
Köln?
さて何と読むのだろう?
正解はケルン。 そうドイツ、ケルン大聖堂のある、あのケルンだ。
この美しいピアノの曲はキース・ジャレットがドイツのケルン、オペラ劇場で行った、完全即興演奏によるピアノのソロ・コンサートだ。PART 1~4まであったかと思う。
折に触れて この長いソロ -ある意味コルトレーンに匹敵する長いそのソロ- を聞くと心が安らぐ。
所でケルンにある大聖堂はゲルハルト・リヒターによるモザイクのステインド・グラス( 画像 )
が多用されていて、そのたたずまいは何ともいえず新しい美しさの概念を内包している。
それはモダンアート(リヒター)とオールドファッション(教会)の創造性を伴った未来志向が垣間見える関係とも言える。
教会建築のあり方と、芸術との新しい接点を見出した、いかにもバウハウスデザインが花開いたドイツらしい素地を持つこの教会があるケルンで、キース・ジャレットの奏でる音色はヴィム・ヴェンダース監督が『ベルリン・天使の詩』で切り取ったあのドイツのどこまでも高く、青い空の色に溶け込んでしまいそうだ。
美しいモノは、常に調和を持って訪れる。
Keith Jarrett (1975) - The Köln Concert: Part I
Posted at 2012/09/12 23:28:40 | |
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