2012年08月18日
明治維新の頃、最後のサムライと言われた人が居た。
河井 継之助だ。
越後長岡藩牧野家の家臣だった。のち紆余曲折を経て家老上席、軍事総督職についた。河井が北越戦争で死んだ時、侍は死んだ。と言う人が居た。
ウィントン・マルサリスと言う人が居る。
この人が最後のジャズマンだろうな。と僕は思う。彼が80年代にハービーハンコックと一緒に来日して、ステージでトランペットをふいた時、腰を抜かすほど凄かった。
多分、バードランドでアート・ブレイキーの楽団に入ったクリフォード・ブラウンがトランペットをふいた時、皆が腰を抜かすほど凄かった。と言ったそうだがそんな凄さがウィントン・マルサリスにもあった。
この曲はもうフリージャズの先にあるジャズと言っても良いだろう。
Wynton Marsalis~Green Chimneys
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そして日本に来て、ハービーハンコックと一緒にやった「アイ・オブ・ザ・ハリケーン」は“シビレタ”としか言いようがなかった。
ウィントン・マルサリス
この人がいなくなったら、あの時代のジャズマンは誰もいなくなってしまうのだろうな。
Posted at 2012/08/18 22:05:36 | |
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2012年08月18日
JAZZを聴く時や場所はさまざまある。
移動中、電車の中や歩行中はi podのお陰でジャズが聴ける。
車の中ではCDが、家の中ではレコードプレーヤーがそれを奏でてくれる。
しかし一番リラックスした時間に本当に音色を聞き分けるつもりで集中して聴くなら家が良い。
JBLのスピーカも、モンスター・ケーブル・ヘッドホンも最高にいい音を提供してくれる。
しかしそんな趣味を満喫する時間に、ジャズだけでは物足りない。
ジャズの隣にあるもの。あってほしいもの。それは珈琲だ。
美味しい珈琲と共にジャズがある時間は幸福に満たされた時間と言える。
近年、日本にスターバックス珈琲が上陸し、タリーズ珈琲が入植して以来、珈琲という文化はすでに文明化した。旨い珈琲がそこここで頂けるのは喜ばしい限りだ。
スターバックスもタリーズもアメリカのシアトルから来た。西海岸北部はアメリカの珈琲産業をになう、アメリカン珈琲の聖地となった。しかし今珈琲産業はさらに北上し、サンフランシスコからポートランドにまで至った。
アメリカで、人気があるのはスタバやタリーズの様なメガチェーンストアーではなく、私の街。にある珈琲店。なかでもとりわけ人気が高いのがサンフランシスコの『Four Barrel Coffee』
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そしてポートランドのACE HOTEL(CASAブルータスの表紙になったのでほとんどの人が知ることとなった)の中にある『Stamp Town Coffee』さらに 『Blue Bottle Coffee』も有名だ。
こうした“小さな美味しい珈琲屋さん”がアメリカには現在沢山出来ており、それぞれが美味しい珈琲とすてきな空間を提供するバリスタ達によって、街に住む住人をひきつけ、喜ばせている。
コミュニティーの場所としても珈琲ショップと言うのは格別に素敵な場所だ。
珈琲とジャズ。
僕に最も幸せな時間を提供してくれるこの二つがこの世の中にあるだけで生きて行ける。
それが両方揃う週末は至福の時間だ。
東京には、僕の行きつけの珈琲ショップがある。
そこは原宿と千駄ヶ谷の中間点にある「BE A GOOD NEIGHBOR」だ。
「いつもの」と言わなくても、私の顔を見ると、「いつものでよろしいですか?」と問いかけてくれる。
そんな親しい店だ。このお店の本当に美味しいHOT COFFEEは私にとってのHOT STAFFだ。
Come Together by BLACK COFFEE
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Posted at 2012/08/18 14:08:39 | |
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2012年08月18日
今年の冬休みは西海岸に行く予定が立っているので、夏休みは国内で過すことにした。
アメリカには十数年前に年に4回、それも4年連続で行っていたのでかなり色々なところを見て回ったが、それ以来ぱったり行かなくなったので実に久しぶりだ。是非この冬は旧友を訪ねてみたい。
さて、夏休みだが、
我が家には犬が居るので国内旅行の場合、これを連れて泊まりに行かなければいけない。
“犬連れ”にやさしい、つまりドッグフレンドリーなホテルと言うのが日本にはまだ少ない。
あればあったで、何とも主婦の友にでも掲載されそうな、過剰なプリティー部屋だったり、どう見てもニセモノのプロバンススタイルだったりで満足のゆくものは少ない。そんな中私がお薦めできるホテルが関東近郊に二件ある。
