは朝一で出れば、ほぼ下道でもフェリーに間に合うので行きやすかったりする。高知・山陰などに比べればかなり体・金銭面は良いと思う。

 しかし、これだけフェリー各社が揃っているが、未だに①名門大洋フェリーにしか乗ったことが無い。その理由としては、まず①名門大洋フェリーと②阪九フェリーは似たような航路なので、競合しているため非常に安価だ。名門大洋フェリーの場合バイクを載せて、たったの8,670円だ。高速料金・ガソリン代・宿代を考えると、フェリーの方が安いくらいだろう。

 ②阪九フェリーは若干割高である。フェリー自体は高級感があって評判が良さそうなので、少額の差だから乗っても良いのだが、わざわざ泉大津や神戸の乗り場に行く必要性も見当たらないので、つい名門大洋フェリーばかりになってしまっている。30分だけだが、名門大洋フェリーの方が早く着くので尚更だ。

 ③さんふらわぁは、ハッキリ言うと高い。あくまでも安価な名門大洋フェリーと比較しての話だが。長期連休以外なら色々なプランを使えるので、それだったら使っても良さそうなのだが。。。 志布志港なら利用価値はあるが、大分港・別府港到着なら、新門司港からたかが100km程度なので、名門大洋フェリーで高速に乗った方が安いくらいだし、時間も大して変わらない。100km走行距離が減るのは確かにメリットだが、私の計算だと高速代を考慮しても10,000円くらいさんふらわぁの方が高くつく。それだったらよっぽどじゃない限り、名門大洋フェリー1択だろう。

 ④最後の宮崎カーフェリーは、到着地が神戸なのが若干面倒だが、宮崎港を19:10に出発するので現地の時間がまぁまぁ稼げる。流石に宮崎~新門司まで走ると330kmくらいのようなので、高速料金とガソリンを考えたら良い勝負になる。それだったら走らない時間を確保する方が良いだろう。



 そんなことを考えていたら、港から大分遠ざかった。あべのハルカスと港湾のクレーンが良い感じ。

 これから明石海峡大橋に差し掛かるが、この時期なら差し掛かる頃がちょうど夕暮れなので楽しみだ。

 2020年末に乗った時は、流石冬だったので乗船した時点で既に夕焼けの時間だった。そのため、明石海峡大橋に到達するころには既に真っ暗だったからあまり見れなかった記憶がある。その代わり、神戸の夜景が大変素晴らしかった。同じ航路でも当然、時期によって見せてくれる光景が異なってくる。

 寝台に戻ると周辺に乗客は増えてなかった。一応周りの目を気にして、対面はもちろんのこと反対側の寝台にも予約が入っていない場所を確保しておいたが、これなら快適に過ごせそうだ。対面のベッドも物置として利用する。



 とりあえず腹ごしらえをする。これから九州に行くというのに豚骨ラーメンにしたのは、我ながらチョイスに何も考えていない。まぁ美味しかったので良いのだが、これから豚骨ラーメンの本場に行くのに、と思ってしまった。

 そんなことを思いながら食事を済ませてしばらくゆっくりしていると、夕暮れの時間が近づいてきたので甲板に出る。



 ちょうど淡路島が見えた所だ。



 明石海峡大橋方面に夕陽が沈んでいく。



 反対側には神戸の街並みが見えた。



 広角でデッキも含めて撮影。



 明石海峡大橋を走るクルマもたくさん見えた。



 もう少しでくぐる。



 レアな明石海峡大橋の裏側。

 遠くから見るとフェリーなんて止まっているようだが、実際乗ってみるとあっという間に過ぎていった。



 大好きな排気塔の背景に明石海峡大橋。



 このデッキに夕陽が当たって反射する光景が素晴らしい。



 残念ながら雲が多くて、沈む夕陽は見えなかった。それでも旅初日から素晴らしい空を見せてくれた。

 もう甲板には出ない予定だったので、風呂に入ることにしよう。浴場に行ったら、何とロッカーが空いていなかった。どうやら、物理的にロッカーを間引きして、空いてなかったら密だから使うな、という意思表示のようだ。これは分かりやすくて大変良いと思う。仕方ないので、しばらく待った後に行ったら空いていたので、風呂に入る。

 新日本海フェリーのように露天風呂もサウナも無いが、足を伸ばせられる浴槽があれば十分だ。人数制限もあるので、ゆっくりダラダラ。という訳にはいかないため、ある程度浸かったところであがることにした。

 これで後は特にイベントは無い。瀬戸内海のフェリーなので、客室内は厳しいが廊下に出れば電波は十分入るので、スマホを眺めながらPCを取り出し出費管理をする。今回はホテル泊が多いので、出費管理もこまめに出来ることだろう。

 翌日は5:30に新門司港に到着するので、4:30くらいには起きることになる。本当は、2020年末にトライして失敗した、山口県大津島・牛島の対岸取りにチャレンジしたいところだが、成功する気がしなかったので早く寝よう。山口県なので、実家帰る前などに寄ることは出来るだろう。

 翌朝起きればもう九州だ。やっぱり寝ている間に運んでくれるフェリーは助かるし、旅情感があって大好きだ。今回はどんな旅になるか。予定を頭で考えながら横になり、22:00頃眠る。

宿泊地:名門大洋フェリー内
風呂:名門大洋フェリー内

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