一件は強羅にある「ハイアットリージェンシー箱根 リゾート&スパ」のドッグ フレンドリー ルーム
ここは部屋が広いのもさる事ながら、ドッグ用のシャワールームまで完備している。
温泉につかりながらゆっくりと犬連れ旅行を楽しめる安近短な近場のスポットだ。
お薦めはこのホテルにある、「リビングルーム」と呼ばれるラウンジだ。
秋冬のシーズンだったら暖炉が楽しめ、そのほかの時期は窓越しに見える中庭が楽しめる。
宿泊客は、夕暮れ時の一時間だけのサービスではあるが、シャンパン・ビール・ワインを無料で提供してくれる。良い気分にしてくれる素晴らしい演出だ。
食事は館内にある 「ダイニングルーム -鮨-」
犬を部屋に残して遠くまで行けない場合、このホテルの中のレストランは重宝する。
ここでは、お任せで握ってもらうのが丁度よい。飲んで酔っても部屋は館内だから、すぐに部屋まで辿り着ける。運転の心配もいらないので、旨い握りと日本酒を存分に楽しめる。
なによりも上質という点ではこれ以上のホテルはない。
それからもう一件は小淵沢にある星野リゾートの「リゾナーレ」だ。
こちらはマリオ・ベリーニ(イタリアの建築家)がデザインしただけの事はある、小さな美しい街のようなホテルだ。ピーマン通りと呼ばれる小道がホテル内を貫き、レジデンシャル棟とホテル棟に二分される。
ここの売りは「イルマーレ」と呼ばれるプールだ。この波が出るプールは子ども連れには申し分ない演出だ。しかも一部にはジャグジーなどの設備もある。
ホテルのお風呂も温泉ではないのだが、デザインはクライン・ダイサム(クラインさんとダイサムさんでやっているデザイン事務所。彼らは日本で活躍している)が造った。面白いつくりだ。
小淵沢は静かでホテル周辺には何もない。だから裏山の様な白樺の森を犬を連れて散歩をしたり、館内のプールで遊んだり、ホテルを満喫するに限る。ブックス&カフェも館内にあるのでここで飲むオーガニック珈琲を本と一緒に楽しんで過すのが良い。
ピーマン通りには数件のお店が軒を連ねる。カフェ、軽食、雑貨屋さん。
中でもこの通りにあるコーヒーショップ、丸山珈琲はお薦めだ。
なによりも快適という点ではこれ以上のホテルはない。
さて、なにはともあれ明日から三泊で出掛けてくる。
もっともっと、日本国内に犬連れ、子ども連れで楽しめる場所を誰か作ってくれないだろうか。
Norah Jones - Here We Go Again - Ray Charles
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Posted at 2012/08/18 13:30:51 | |
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2012年08月18日
Gregory Porter - Black Nile @Straight Up Jazz
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このブラックナイルと言う曲は“ボーカル用”に作曲された曲ではない。
だからボーカリストが“メイン”になって編成されたのはこのグレゴリー ポーターが最初だ。
グレゴリー ポーターはいかにもNYのブルックリンから出て来た。という風貌をしている。
元々、この曲は1964年にウェイン・ショーターによって創られた。
彼のアルバム「ナイトドリーマー」にはこの「ブラック・ナイル」が入っている。
このアルバムはウェイン・ショーターの魅力が満載のアルバムなのでお薦めだ。
メンバーを明記しておく。
Lee Morgan (tp); Wayne Shorter (ts); McCoy Tyner (p); Reggie Workman (b); Elvin Jones (d).
さて、2010年に、このGregory Porter のアルバム「WATER」を買った。
そこに入っていたのがこの動画の「 Black Nile 」だった。スキャットが効きまくった良い曲だった。
YOU TUBEの動画は、ロッテルダムで行われた。Straigth Up Jazz festivalだ。
ジャズボーカリストと言うと女性。と言うのが僕の固定概念で、男が柔らかくジャズを歌うのを好ましいと思って聴いた事はなかった。ハニー・コニックJr.の甘いルックスは良いとしても、その歌を車中で聴こうとは思わない(※甘いマスクのハリー・コニックJr.、ハリーとハニーをかけた事をお断りしておきたい)
所がこのグレゴリー ポーターはそんな“いかにも”な甘さがない。
本当の意味でソウルフルだ。この“ソウルフル”と言う表現方法は彼の為に準備された言葉のように思える。
静かなウェインショーターのブラックナイルも魅力的だが、グレゴリー ポーターのソウルフルな動のブラックナイルもなかなか素敵だ。彼が歌い続ければ、いつか、必ずやグラミーを受け取る事だろう。
Posted at 2012/08/18 11:53:15 | |
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